トップページ市長室施政方針・あいさつ集平成29年 9月定例市議会

施政方針・あいさつ集

市長招集あいさつ(平成29年9月定例会)

 おはようございます。
 本日、第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご参集を賜り、開会の運びとなりました。厚くお礼申し上げます。

 まず初めに、7月5日から6日にかけて、福岡県と大分県を中心とする九州北部で発生した集中豪雨につきまして、犠牲になられた皆様のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々に対しまして、心からお見舞いを申し上げます。
 特に、合併前には、当時の福岡県朝倉町と我が朝倉村は、友好町村協定を締結しており、一日も早く復興し、落ち着いた暮らしが戻りますことを切に願っております。

 続きまして、先日発表がありました大学設置・学校法人審議会の答申結果について、ご報告させていただきます。
 平成30年度開設予定の獣医学部設置に係る答申内容は、残念ながら審査継続となりました。
 詳細な内容は、報告を受けておりませんが、52年ぶりの獣医学部新設で、審議会が丁寧に審査していると受け止めております。
 現在、獣医師を目指して受験勉強など準備を進めている学生の皆さんには、審査が延期されましても、必ずや認可をいただけるものと確信しておりますので、安心して受験勉強に励み、来春には、多くの志あふれる若者が、この今治に来ていただけることを期待しております。
 本市では、これまで、みなと再生事業の事業費見直しやごみ処理施設の集約化のほか、職員の大幅な削減、公の施設の見直し等、様々な行政改革に取り組んできた中で、高等教育用地を確保し、その用地の起債償還も終えるなど、学園都市構想の実現のために備えてまいりました。さらに、市民生活に影響を及ぼさないよう、負担を将来に先送りしないように、大学誘致のための基金を積み立ててまいりました。
 獣医学部設置に対する支援は、四国初の獣医学部として、四国で動物感染症が発生した際には、危機管理の対応拠点を担える、一流の設備とスタッフを備え、国際水準の獣医学教育を提供してもらいたい、そうした思いを結集して、精一杯の支援を決断したものです。
 10年後、20年後には、多くの若者がこの今治に集まり、街中ににぎわいが創出されることによって、大学の定着による経済波及効果を最大限享受できるよう、ひいては、地域経済の活性化や人口減少の抑制、若者の地元定着等につながるよう全力を尽くしてまいります。

 さて、渇水状況についてご報告申し上げます。
 平成12年以来17年ぶりの深刻な水不足は、市民の皆様にご心配をおかけしているところでございます。
 8月6日から7日にかけての台風5号のおかげで、玉川ダム貯水率は、一時70%台まで回復いたしましたが、今日現在50.4%にまで低下しております。
 こうした中、市民の皆様には、引き続き、節水をお願いするとともに渇水対策本部を設置し、農業や工業用水等の関係機関においては、かんがい用水、工業用水及び上水道の利用について、節水へのご協力を得ながら、できるだけ市民生活に支障を来さないよう水管理に全力で取り組んでいるところでございます。
 今後とも安心、安全な水を安定して供給できるよう努めてまいります。

 続きまして、去る8月5日、6日、そして13日と、今治市の夏を熱く彩る「今治市民のまつりおんまく」が、20年の節目として、「初心」をテーマに、例年に増して盛大に開催されました。
 祭りを盛り上げていただいた前夜祭における海上自衛隊呉音楽隊や中央体育館、上浦ドームにおける大洗高校のコンサート、継ぎ獅子やしまなみ海道太鼓などの郷土芸能、ダンスバリサイや木山・今治お祭り音頭など、今治市民のまつり振興会を初めとする関係者の皆様方のご尽力に対しまして、心から厚くお礼申し上げます。
 一度は、台風5号の影響で延期されました「おんまく花火」ですが、お盆と重なったことで、今治市民はもとより松山や西条の近隣の方々、お盆で帰省された多くの皆様に、過去最多1万4千発の多彩な花火をおんまく楽しんでいただけたと思います。
 中でも最後に打ち上げられた尺玉120連発打ちは、圧巻でありました。
 また、花火の打ち上げ前には、国体開会式の炬火の集火式を行い、合併前の旧12市町村ごとにおこした火を一つにし、その火を市民からの公募により、「夢のせて繋ぐいまばり船出の火」と命名し、えひめ国体・えひめ大会の開催機運を盛り上げました。
 市民の力を結集した、いつまでも人々の心に残る素晴らしい大会となりますよう万全の準備を進めてまいります。
 また、各地域におきましても「あさくらサマーフェスタ2017」、玉川の「ザ・BONフェスタ」、「2017はかた夏まつり」など、地域住民が主体となった地域性豊かな夏祭りが賑々しく開催されております。
 こうした祭りの開催は、その地域の文化や歴史を映し出すだけでなく、地域コミュニティの基礎形成に非常に役立つものと考えております。
 住民が主体となり、熱意や情熱を持って、祭りを続けていることは、まさに地域力の底力、大変、頼もしく、心強く感じております。

