トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成26年 6月定例会

施政方針・あいさつ集

平成26年 6月定例会

 おはようございます。
 本日、第3回定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り、開会の運びとなりましたことを、厚くお礼を申し上げます。
 まず初めに、このたび全国市議会議長会から勤続35年表彰を受賞されました、井出健司議員、長年の市政に対するご功労、それから、やはり奥様のご協力、深い愛情がなければ今日を迎えることはできなかったと拝察いたします。心からお喜びを申し上げます。
 勤続15年表彰を受賞されました、近藤 博議員、井手洋行議員、平田秀夫議員、本宮健次議員に対しまして、心からお喜びを申し上げます。まさに、御4方それぞれ今治市議会の中枢を担っておられます。今後のご活躍を願っております。これからも、市勢発展のため、一層の御支援と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 さて、一昨日、桂宮宜仁親王殿下ご逝去の悲報が流れてまいりました。農林業の振興、伝統工芸の支援など様々な分野に精力的に取り組まれ、ご自身リハビリにお努めになる中、皇族としての役割を果たされるお姿に、国民は敬愛の念を抱いておりましたけれども、大変残念でなりません。今治市民とともに謹んで哀悼の誠を捧げ、ご冥福をお祈り申し上げます。
 次に、今月初めに全国市長会に出席いたしましたが、その際、全国308市が加入する「合併算定替終了に伴う財政対策連絡協議会」の幹事会が開催され、役員改選の結果、私が、代表世話人に選任されました。今後とも、合併市の実態を踏まえた交付税算定となるよう、また、更なる財政支援措置を実現するため、国への要望活動を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 次に、新都市に出店が進められておりますイオンモールについてご報告させていただきます。
 議員各位、並びに市民の皆さまにご心配をおかけしておりましたが、イオンモールが、いよいよ着工の運びとなりました。先日の7日に起工式が執り行われ、正副議長、特別委員長とともに出席させていただきました。イオンモールの社長さんのお話では、四国の拠点として、さらに拡大する計画変更によりまして、開店時期は、平成28年春の予定とお聞きしております。開店した暁には、市内のみならず中四国一円からの集客が期待され、雇用の拡大、来訪者の増加など、地域経済にもたらされる効果は計り知れないものがあり、そして何よりも新都市の核となる施設となることを期待しております。
 続きまして、3月21日に開幕しました「瀬戸内しまのわ2014」でございますが、県内では、先月までに40を超える多種多様なイベントが開催され、人出も当初の予想を大きく上回り14万人を余るお客様にご来場いただき、順調なスタートを切ることができました。
 これは、美しい橋の景観、島の文化、歴史など豊かな資源を生かしたイベントを地域住民自身が主役となって行うという、「しまのわ」独特のスタイルが、多くの皆様から共感を得た結果ではないかと考えております。
 その「しまのわ」イベントに関しまして、いくつかご報告、ご紹介させていただきます。
 まず、「しまのわ」のメインイベントの一つであり、本市出身で「今治応援大使」の画家マヤ・マックスさんがプロデュースする「しまのわ学校 島のアトリエプロジェクトin大三島」でございます。
 このイベントは、地域住民が主体となりマヤ・マックスさんとともに、アートを活かした地域活性化と地域の若者の人材育成を目指すものでございます。4月19日には、廃園となった旧瀬戸崎保育所をアートの活動拠点として再生するため、地域住民ら約100人が参加して、清掃やペンキ塗りなど、秋のイベント本番に向けた準備が行われました。また、井口港を憩いの場にしようと、先月24日と25日の二日間に渡り、港務所の外壁に花の絵を描くイベントが開催されたほか、来春、統合が行われる上浦・大三島両中学校の交流イベントなども企画されております。地元では、地域活性化推進協議会をはじめとした地域住民、職員が一丸となって、また、人の輪を広げながら、このような地域活性化に繋げていくイベントに取り組んだことを機に、来年以降も続けていこうと意欲を示されておられます。まさに、地域住民がひとつの輪になったイベントであり、地域を元気にする「しまのわ」の効果が発揮されていると実感しております。
