寄せられたご意見と回答(令和4年8月)

高齢者の移動手段について

内容

 高齢者にとって移動手段の問題は切実で大きな問題です。免許を返納する、身体的に自転車も乗れなくなる等移動手段が無くなると社会とのかかわりも少なくなり、閉じこもり、認知の進行も進みます。
 誰も乗っていないバスをよく見かけます。停留所まで行くことができない高齢者にとってはバスに乗ることは難しいです。小さな地域で病院やスーパー、支所などを回ってくれるオンデマンドバスは大変ありがたいです。家の近くまで来てくれて生活圏を回ってくれるとヘルパーさんにお願いしていた買い物の必要がなくなり、外に出る機会を作り、自分で選ぶ喜びも得られ、介護保険の利用も控えることができ、住み慣れた地域での生活が継続ができます。どうぞ、オンデマンドバスのご検討をお願いいたします。
 市の財政のためには外から来ていただくことは大切と思いますが、今後増え続ける高齢者の住み慣れた地域での生活を守ってください。お願いいたします。

(令和4年8月26日受付 市内 70代以上)

回答

 本市のバス路線は、これまで今治駅を中心として、市内全域を放射状に幅広くカバーする交通ネットワークとなっており、まちづくりを推進するうえで、大変重要な役割を担っております。
 しかし、沿線の人口減少に加え、コロナ禍での外出自粛による利用者の減少、さらには原油価格の高騰で経営難に拍車がかかり、一部の路線におきましては、再編を考える必要が生じております。
 現在、既存バス路線の維持だけでなく様々な公共交通の可能性を模索しており、例えば、本年3月31日をもってバス路線の廃止・縮小となった朝倉地域および吉海地域におきましては、翌4月1日から、民間事業者によるデマンド型交通(乗合タクシー)の実証運行(10月から本格運行予定)を開始し、通院や買い物、支所などへの移動手段として、住民の皆様にご利用いただいているところでございます。
 ただ、このデマンド型交通(乗合タクシー)におきましても、持続的な移動手段として存続させていくためには、単にバス路線の代替という考え方ではなく、本当の地域ニーズに合った形で、かつ採算性も考慮しながら、見直していく必要もあると考えておりますので、利用状況や利用者の声なども参考に、今後の検討課題としていきたいと思います。
 今後とも、市民が真ん中の視点に立って、住民の皆様とともに、地域の実情やニーズに適した、持続可能な公共交通ネットワークの構築に向けて検討を進めてまいりますので、ご理解、ご協力いただきますようお願い申し上げます。

高齢者の住宅改修に補助はありませんか

内容

 市長さんのご活躍、今治市民の端くれとして大変うれしいです。どうか、お身体に気をつけてくださいね。
 さて、私たちは後期高齢者ですが、まだまだ施設のお世話にならないように、頑張ってみようと思っておりますが、ここ最近、いろいろ身体的に困るところがでてきました。
 家をアッチコッチ直したいですが、介護支援申請しないと補助がでません。
 頑張る人に何も手当はないのでしょうか。
 私たちは2階で過ごすのは危ないため、下の部屋を改造したいのです。何か、申請することはできませんか。頑張る老人は、人に頼らないといけませんか。
 そんな補助があっていいのではと、お忙しいと思いますが、老人の勝手なお願いでございます。
 市長さんも、コロナ対策で大変でしょう。暑い中お身体に気をつけてくださいね。

(令和4年8月19日受付 市内 70代以上)

