トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成27年 6月定例会

施政方針・あいさつ集

平成27年 6月定例会

 おはようございます。
 本日、第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り、開会の運びとなりました。厚くお礼申し上げます。

 まず初めに、ご報告いたします。関前大下島沖海上タクシー火災事故でお亡くなりになりました日下 善廣(くさか よしひろ)氏のご葬儀が、昨日行なわれ、私と副市長以下関係職員、選挙管理委員会から委員長はじめ委員全員、そして議会からは議長をはじめ議員各位にも参列いただき、心を込めた告別式を執り行うことができました。改めて哀悼の誠を捧げますと共に、二度とこのような事故が起こらないよう努めてまいりますと、ご霊前にお誓い申し上げました。事故発生から昨日まで2か月を越える時間が過ぎております。ご遺族・そして日下さんのご親友、地域の方々の、これまでのご心痛察するに余りあるものがございます。
 また、4月14日の葬儀以来となりますが、5月8日には、この度の事故でお亡くなりになりました関前支所職員村上国広さん宅にお伺いし、ご霊前に手を合わさせていただき、4人の子を持つ母として健気にも心を前に進め、苦難を乗り越えんと心がけておられる奥様に、改めましてお悔やみを申し上げてまいりました。
 今回の事故は今治市に取りまして、本当に悲しい出来事でありました。このことを心に刻み、貴重な教訓として、各種事務事業を執行するにあたり、今までこうだったから今回も、ということではなく、その都度都度、これでいいのかとそれぞれの担当者がチェックをしっかり行うことが重要であり、事故の後、全庁職員に指示を与えました。
 改めまして、お二人のご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、去る5月21日から23日までの3日間、国際海事展「バリシップ2015」が開催されました。2009年から隔年で開催されて今回が4回目となりますが、回を追うごとに賑わいを増して、主会場である「テクスポート今治」には国内外から前回より70社多い313社の出展があり、約2万人もの方々にご来場をいただくなど、まさに大盛況のうちに幕を閉じました。
 次世代を担う子どもたちに海事産業への理解を深めてもらうことを目的とした「バリシップ見学会」では、蔵敷ふ頭において「帆船・日本丸」の乗船に列ができ、市内の造船・舶用機器メーカーの工場見学会では、普段入ることができないドックの内部から見上げる迫力ある巨大プロペラや新造船の雄大な姿に胸を躍らせました。また、しまなみアースランドでは、タオルを使ってバリシップのキャラクターのモザイク画を描くというギネス記録に挑戦し、見事世界記録に認定されるなど、地場産業であるタオルと海事産業がコラボして、今治市の魅力を大きくアピールできたことは、大変意義深いものと思っております。
 折しも最終日の5月23日には、来県されていたマレーシアのマハティール元首相が、今治の造船会社を視察され、日本のものづくり技術の高さや品質へのこだわりに対して高い評価をされておられました。
 今後も引き続き、海運、造船、舶用機器メーカーが集まる国内屈指の海事産業集積都市としての魅力を、海事都市交流委員会を中心とした業界の皆様と共に、国内外に向けて発信してまいりたいと考えております。

 それから、5月30日と31日の両日、昨年に引き続きまして大山祇神社におきまして、本年は市川猿之助丈主演で「しまなみ歌舞伎」が開催されました。一日目はあいにくの雨模様でしたが、二日目は晴天となり、月明かりの下(もと)、樹齢2600年と伝わるご神木の前に作られた特設会場において、幻想的な舞台が繰り広げられました。
 公演前には、この今治の本町銀座、いわゆる商店街入り口から公会堂まで人力車を使ってお練りが行われた後、公会堂において旧市内の小学校12校から選ばれた児童に対して、古典芸能である歌舞伎の見方を教えていただくワークショップが開催され、併せて大三島の伝統芸能、野々江乱獅子が熱演されるなど、敷居が高いと思われがちな古典芸能が身近に感じられたひと時でもございました。
 今後とも、将来若い世代がこの街に住みたいと思うように、更なる市政発展、地域活性化へ全力を尽くしてまいりたいと考えております。

 さて、本年度は、行財政改革を進める上で非常に重要な年であります。とりわけ、公の施設の見直しにつきましては、昨年5月に「公の施設等のあり方方針」を発表して以降、私も直接市民の方々から厳しいご意見を頂戴いたしております。施設の存続を求める署名活動など、ご理解を得られていない地域の声があることも承知しております。しかしながら、昨年の市民アンケートによりますと、6割を超える方々が健全な財政運営が重要であると考えており、未来への展望を切り拓いていくためには、絶え間なく行財政改革を進めていくことが、私たちに課せられた責任であると改めて決意したところでございます。

 これからの進め方でございますが、E評価の施設につきましては、本年度末までに、公の施設としての位置付けを廃止したいと考えております。しかし、決して地域の交流活動の火を消すことがあってはならないと考えております。今後、廃止となった施設を地域コミュニティ活動等の拠点として利活用する場合には、平成31年度末まで維持管理経費を市が負担するなどの支援策を有効に活用していただき、また、利用者、地域住民、行政が一体となった自主管理体制の確立に向けても支援してまいります。地域の特性を生かした活動・交流の拠点として、さらに一層有効活用していただきたいと切に願うものでございます。

 なお、D評価以上の施設につきましては、まずはまずはE評価の施設につきましてしっかりとご理解をいただいた後に、再評価を実施してまいりたいと考えております。
 今後とも、市政の取組を広く市民の皆様にお知らせし、また市民の皆様の生の声に真摯に耳を傾ける中で、時には色々なご意見やご批判をお受けすることがあっても、真に必要なものを見極め、将来をしっかり見つめ、大きな視点に立って行財政改革を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。

 さて、今議会に提案いたしました案件は、補正予算案が3件、条例案が2件、その他の議案が18件、専決処分などの報告が5件、合わせて28件でございます。

 それでは主なものについて申し上げます。
 まず、小中学生の歯科受診にかかる無料化でございます。
 現在、乳幼児の外来・入院、小中学生の入院に対して実施しております医療費助成の範囲に、小中学生の歯科の外来を加えるもので、永久歯の生えそろう幼年期の口腔保健に取り組むことにより、子供の保健の向上と子育て家庭の経済的負担の軽減を支援してまいります。

 次に、私立保育園の施設整備に対する補助金でございます。
 保育園の施設老朽化及び耐震化に伴う施設の改築に要する費用の一部を補助することによりまして、子どもを安心して育てることが出来る環境整備を行おうとするものでございます。

 続きまして、自転車に特化した地域再生計画、仮称「いまばりサイクルシティ構想」を策定するサイクルツーリズム推進事業でございます。
 しまなみ海道の自転車通行料無料化や台湾との姉妹自転車道締結を契機として、更なる誘客促進につなげ、「サイクリストの聖地」として地域の活性化を図っていくことにつなげようとするものでございます。

 これらのほかにも、農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るため地域の共同活動を支援する補助金や、離島航路運航費に対する補助金、県の内示に合わせた土地改良事業など、所要の予算を計上しているほか、防災拠点施設等の整備に関する契約議案などを提出いたしております。

 なお、提案しております案件の詳細につきましては、後ほど副市長からご説明申しあげますので、よろしくご審議のほどお願い申しあげます。
 以上でございます。