トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成25年 12月定例会

施政方針・あいさつ集

平成25年 12月定例会

 おはようございます。
 本日、第6回定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、年末を控えて何かとご多用のところ、ご参集を賜り、開会の運びとなりましたことを、厚くお礼申し上げます。
 まず初めに、10月20日に開催されました「サイクリングしまなみ2013(にいまるいちさん)」が、大勢の皆様のご参加のもと無事、盛況のうちに終えることができました。開催にあたりまして、中村県知事をはじめ地元国会、県会議員、我が今治市議会の皆様方、各関係機関、関係団体の方々の多大なご尽力、また、地域やボランティアの皆様方の絶大なるご協力、ご支援に対しまして、深い敬意と感謝を申し上げる次第であります。ご承知のとおり、この大会は、来年開催が予定されております「瀬戸内しまのわ2014(にいまるいちよん)」のメインイベントであります、国内最大となる1万人規模の国際サイクリング大会のプレ大会として、全国で初めて供用中の高速道路の本線を利用して行われたものでございます。谷垣法務大臣をはじめとする国内外からご参加の2,560名の自転車愛好家の皆様方が、しまなみ海道を駆け抜けました。あいにくの雨模様となり、美しい瀬戸内の景観を堪能しながらのサイクリングとなりませんでしたが、メイン会場やコース沿線のエイドステーションでの特産品の接待や、コース沿線住民の温かい声援がサイクリスト達に大いに元気を与え、世界に誇るサイクリングコースを十分に満喫していただいたものと思っております。
 今後、本大会に向けて本格的な準備を進めていくわけでございますが、今回の成果をしっかり検証し、万全の体制で臨むとともに、一過性のイベントにとどまることなく、「サイクリストの聖地」としてのしまなみ海道はもとより、我が今治のたくさんの魅力を国内外に広く発信することにより、観光振興や地域の発展に繋げていけるよう、全力で取り組んでまいる所存でございます。
 次に、本市にとりまして大変嬉しい出来事がございました。第66回秋季四国地区高校野球大会におきまして、今治西高等学校が4年ぶり5度目の優勝を果たし、来年の春に開催されます選抜高校野球大会の出場を、ほぼ確実にいたしました。正式に決定するのは、年が明けてからと伺っておりますが、昨年の夏の甲子園に続く出場となるわけでございます。甲子園の常連校として、今年の春・夏と出場できなかった悔しさをバネに、これまで血のにじむような練習と努力を重ねてきた、まさに「今西魂」の底力が見事に発揮された結果であります。一日も早い朗報をお待ち申し上げております。
 そして、もうひとつ、10月9日、10日の両日に愛知県豊川市で開催されましたB-1グランプリで、「今治焼豚玉子飯世界普及委員会」が、グランプリ史上最多の64団体参加の中、見事4位入賞を果たされました。昨年のブロンズグランプリには及ばなかったものの、3年連続の上位入賞は、まさに天晴れでございます。こうした市民の皆様の地道な取り組み、ご努力に対しまして、あらためて敬意を表したいと存じます。
 続きまして、先月になりますが、7日から16日までの10日間、ブラジル愛媛県人会創立60周年記念式典に出席のため、愛媛県市長会の会長としてブラジルを訪問いたしましたので、ご報告を申し上げます。今回の訪問では、中村県知事団長率いる公的訪問団の皆様とともに、ブラジル各地から集まった愛媛県ゆかりの皆様とご一緒に、60周年という節目を盛大に祝福することができました。
 皆様は、日本から最も遠い南米大陸にあるブラジルの地で、たいへんなご苦労を重ねながら一世紀という長い歴史を刻まれてきました。初めは、コーヒー農場などでの想像を絶する過酷な労働からのスタートであったようでございます。幾多の試練と困難を乗り越え、現在の信頼と成功を築き上げられた同郷の先人の皆様のご功績に対しまして、あらためて深い敬意を表しますとともに、愛媛県人として嬉しく思うのであります。