回答

 多くのご高齢の方が、住み慣れた地域で元気にお過ごしいただいていることで、地域の絆が受け継がれ、市全体の活力が向上しておりますことに対し、まずはお礼申し上げます。
 ご指摘のとおり、介護保険事業では、要介護や要支援の認定を受けた方の住宅への「手すりの取り付け」や「段差解消」など、一定の改修に対する費用の支給制度がありますが、介護認定を受けておられない方に対しては、市としての補助制度を設けていないのが現状でございます。
 しかし、高齢の方の多くが自宅での生活を望み、退職後の期間も長期化する中、高齢期を迎える前の可能な限り早い段階で、住まいのあり方や住み方を選択することが重要であり、ご自宅の改修は有効な手段であると考えられています。
 このため、国土交通省では、高齢期の生活に適した住まいの改修ガイドラインを取りまとめるなど、改修促進に取り組んでおり、また、住宅金融支援機構からも、満60歳以上の方を対象としたリフォーム融資などが提案されてございます。
 本市としましても、高齢の方々が、住み慣れた地域で安全・安心して生活していただけるよう、地域全体で支え合う自助・共助・公助の仕組みなども含め、在宅生活を長く続けていただくためのサービスについて検討を進めてまいりますので、これからも何なりとご相談くださいませ。
 残暑厳しい折から、くれぐれもお身体にはご自愛ください。

伯方ビーチのシャワーを有料にしてほしい

内容

 伯方島の伯方ビーチでのシャワーの利用を有料にしてほしいです。
 今は無料で使い放題ですが、台ダムの貯水量が減って、島民が節水している時も、観光客等 海水浴の利用でシャワーの水を無駄遣いされると、意味がないです。渇水した時に困るのは島民です。
 そして、シャワーの利用料は何かしらの形で島しょ部に還元してほしいです。
 コロナ禍で、県外ナンバーの車が多い伯方ビーチには地元の人達はなかなか泳ぎに行けず、島内のシャワーなど設備のない、整備もされていない海岸で泳いだりしています。
 観光客を集客するのも大切なのかもしれませんが、その影響で島民が生活しにくくなるのは納得がいきません。
 せめて、利用するならシャワー代金くらいは払って欲しいです。

(令和4年8月10日受付 市内 40代)

回答

 当海岸は、「伯方島にとって、砂浜は大事な観光資源」との思いで整備され、夏場の海水浴場としての利用をはじめ、地元の伯方夏祭り、また、日本全国から選手が集う伯方島トライアスロンなど、市内有数の魅力的な誘客空間として幅広く活用されております。
 島民の方々には、「島を元気にしたい」という熱意のもと、イベントボランティアへの参加など、多大なご協力をいただいておりますことに深く感謝を申し上げます。

 現在、多くの方にビーチを利用していただいている状況の中、シャワーの有料・無料について様々なご意見があることは認識してございますが、市としましては、地元児童などが手軽に楽しめる、また、本市へお越しいただける観光客をおもてなしの心でお迎えする施設の一つとして、引き続き無料で提供したいと考えています。
 一方で、ご指摘のとおり、ダムの貯水量が少ない状況であることから、利用者の皆様には、さらなる節水にご協力をいただくよう啓発にも努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

市役所のエアコンと節電について

内容

 先日、市役所に手続きに行って二時間待ちました。
 その間、余りにクーラーが良くききすぎ、驚きました。
 全国で節電をうたっている今、こんな状態で良いのですか?
 疑問に思いました。どうなっているのでしょう。

(令和4年8月4日受付 市内 60代)

回答

 政府からは、国民・事業者の皆様に、生活や経済活動に支障のない範囲において節電への協力が求められている中、本市としましても、廊下や階段等における蛍光灯の数を減らすほか、部分消灯の実施、未使用時の消灯の徹底などに取り組んでいるところです。ご指摘の空調設備につきましては、建築から60年以上が経過した市庁舎本館は、空調設備に温度設定機能が無いため、温度の微調整に苦慮しているのが現状でございます。
 来庁者の方々のお声や職員の意見を参考に風量を調整しているところではありますが、暑すぎず、寒すぎない範囲で、来庁者の方がご不快に感じることのないよう、さらには熱中症等にも配慮しながら、今後、より細やかに対応してまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 なお、メールの中で「手続きで二時間」との記載がございました。手続きの内容にもよると思うのですが、お待ちいただく時間が長いと感じます。もしよろしければ、今後の窓口業務の改善につなげてまいりたいと考えますので、具体的な手続きの内容などをお知らせいただけますと幸いでございます。