 また、今月の7日と8日の両日、大山祇神社で市川海老蔵さん主演のしまなみ歌舞伎が開催され、全国各地から二日間で約3,400人のお客様にご来場いただき、大盛況でございました。
 公演前には、宮浦港周辺で歓迎式典とお練りが行われ、約3,000人の地元住民らが、市川海老蔵さんを熱烈にお出迎えいたしました。
 その後、私も海老蔵さんとご一緒に大山祇神社を参拝し、開演前には、中村県知事ご夫妻、広島県知事と一緒に楽屋を訪問させていただきました。歌舞伎俳優の凄みを肌で感じ、その興奮も冷めやらぬまま公演を鑑賞し、歌舞伎の素晴らしさを堪能させていただきました。
 それから、「しまのわ」開幕直後の4月8日に大変嬉しいニュースがございました。和田竜先生の小説「村上海賊の娘」が、全国の書店員が最も売りたい本として選ぶ「2014年本屋大賞」を受賞いたしました。
 この小説は、能島村上家の娘を主人公としており、受賞以降、村上水軍博物館には、小説や村上水軍に関する問い合わせが全国から殺到しており、小説の世界をたどる企画展などに、例年の倍近くのお客様がご来館いただいております。また、和田竜先生の講演会には、地元住民ら約700人が詰め掛け大盛況を博しました。講演会では、本市出身の歴史アイドル美甘子さんがコーディネート役を務め、和田竜先生から執筆の苦労話などが紹介されました。さらには、能島・因島・来島の村上三家の現当主を交えた対談も行われ、村上水軍御三家の当主が顔を合わせるのは実に約400年ぶりだということで、この歴史的な瞬間に、会場はたいへんな熱気に包まれておりました。こうしたことも相まって、能島を巡る観光船にも問い合わせが相次ぎ、乗客の増加に対応するため増便するなど、地元に大きな反響が巻き起こっております。今後、しまのわ実行委員会では、小説と連動したイベントを計画しており、さらに弾みがつくものと期待をいたしております。
 このように、村上水軍が全国で脚光を浴びる中、折しも、村上水軍の末裔が主人公の映画「瀬戸内海賊物語」が、県内では先行して先月の24日から、全国では先月の31日から上映されております。是非、大勢の皆さんにご鑑賞いただきたいと思います。加えまして、本屋大賞を受賞した多くの作品が映画化されておりますので、「村上海賊の娘」も映画化の実現に期待を寄せるところでございます。映画化にあたっては、出来うる限りの協力をしていきたいと考えております。
 そして、もうひとつ、今治ラーメンを商品化したカップメン「バリィさんの今治ラーメンやけん」が全国で発売されております。
 カップの側面には、バリィさんのイラストが描かれ、「しまのわ」の案内も掲載していただいておりますので、今治の魅力を全国に発信する役割を担っていただけるものと、大いに期待しているところであります。今治ラーメンの特色は、あっさり味でとても美味であります。是非、皆様のご協力をお願いいたします。
 続きまして、去る4月19日になりますが、ガルーダ・インドネシア航空のファーミ上級副社長をはじめインドネシアのサイクリスト 約50人の方々をお迎えして、中村県知事や上島町長とご一緒に、しまなみ海道をサイクリングしてまいりました。
 心地よい潮風を感じながら眺めるしまなみ海道の景色は格別で、ファーミ上級副社長からは「橋と島と海のコンビネーションが最高で、しまなみはサイクリングパラダイスだ」と称賛いただきました。インドネシアではサイクリングがブームになっており、今後もツアーを催行するとお聞きしております。本市といたしましても、インドネシアとの更なる友好関係の構築に努めてまいりたいと考えております。
 ここで、10月26日に開催されます、「しまのわ」のフィナーレを飾る国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」の申し込み状況についてご報告させていただきます。