 そして、ブラジル滞在中には、もう一つ、嬉しいお話を聞くことができました。それは、最初のブラジル移民船「笠戸丸」が二ヶ月近い航海を終え、サントス港へ入港した時のことであります。ブラジル人が船内に入った時に、他国の移民とは全く異なる日本人の清潔さや礼儀正しさ、そして大勢の日本人が立ち去った後には、船内にチリひとつ落とさず、まさに、飛ぶ鳥跡を濁さぬ彼らのその気高い道徳、倫理感に大いに驚いたという話でございました。いつの時代にも決して忘れてはならない日本人らしい礼節心、そして、貧しくても心豊かな「笠戸丸」の先人達に深い感動を覚えました。
 さらに、今回の訪問では、ブラジルに隣接するパラグアイへも愛媛県から初めての訪問団として訪れ、パラグアイ愛媛県人会の皆様と交流を深めてまいりました。日本人移住地でありますイグアスでは、心尽くしの手料理などによるたいへんな歓迎を受けました。そこには、日本では遠い昔となった日本の原風景ともいうべき、心豊かな暮らしぶりがございました。一方で、大きな投資をしたトマト経営が軌道に乗った矢先、自然の猛威の前に散々な目に会い絶望の最中、JICAによる支援により再び立ち上がることが出来た話などを聞くに付け、今日の繁栄にいたるまでのご苦労、ご努力は並大抵ではなかったと感じるのであります。現在では、砕石の権利を取得することで安定した財政基盤を築いたり、日本の農協に似た組織を立ち上げるなどして、大規模農業経営にも積極的に取り組まれているようでございます。日本人の持っている辛抱強さ、勤勉さ、賢明さが現在の成功を導いたことを思うと、あらためて日本人の底力を誇りに感じたのであります。
 県人会の皆様におかれましては、今回の訪問を契機に、愛媛を愛する先人たちが発足した県人会の絆をより一層強められ、今後もブラジルやパラグアイの発展に寄与されるとともに、日本及び我が愛媛との懸け橋となり、ますますご活躍されることをご祈念申し上げる次第であります。
 さて、今議会に提案いたしました案件は、補正予算案が9件、条例案が5件、その他の議案が16件、報告が1件、合わせて31件でございます。
 その主なものについて申し上げます。
 まず、生活交通バス路線維持・確保対策事業でございます。島しょ部や山間部などにおける地域住民の生活交通手段を確保するため、バス路線運行に係る経常欠損額をバス事業会社へ助成しようとするものでございます。継続した経営努力をお願いするなかで、市民の皆さまの利便性が確保できるよう支援を実施するものでございますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 次に、小中学校の耐震化でございます。今回は、別宮小学校と立花、北郷、吉海及び上浦の中学校4校の耐震補強に係る工事費を計上いたしております。早期の耐震化の完了に向け、今後も積極的に取り組んでまいる所存でございます。
 このほか、来年5月に開催を予定しております「第14回瀬戸内しまなみ海道サイクリング今治大会」の準備に係る実行委員会への負担金や、老朽化いたしました消防指令システムの全面更新整備に伴います、消防本部の庁舎増築に係る工事費、また、9月から10月に発生した台風17号や27号により被災いたしました農地、道路等の災害復旧事業費など所要の予算を計上いたしております。
 条例案では、天災地変や全国的な著しい経済不況等により、企業の操業が予定どおり開始し難い状況の下、地域経済、そして周辺環境への影響その他の事情を勘案し、企業立地を促すための奨励金の指定要件に、現状に即した但し書きを追加する企業立地促進条例を改正する条例案を提出いたしております。
 このほか、市の債権管理に係る必要事項を定める条例案や、その他の議案では、みなと交流センターや吹揚小学校の整備に関する契約議案、また、選定審議会等の諸手続きを経まして、来年度から以後5年間の公の施設の指定管理者の指定を行う議案なども提案いたしております。
 なお、提案いたしております案件の詳細につきましては、後ほど副市長から説明申し上げますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 以上です。