物価高騰に対する子育て支援をお願いします

内容

 コロナが長期化し、ひとり親世帯や非課税世帯には国から幾度となく支援がおこなわれていますが、その他の子育て世帯にも支援をお願い致します。
 我が家は、上は高校生から下は1歳の子供が4人います。コロナ禍で夫の仕事は全く残業がなくなってしまいました。副業も認められておりません。毎月生活費は赤字続きです。蓄えももうありません。物価はどんどん上昇し最近のニュースは食品や日用品の値上げばかりです。
 国はなかなか課税世帯に支援をしてくれませんが、課税世帯でも子供がたくさんいる場合は厳しいです。独自に物価高騰に対する子育て支援をおこなっている県や市がありますよね…今治市も少しでよいので考えていただけませんか?夏休みは食費の負担が増えます。
 どうか宜しくお願い致します。

(令和4年8月1日受付 市内 40代)

回答

 これまでのコロナ禍に加え、国際情勢の緊迫化による物価の高騰は、市民生活に直接的な影響を与えるものであり、子育て世帯の皆様からも、家計等のやりくりに苦慮されているという声をいただいております。
 本市におきましては、子育て世帯に対する経済的支援策としまして、

  • 新生児を養育する子育て世帯を応援する「子どもが真ん中応援券事業」
  • 紙おむつの購入にかかる経済的支援を行う「愛顔の子育て応援事業」
  • 市内の商店や企業の協力を受け、子育て世帯の経済的負担の軽減を図る「子育て世帯買い物応援事業」

など、世帯収入を要件としない事業を実施してまいりましたが、6月の定例市議会におきましては、小中学校や保育所等の給食食材の高騰に対する支援事業等を決定したところでございます。

 しかしながら、今後、影響の長期化が見込まれるため、現在も様々なお声やご意見を聞かせていただいており、引き続き、子育て世帯の経済的負担の軽減や、支援サービスの拡充、仕事と子育てを両立できる環境整備など、支援を必要とする世帯に寄り添った取り組みをしっかりと検討してまいります。

直進しやすいよう車線表示を変更してほしい

内容

 県道156号から今治新都市方面へ向かう際、国道196号と交わる交差点の手前では、事前に進行方向別通行区分の標識が建っていないのと、左車線を走っている時、そのまま左折になってしまう。新都市方面に行きたい場合は直進になるので、右車線に入らないといけない。入りにくい時もあったので、直進左折レーンが1車線、直進レーンが1車線、右折レーンが1車線に変えてください。

(令和4年8月1日受付 市外 20代)

回答

 ご指摘の件につきましては、愛媛県公安委員会の管轄となるため、ご意見を今治警察署へお伝えし、今治市と警察の職員が一緒に現地確認をさせていただきました。
 この交差点は、現在、直進してインターチェンジや今治新都市へ向かう車よりも、左折する車のほうが多いため、交差点全体の交通量を勘案し、一番左を左折レーン、中央を直進・左折レーン、一番右を右折レーンに規制している状況でございます。
 そのため、規制変更につきましては、今後、直進車が増加するなど状況の変化があった場合に議論することとなりますが、現状ではドライバーから見て進行方向が分かりにくいため、路面に表示している進行方向の矢印について、公安委員会のほうでレーンが早めに分かるような改良等を検討していくとの回答を得ております。
 市内には国道・県道・市道などが存在し、道路によって管轄の違いはありますが、互いの道路管理者と警察をはじめとする関係機関が連携し、皆様が安全・安心に通行できる環境の確保に努めてまいりますので、今後もご理解、ご協力をお願い申し上げます。

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