トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成26年 12月定例会

施政方針・あいさつ集

平成26年 12月定例会

 おはようございます。
 本日、第5回定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り、開会の運びとなりました。厚くお礼を申し上げます。
まず初めに、先月行われた愛媛県知事選挙において、大多数の県民の皆さんの支持を得て再選を果たされました中村知事に対しまして、心からお喜びを申し上げます。中村知事におかれましては、愛媛の顔として、また、地方の時代、その象徴的なリーダーとして、防災対策、地域経済対策、少子化対策を柱とする公約の実現に邁進されますよう、ご期待をいたしております。知事の1期目の実績において、大きな特色の一つが「自転車を活用した観光振興」でございました。国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ」の実現など、瀬戸内しまなみ海道を「サイクリストの聖地」にするべく、ご活躍をいただきました。2期目は、県全体をサイクリングパラダイスにする目標を掲げておられます。本市は、しまなみ海道による自転車新文化の家元として、知事が目指す施策に積極的に参画するとともに、オール愛媛の態勢で県内市町が更に連携を強化し、地域活性化を共に推し進めていきたいと考えているところでございます。
 さて、去る10月26日に閉幕しました「瀬戸内しまのわ2014」でございますが、約7か月間に亘って多種多様なイベントが開催され、「サイクリングしまなみ」が盛大にフィナーレを飾りました。本市では、期間中、約63万5千人の皆様にご来場いただき、「しまのわ」効果によって増加した観光客は、31万人を超える結果でございました。
 地元住民を始め、多くのボランティア、そしてスタッフの皆様、議員の皆様、その他関係者の方々に深く感謝を申し上げます。
 「しまのわ」を振り返ってみますと、まず、開幕直後に本屋大賞を受賞した小説「村上海賊の娘」の効果によりまして、村上水軍が全国から脚光を浴び、村上水軍博物館の来館者は倍増し、小説と連動したイベントも開催されるなど、しまなみ海道沿線全体が活気に沸きました。また、先月には、主人公「景姫」のレリーフを村上水軍博物館に設置いたしました。このレリーフは、大変有り難いことに市内外の19事業者から、本屋大賞受賞を記念に、村上水軍を、我がふるさとを、更に全国へ発信したいとの想いから、320万円のご寄付をいただき、大島石で制作したものでございます。本屋大賞受賞は「しまのわ」が一段と盛り上がった「きっかけ」にもなりましたが、新たな記念撮影のスポットが民間活力によって生まれたことも、「しまのわ」効果であると考えております。
 それから何と申しましても、マヤ・マックスさんには、精力的にご活躍いただきました。開催期間中ほぼ毎週、終盤には1カ月余りに亘りほぼ毎日、上浦のマヤ・マックス基地を拠点に、地域住民やボランティアスタッフ、島内外の子どもたちと、アートを楽しむイベントを開催され、地域活性化に取り組む姿や、ふるさとへの厚い想いを伝えていただきました。
 マヤ・マックスさんを始めとするイベントのリーダーと地域住民が一丸となり、地域住民が主役となったイベントを通して、地域の魅力を再発見する仕組みを創り出したことが、「しまのわ」の真の成果ではないかと考えております。
 フィナーレを飾りました「サイクリングしまなみ」は、海外からは、台湾、韓国、中国、インドネシア、シンガポールなどのアジア地域を中心に31カ国から、国内では46都道府県から参加いただき、総勢7,281人の方々に、しまなみ海道の絶景と地域住民のおもてなしを堪能していただき、大きな感動をお持ち帰りいただけたものと考えております。
 先のアメリカ大手メディアCNNの旅行情報サイトにおきまして、しまなみ海道が「世界で最も素晴らしい7大サイクリングコース」に選ばれました。また、フランスの観光ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」におきまして、しまなみ海道が「興味深い」を意味する一つ星に選ばれております。更に、大会前日には、既に世界トップレベルの自転車道として認知されている台湾の日月潭サイクリングコースと、姉妹自転車道協定を締結するとともに、この協定と「サイクリングしまなみ」を記念して、多々羅しまなみ公園に大島石で造った「サイクリストの聖地」と刻んだ記念碑を設置いたしました。