 宿泊付きエントリーは先月9日から、一般エントリーは先月23日からそれぞれ募集を開始したところでございますが、既に定員の7割を超え、愛媛・広島両県を含む40都道府県から申し込みをいただいております。特に、60~110キロの中・上級者を対象とした「国際サイクリングコース」は、5コースのうち4コースが、一般受付開始から僅か2時間以内で定員に達するなど、日本最大級の国際サイクリング大会にふさわしい、好調な滑り出しを見せております。なお、申込期限は7月31日となっております。
 続きまして、今治タオルの中国での商標登録問題でございます。
 中国のタオルメーカーが「今治」の文字を商標として出願した問題で、本市と四国タオル工業組合が中国商標局に対し異議申し立てを行っておりましたが、昨年6月に異議申し立て不成立の裁定が下されました。その翌月、再審請求を行い、10月には私も中国大使館を訪問し、担当の呂公使にしっかり要請をしておりましたところ、本年4月、タオル分野について本市と四国タオル工業組合の主張が認められ、中国企業の商標登録は認めないという裁定が下されたものでございます。
 今月3日には、再び中国大使館に出向きまして、呂公使と面会し、今回の裁定に対するお礼と、残る縫製とサービスの分野についても同様の裁定が下されるよう支援を要請してまいりました。四国タオル工業組合は、5年前から海外の展示会に出展し、今治タオルの認知度の向上と、ブランディング強化に取り組んでおられ、本市も積極的に支援を行っております。今回の裁定が、中国での販路開拓の足掛かりになるものと期待しております。
 さて、今議会に提案いたしました案件は、補正予算案が4件、条例案が6件、その他の議案が15件、専決処分などの報告が4件、合わせて29件でございます。
 それでは主なものについて申し上げます。
 まず、県及び県内市町が連携して進める愛媛マルゴト自転車道の施策として、世界のトップレベルの自転車道「台湾日月潭サイクリングコース」と「瀬戸内しまなみ海道自転車道」との姉妹自転車道協定の締結でございます。
 全国初になると思いますが、海外のサイクリングコースとの姉妹自転車道協定を締結するため、県と連携して、所要の予算を計上させていただいております。しまなみ海道を、日本を代表するサイクリストの聖地として国内外へ広くアピールするとともに、さらなる交流人口の拡大や沿線地域の活性化を図ってまいりたいと考えております。
 合わせまして、国内外から訪れる多くのサイクリストの方々に、自転車通行料金の支払いで立ち止まることのない、快適なサイクリング空間を提供するため、愛媛、広島両県と連携して、しまなみ海道の自転車通行料金無料化を実現するため、所要の予算を計上いたしております。
 次に、県の緊急雇用創出事業を活用して、賃金引き上げ等の処遇改善や雇用の拡大を図る事業でございます。
 まず、これまで造船部門には無かった技能コンクールが実施できる体制を整え、中堅・若手技能者の技能向上を図り、賃金引き上げ等の処遇改善を図る「造船人材育成支援事業」でございます。来年度には、国際海事展「バリシップ2015」を、5月21日から3日間の日程で開催いたしますので、できれば、技能コンクールを同時に開催し、今治の造船技能者の実力や技術力を世界へ発信してまいりたいと考えております。
 それから、民間企業等の活力を用いて雇用の拡大を図る「地域雇用創出・人材育成事業」や、「高齢者の就業機会開拓事業」も計上いたしております。
 続きまして、国内では報告例が無かった種類のキウイフルーツかいよう病が、市内の園地で発生したことによりまして、感染した木の伐採費用と、未発生園地の防除費用に対して助成する予算を計上いたしております。苦渋の決断をされ木を伐採した被害農家の方々の負担を軽減するとともに、引き続き、県の指導のもと、被害の拡大防止に取り組んでまいります。
 これらのほかにも、地域資源を活かした地域経済循環創造事業をはじめ、農業経営や農産物の生産拡大に取り組む民間事業者等を支援する補助金、離島航路運航費補助金、国・県の内示に合わせた今治港港湾改修事業、土地改良事業など、所要の予算を計上いたしております。
 また、波方地域発展の礎となった海事産業の伝承を目的に整備された「なみかた海の交流センター」が本年7月にオープンすることに伴い、設置及び管理に関する条例や関連予算を計上しているほか、富田保育所の整備に関する契約議案などを提出いたしております。
 なお、提案いたしております案件の詳細につきましては、後ほど副市長から説明申し上げますので、よろしく審議のほどお願い申し上げます。以上でございます。