トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成22年 9月定例会

施政方針・あいさつ集

平成22年 9月定例会

 おはようございます。
 本日、第5回の定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り、開会の運びとなりましたことを厚くお礼申し上げます。
 まず初めに、去る7月29日にご逝去されました名誉市民であります故 渡邉笹一氏に謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。
 渡邉氏は長年にわたり旧吉海町議会議員並びに旧吉海町長として、町勢の発展と住民福祉の向上に多大な貢献をされました。特に、町長在任中は、教育文化の振興、生活環境の整備、社会福祉の充実、そして、最後の大仕事、庁舎、町民会館の建設などに尽力され、また、この間、愛媛県離島振興協議会会長、全国離島振興協議会副会長に就任するや、全国離島の振興と活性化にも努められるなど縦横にご活躍されました。この場で、氏のご功績をしのび、市民の皆様とともに深く感謝を申し上げる次第でございます。
 次に、7月21日にクアハウス今治のウォータースライダー着水プールで発生しました事故につきまして、事故にあわれたお子様、ご家族の皆様、そして、多くの利用者の方々に大変な思いやご心配をおかけしましたことを、おわび申し上げます。
 ウォータースライダーは、着水プールの排水口周辺の改修工事を行い、安全性の確認などを行った上で、8月14日に再開をいたしました。今後は施設の管理運営における安全対策を徹底し、安心して利用していただける施設運営に努めてまいりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 さて、ここで、時間を頂きまして、本市の主要な事業の取り組み状況についてご報告申し上げます。
 初めに、早急な対応が求められております中心市街地の活性化についてでございますが、再生基本計画の策定に市民の皆様とともに鋭意取り組んでいるところでございます。現在、検討部会や市民ワークショップを通じて、市民の皆様からいろいろなご意見や提言をいただいておりますが、その中で、昨年見直しを表明いたしました「みなと再生」のあり方についても、建物ありきの計画ではなく、市街地全体の活性化を図る観点から、みなとの位置づけを明確にし、事業化が可能な部分から着手できるよう計画の策定を行っております。
 そうした中、計画に先行して、去る7月18日に海からの来訪者をお迎えする「海の駅」をオープンいたしましたほか、空き店舗を活用した商店街の拠点として、「くらし」「こども」「高齢者」を応援する新店舗、具体的には農産物等の販売、ご当地食堂、食育や健康相談機能をもつ高齢者と子どもが憩うスペースを備えた施設を年末には開店できるよう商店街協同組合が準備を進めており、その一日も早い開店に支援をしてまいります。
 併せて、近年、老朽化が進み、利用が低下しております市民会館についても、市民の皆様の利便の向上を第一義に考え、中心市街地再生基本計画の中で、改修・改築も含めた今後のあり方についての検討を指示いたしております。
 特に、最近、世界的な課題として、大規模火災や水害が多く報じられておりますが、本市においても、南海地震の発生が危惧されるなど災害に備えた施策が急がれるところでございます。こうしたことからも十分な耐震性にも配慮した防災拠点の整備も検討しているところでございます。
 なお、市民会館は、ご存じのとおり世界的な建築家で我が今治市の名誉市民であります丹下健三氏の設計によるものであり、このような価値も考慮しながら今後とも、議員の皆様や市民の皆様のご意見をお聴かせいただきながら、検討を進めたいと考えております。
 次に、新しいごみ処理施設についてでございます。町谷にある現在のクリーンセンターの西側の土地において整備をいたしたく、地域住民の皆様と協議をさせていただいているところでございます。新施設においては、住民の皆様に信頼される施設となりますよう、万全の環境保全対策を行うことはもちろん、地域環境に調和できる施設にしたいと考えております。地域の皆様にご理解をいただけるよう、取り組んでいる状況でございますので、議員の皆様をはじめ、市民の皆様のご理解を賜りたいと存じます。
 次に、この夏、しまなみ海道にとって明るい出来事がございました。
 本市のNPO法人が「えひめ夢提案制度」を利用して提案をしておりました「2人乗りタンデム自転車の一般公道での走行について」でございます。この度、愛媛県道路交通規則の改正が行われ、8月1日から県内どこでも2人乗りタンデム自転車が公道を走ることができるようになっております。
 そこで、タンデム自転車を使いますと、ご夫婦、親子、恋人、あるいは、これまで自転車に一人で乗れなかった体の不自由な方もお二人で一緒に楽しい会話をしながら、サイクリングをすることができますので、しまなみ海道も楽しんでいただければと存じます。
 なお、関係いたします今治市レンタサイクル条例の一部改正案についても、今議会に提案させていただいておりまして、10月1日からタンデム自転車の貸し出しができるよう準備をいたしております。
 また、広島県においても、10月1日からタンデム自転車の走行が解禁されますので、サイクリングファンの聖地として知られるしまなみ海道全線でタンデム自転車が走れるようになります。

 さて、今議会に提案いたしました案件は、補正予算案が1件、条例案が6件、その他の議案が9件、報告が3件、合わせて19件でございます。
 その主なものについて、申し述べたいと思います。
 初めに、条例案についてでございますが、本市の観光の柱の一つでございます、レンタサイクルについて、今治市サイクリングターミナル条例や今治市レンタサイクル条例等の一部 改正によりまして、現在、所管が教育委員会と観光部門に分かれているものを、観光部門に一元化するとともに、レンタサイクルターミナルにも指定管理者制度を導入することにより、サイクリングネットワークの活用をより一層推進し、利用者数や観光入込客数の増加を目指そうとするものでございます。
 次に、予算についてでございます。
 観光の振興を図るため、中心市街地及びその周辺地域における地域資源の情報を発信することで、中心市街地を起点としたウオーキング及びサイクリングによる観光の可能性を探り、まちの賑わいの創出を図る、まちなか観光マップの作成や市内の案内標識の現状と課題を把握することで、徒歩や自転車等によって移動する観光旅行者のために、観光案内標識の整備を促進する観光案内標識設置状況調査を行おうとするものでございます。
 福祉の分野では、高齢者、障害者がより便利で快適な暮らしを促進するため、バリアフリーマップの作成に向けて、バリアフリー対応となっている施設の利用内容やアクセス等の状況調査、また、市民の主体性に基づき運営される新たな住民参加サービス等の担い手として生活・介護支援サポーターを養成する事業を実施しようとするものでございます。
 これらのほかにも、優良品種の生産及び競争力のある産地の構築に向けた基盤整備事業に対する果樹産地体質強化促進費補助金や地方航路運航費補助金など所要の予算を計上いたしております。
 なお、提案いたしております案件の詳細につきましては、後ほど副市長の方から説明申し上げますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。