トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成21年 8月臨時会

施政方針・あいさつ集

平成21年 8月臨時会

 本日、第5回臨時市議会を開催いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集賜り、開会の運びに至りましたことを厚くお礼申し上げます。

 初めに、夏を熱く彩る今治市民のまつり「おんまく」が1日、2日の両日に亘り、しまなみ海道開通10周年を記念して例年にも増して盛大に開催されました。しかしながら、1日早朝には時間雨量50ミリを超える豪雨があり、大規模な災害の発生を心配していたところでございますが、一部地域での被害はございましたが、無事「おんまく」を開催することができました。開催できる喜びと同時に、改めて危機管理の重要性を強く認識したところでございます。

 「おんまく」を通じてのこの2日間、今年の祭りのポスターなどにも謳われておりました「笑顔の輪」、そして地域や世代を超えた数多くの新しい交流や一体感が生まれたのではないかと感じているところでございます。また、「祭り」にかける情熱・エネルギーがこれからのまちづくりの原動力・底力につながっていくものと大きな期待を寄せているところでございます。

 この祭りを企画運営し、盛り上げていただきました、今治市民のまつり振興会、商工会議所をはじめとする多くの関係者の皆様方に改めて厚くお礼を申し上げる次第でございます。

 さて、市民の皆様方もご心配されました新型インフルエンザについてでございます。世界規模で感染が拡がり、我が国でも5月16日に神戸市で国内初の感染が確認され、その後の関西地方を中心とした感染の拡大に続き、本市でも6月17日に最初の感染が確認されました。
 こうした市内での発症に即応するため、直ちに新型インフルエンザ危機対策本部による会議を開催し、警戒態勢を強化するなど、迅速かつ万全の対策を講ずるよう指示するとともに、新型インフルエンザ市民相談窓口を市民会館に設置し、防災無線、広報車等を通じ、正確な情報に基づく冷静な対応を市民へ呼びかけました。
 幸いにもこの時には感染の拡大はなかったものの、7月31日には、市内県立高校で新たな感染も確認されているところでございます。今後、本格的な発生が予想されます秋冬の時期に向けまして、現在、新型インフルエンザ対策行動計画の策定作業を行っているところでもあり、保健所、医師会など関係機関との連携・協力体制を堅持し、万全な対応策を構築して、市民の皆様の安心安全確保に努めてまいりたいと考えております。

 さて、今議会に提案いたしました案件は、国の「経済危機対策」の補正予算に呼応したもので、国の成長戦略の一つとして「低炭素・循環型社会を構築する低炭素革命」や女性への健康支援の拡充など行う「健康長寿」、また、「安全・安心の実現」、「少子高齢化社会への対応」、「地球温暖化対策」、「その他将来に向けた地域の実情に応じた地域活性化等に資する事業」に対する地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した予算が中心となっておりまして、補正予算案が4件、その他の議案が2件、報告が1件の、合わせまして、7件でございます。

 その主な内容でございますが、「低炭素革命」に関わるものといたしまして、国の「スクール・ニューディール」構想に基づき、いわゆる学校施設における太陽光発電による自然エネルギーを利用するための省エネ改修やデジタルテレビや電子黒板等の情報通信技術環境の整備等の一体的な実施などによりまして、「21世紀の学校」にふさわしい教育環境の充実を図り、環境・エネルギー教育の教材とすることや、最先端の情報通信技術を駆使したわかりやすい授業を実現しようとするものでございます。

 次に、「健康長寿」実現策としての女性特有のがん対策でございます。これは、一定の年齢に達した女性に対し、子宮頸がん及び乳がんの検診料の自己負担を免除する措置を講ずる、いわゆる無料クーポン券を配布することによりまして、女性特有のがん対策を推進するものでございます。

 続きまして、地域活性化・経済危機対策臨時交付金を活用した事業についてでございます。
 まず、「安全・安心の実現」分野では、重度障害者世帯や要介護高齢者世帯を対象といたします火災警報器給付事業でございます。今治市火災予防条例で規定する設置基準に基づき、必要な火災警報器を設置することによりまして、身体的弱者の火災による事故を防止し、福祉の向上を図ろうとするものでございます。
 この他にも浸水被害の防止に向けました土地改良事業や河川浚渫工事、今治商店街協同組合が実施いたしますアーケード緊急安全対策事業への補助金や福祉施設等へのスプリンクラー設置事業、そして、今後の新型インフルエンザ発生に対応いたしました備蓄用のマスクの購入など、市民生活の「安全・安心の実現」を図ろうとするための予算を計上させていただいております。

 次に「少子高齢化社会への対応」でございます。
 国の放課後児童クラブガイドラインに基づきまして、登録者数の多くなった児童クラブのプレハブ増設工事を行おうとするものでございます。これによりまして、児童クラブとして適正な活動スペースを確保し、児童が安全で安心して活動できる環境整備を行おうとするものでございます。このほかにも、高齢者や障害者の方々が安全かつ快適に利用できるよう波方公民館へのエレベーターの設置を行うなど「少子高齢化社会への対応」を図ろうとするものでございます。

 続きまして、「地球温暖化」対策についてでございます。
 老朽化した本庁及び支所の共用車を低公害車に更新することや現在私が使用しております市長車につきましても、マニフェストにも掲げましたとおり、より環境負荷の少ないハイブリッドカーへの切り替えを行おうとするものでございます。

 最後になりましたが、「その他将来に向けた地域の実情に応じた地域活性化等に資する事業」でございますが、地方税電子申告等システム導入事業を行うことによりまして、本年12月から法人市民税、償却資産の電子申告や給与支払報告書の電子化に対応しようとするものでございます。このほか、市単独道路改良事業や公共道路改良事業などで行う橋りょう整備工事など地域活性化に結びつく事業を実施しようとするものでございます。

 なお、今回の補正予算は、事業の実施に伴います地方負担分に対しまして、財政措置が講じられることを考慮いたしまして、早急に実施が必要な事業につきまして、積極的かつ迅速に対応を図ろうとするものでございます。
 提案いたしております各案件につきましては、後ほど副市長の方からご説明を申し上げますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。