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市長インタビュー 2期目(平成25年)

 平成25年2月20日に2期目のスタートを切った菅市長。これまでの4年間を振り返り、これからの4年間の展望を紹介します。

住んでよかったと実感できるまちづくりを

マニフェスト・55の総点検

4年間を振り返って

今治市長 4年前の就任当時は5つの「底力」を軸とした55のマニフェストを提案しました。世界的に「100年に一度の大恐慌」といわれ、景気低迷、消費の冷え込みは今治市にも大きな影響を与えました。このようなときだからこそ、強いリーダーシップを発揮し、行財政改革の徹底と福祉・医療、雇用対策に全力で取り組むことを市民の皆さまにお示ししたわけです。


5つの底力とは

 思い切った行財政改革と市民サービスの向上を目指した「行政力の底力」と、市民こそまちづくりの主役である「市民力の底力」、格差の是正と地域の活性化に主眼を置いた「地域力の底力」、今ある産業の振興と新たな活力を創出する「産業力の底力」、そして、教育、文化、スポーツの充実を図る「教育力の底力」を掲げました。この5つの底力を軸に、高齢者や障害がある方への福祉の拡充や子育て支援、そして、地球環境にやさしいまちづくりなども、広く訴えてきました。

マニフェストの達成率は

 絵に描いた餅とならないよう、マニフェスト達成のための80の事業に取り組み、95パーセント以上が目標を達成しています。その主な事業を項目別にご紹介します。

市長マニフェスト実施計画(PDF 795KB)

1 行政力の底力

  1. 全ての職員が市の業務に関して創意工夫を凝らした業務改善や職員提案に取り組む、「ひとり1改革運動」を行ってきました。平成22年度から23年度には、564件の職員提案があり、2,209件の業務が改善されています。
  2. 皆さまに市政を身近に感じてもらい、参画していただく「市職員による市政出前講座」を行っています。現在、78件のメニューがそろっています。
  3. 3月末から4月初めまでの繁忙期に本庁市民課窓口の臨時開庁と臨時時間延長を実施し、来庁者の利便性の向上を図っています。

2 市民力の底力

  1. 障害児とその家族の孤立や不安を解消するために、平成22年度から障害児子育てサロン事業に補助金の交付を始めています。
  2. NPO法人の設立や運営を財政面から支援するため、税負担の軽減措置を講じています。
  3. 皆さまの知識や技能、経験を発揮していただく「まちづくりサポーター制度」を取り入れ、現在、9人の方と6団体の登録があります。

3 地域力の底力

  1. 地域の実情や住民が求める行政サービスを把握するため、市長の11支所巡回勤務を行い、地域が抱える諸問題について話し合っています。
  2. 支所の一体的な自立的発展を推し進めるため、地域活性化推進協議会を設立し、同協議会の活動支援として平成21年度から補助金の交付を始めました。
  3. 支所庁舎の空きスペースを地域住民活動の場として活用できるよう進めています。

4 産業力の底力

  1. 日本一の海事都市として、海事産業の振興から文化の醸成など「海のまちづくり」を展開しています。ちなみに「バリシップ2013」は5月23日(木)から25日(土)まで、テクスポート今治などで開催される予定です。
  2. 多くの都市機能が集積している中心市街地を、人が「住む」「来る」「活(い)きる」まちとするため、平成23年度に「今治市中心市街地再生協議会」を設立し、中心市街地活性化事業を実施しています。
  3. 今治タオルのさらなるブランド化を進めるため、フィンランド・ハビターレの展示会からイタリア・ミラノの見本市に出展し、世界へ販路を拡大する取り組みを支援しています。

5 教育力の底力

  1. 児童が、自分たちで栽培し収穫した野菜を給食食材として使用する「地産地消の体験学習」の機会を設け、「食」に対する理解を深めてもらっています。
  2. 「いじめ相談ホットライン」を開設し、電話やメールによる相談に応じています。
  3. 平成29年開催予定の愛媛国体を踏まえ、スポーツ施設整備計画に基づいた施設整備を進めています。