 このように、しまなみ海道が世界のトップレベルの自転車道として知名度が高まる中、10月26日、まさにこの日をもって、サイクリストの聖地として、国内外に認知されたと確信しております。先月には私も台湾を訪問し、日月潭サイクリングコースを地元の皆さんと一緒に楽しむなど、サイクリングを通して一層の交流を深めたところでございますが、サイクリストの聖地しまなみ海道を活用して、国際的な交流の拡大も図ってまいりたいと考えております。
 「しまのわ」におきましては、「サイクリングしまなみ」のほか、「しまのわご当地フェスティバルin今治」を始めとするメインイベントと民間企画イベント、自治体企画イベントがひとつに繋がり、大きな力となって、我が今治のたくさんの魅力を発信することができたものと考えております。今後とも、この勢いを持続し、観光誘客や地域間交流の拡大、地域の活性化に繋げていかなければなりません。
 そのキーワードが、「地方創生」であります。「地方創生」に向けた将来のまちづくりを力強く推進していくため、全職員に意欲的な提案を求め、今治ならではの施策を全庁挙げて洗い出しているところでございます。
 人口減少対策や地域再生策は、地方の何処もが抱えた課題でございますが、本市独自の今治版地方創生策としまして、「総合計画に係る市民アンケート」を基に市民ニーズに対応した、各地域の個性を尊重した施策を打ち出すことを目指しております。
 今後は、全職員の提案を基に、「雇用」「定住」「子育て」「地域コミュニティ」などテーマ別に取りまとめ、部局横断型のプロジェクトチームにおいて、従来の施策も総点検しながら、国への提言や次期総合計画の策定、来年度予算の編成に生かしてまいる所存でございます。
 さて、今議会に提案いたしました案件は、補正予算案が10件、条例案が17件、その他の議案が12件、専決処分の報告が1件、合わせて40件でございます。
 それでは、案件の主なものについてご説明いたします。
 補正予算では、ふるさと納税の件数増加に伴う特産品などの不足額を計上いたしております。ふるさと納税の寄付申し込み件数、金額ともに、既に昨年度を上回っておりまして、最終的には昨年度の約5倍の1億3千万円を超える見込みでございます。
 「ふるさとを大切にしたい」、「ふるさとのために何か役立ちたい」という寄付者の善意の気持ちにお応えするため、いただいた寄付金を将来のまちづくりのために活用させていただき、地域活性化に繋げていこうとするものでございます。また、寄付者には特典として今治の特産品を贈り、寄付者との絆を深め、地場産品のPRと販路拡大に結びつけるためにも、「ふるさと納税今治」を更にアピールしてまいりたいと考えております。
 そのほか、島しょ部や山間部などにおける地域住民の生活交通手段を確保するため、バス路線運行に係る経常欠損額を補てんする生活交通バス路線維持・確保対策事業費補助金、小中学校の耐震化を推進するため、国分、富田、清水の小学校3校と、近見、桜井の中学校2校に係る工事費、台風19号等に伴う水防活動費や被災した市道や農業用施設等の災害復旧事業費など、所要の予算を計上しております。
 また、条例案では、社会体育施設の使用料を改定する7件の条例を提出しております。社会体育施設は、合併前の使用料を引き継いだものでございまして、合併後10年を節目に、地域によって格差があった使用料の均衡を図ろうとするものでございます。利用者の皆様には負担増になる施設もございますが、平成29年のえひめ国体やその3年後の東京オリンピックを目指した競技力の向上と、市民のスポーツ振興に寄与する施策を、今後も推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
 このほか、公務員と民間事業所従業者の給与水準を均衡させる人事院の勧告に準じ、職員の給与の改定と、議員、特別職、教育長の期末手当を改定する条例や、その他の議案では、12月14日に実施される衆議院議員選挙に係る一般会計補正予算の専決処分を行いましたので、その報告・承認議案、また、選定審議会等の諸手続きを経まして、来年度から以後5年間の公の施設の指定管理者の指定を行う議案なども提出いたしております。
 なお、提案いたしております案件の詳細につきましては、後ほど副市長から説明申し上げますので、よろしく審議のほどお願い申し上げます。
 以上でございます。