 なお、子育て支援では、子育て応援ヘルパー派遣事業や子ども医療費無料化の制度を小学生の入院まで拡充しました。高齢者、障害者福祉では、クアハウス今治などを利用した健康づくりを進め、障害がある方へは障害者相談員を設置し、相談や訪問を行っています。また、指定管理者制度適用施設での障害がある方の雇用拡大を図っています。さらには、地球環境にやさしいまちづくりとして、各小中学校へ太陽光発電システムを随時導入しています。このほかにも市民全体で省エネ、省資源に取り組む「市民エコライフコンテスト」を行っています。

 以上がこれまでに実施した、あるいは現在も進めている主な事業です。企業の誘致など現在計画を進めているところもありますが、これからの4年間はさらに、「未来を拓く7つの『いまばり』づくり」を掲げ、飛躍する今治市像を描いています。

未来を拓く7つの「いまばり」づくりとは

未来を拓く7つの「いまばり」づくり、その内容は

 市民だれもが今治を愛し、そしてみんなが幸せに住み続ける「いまばり」を築くための柱となるもので、その内容をご紹介します。

1 「いまばり」の顔づくり

 市民のだれもが今治自慢をできるような今治の魅力を伸ばします。

2 「いまばり」の安全安心づくり

 いつ起きるか分からない大災害に対しても、市民が安心して生活できる危機管理体制を築いていきます。

3 「いまばり」から青い地球づくり

 美しい環境を守るために、環境問題に積極的に取り組みます。

4 「いまばり」の元気づくり

 地場産業の育成、企業誘致などを進め、活気を取り戻します。

5 「いまばり」のやさしさづくり

 安心して子育てができる、安らぎをもってお年寄りが暮らせるまちとします。

6 みんなが参加する「いまばり」づくり

 市民と行政が協働して、問題の解決に取り組めるまちとします。

7  こころ豊かな「いまばり」づくり

 未来を担う子どもたちが豊かな人間性を備え、たくましく育つことができるようにします。

 この7つの「いまばり」づくりを基本に山積する課題にも挑戦していきます。

みなと再生、新クリーンセンター、旧大丸跡地

 今治港のみなと再生、新クリーンセンターなどの大型事業につきましては、皆さまのご理解とご協力のもと事業を進めていきます。旧大丸跡地につきましては、平成25年3月5日に今治大丸跡地対策委員会で「まちなか居住」をコンセプトとした3案がとりまとめられました。今後、具体的に動き出すものと期待しています。さらには企業誘致を含めた新都市も担当部課だけでなく総力を挙げてこの問題に取り組んでいきます。
 また、平成26年度は合併して10年を迎えます。皆さまが合併して良かったと実感できるまちづくりを進めていきます。さらに高虎サミットや瀬戸内しま博覧会、しまなみ海道本線を使った世界的なサイクリング大会などビッグイベントが目白押しです。ボート、バスケットボールなどの6つの競技(種目)が今治市で開催される、平成29年の愛媛国体の会場整備にあわせて、大新田公園や市営中央体育館などの施設の改修も進めていきます。

行財政改革への英断

英知を結集して市民に問う

 財政状態が厳しい中、引き続き行財政改革を推し進めなければなりません。特に合併特例期間が終了する平成27年度から段階的に地方交付税が減額することとなり、さらには激変緩和期間が終了する平成32年度以降は、今以上の事務事業を維持すること自体が困難となることが予測されています。そのためにも、人件費の削減や補助金、公の施設の今後の在り方など、あらゆることに英断を下さざるをえなくなります。もちろん安易に削減の道を選ぶのではなく、プロジェクトを立ち上げ、全ての事務事業の見直しを進め、皆さまに問いたいと考えています。

愛郷無限を貫く

信条は郷土を愛する心

今治市長 これまでたくさんの市民の皆さまとお会いして感じたことは、皆さまの「ふるさとを大事にしたい」という思いです。バリィさんや焼豚玉子飯をはじめ、さまざまな場面場所で今治を愛する気持ちで活躍されている方がいます。私自身、座右の銘として郷土を愛する「愛郷無限」という言葉をもって市政の運営を行ってきました。これからも、綿々と培われてきた地域の歴史や文化、人の営みから、世界に誇れる美しい自然を50年、100年後にも引き継いでいけるよう、そして、住んでよかったと実感できるまちづくりを皆さまが共有できるよう、「今治丸」の舵取りに全力で取り組んでまいります。