 ところで、8月11日から13日までの3日間、若者のチャレンジ精神を育むワークショップ型イベント「2017バリチャレンジユニバーシティ」が、みなと交流センター「はーばりー」や今治地域地場産業振興センターで開催されました。
 昨年に引き続き2回目の開催で、FC今治の岡田武史オーナーの呼びかけに、全国から社会人や大学生、そして地元の高校生、約120名の若者たちが参加いたしました。
 私も名誉学長として参加をさせていただきましたが、「せとうち王国」という仮想の国のリーダーとして、文化、スポーツ、観光の3分野で活性化させるための方法について、討議が行われ、今治市の未来を拓く、若さあふれる様々なご提案をいただきました。
 また、岡田人脈のアドバイザリーボードメンバーからは、熱い情熱を持った若い方々に、将来を見据えた温かく心に残るご意見をいただき本当に感動のひとときでありました。
 私は、将来を背負う次世代の若者たちをしっかり育てることが、今を生きる私たちの果たすべき使命であると確信しております。この新たなチャレンジが、今治、そして日本の未来を担う若い方々の基盤、土壌づくりの礎になるものと期待しております。

 さて、去る8月26日、FC今治のホームグランド「夢スタジアム」が、ついに完成し、ファンやサポーターの皆さんに向けた内覧会が開催されました。
 高台にあるメーンスタンドからは、美しい今治市内の街並みを見ることができるのはもちろんのこと、遠くは、穏やかな瀬戸内海と、大小様々な島々が織りなす本市の素晴らしい絶景を楽しむことができるよう工夫されています。
 スタンドはピッチに近い上に、柵を設けていないため、臨場感あふれるダイナミックな試合を間近で見ることができます。
 また、ピッチは、青々とした天然の芝生が生えそろい、9月10日には、この「夢の舞台」で、初めてホームゲームが行われます。
 オール今治、このスタジアムを青色のサポーターで満員にし、目標であるJ3に昇格できることを心から期待しております。

 続きまして、「松山、ソウル便、路線の再開」についてでございます。
 去る8月15、16、17日、中村知事の要請を受け、東予では私、今治市長、中予では、松山市長、南予では、町村会を代表する形で内子町長の3人が帯同いたしまして、8月21日、韓国最大のLCCである「チェジュ航空」が、1年2か月ぶりに11月2日から、松山、ソウル便に就航することとなりました。
 アシアナ航空が、昨年9月に運休して以来、愛媛県が主体となり関係機関と連携し、航空会社に働きかけを行ってまいりましたが、ようやく、再開する運びとなりました。
 本市が誇るしまなみ海道の美しい景観やサイクリングの体験、世界最高品質の今治タオルの魅力など、韓国内での認知度を高めるため、地域資源の情報を積極的に発信し、新たな観光客の誘客を図り、今治の活性化に努めてまいります。
 また、議員、市職員はもとより、市内の各企業、各団体また学生さんにおかれましても様々な旅行、修学旅行も含めまして、ソウルはもとより、乗継便による海外旅行など、割安な料金で活用いただけたらと思います。
 そして、愛媛県と韓国との相互交流を支える重要な交通基盤として、インバウンド、アウトバウンド両面から利用促進を図り、長く路線が継続していくよう、市をあげて協力していきたいと考えております。

 さて、今議会に提案いたしました案件は、補正予算案が2件、条例案が3件、その他の議案が10件、専決処分などの報告が2件、合わせて17件でございます。
 それでは案件の主なものについてご説明いたします。

 まず、農林水産業費でございます。
 越智今治農業協同組合が行う、次世代につなぐ果樹産地の育成、強化を図るために必要な機械・施設等の整備に対する助成「次世代につなぐ果樹産地づくり推進事業」、農事組合法人が行う、農地の集積に必要な機械・施設の整備に対する助成「担い手農地利用集積支援事業」や水田の生産力向上、水田農業の経営安定化に向けた取組に対する助成「えひめ型水田フル活用促進事業」などの予算を計上いたしております。
 農業に必要な機械、施設の整備等を推進することで、農産物の生産力向上等に努めてまいります。
 そして、農業を守り、育て、次世代に継承していくため、力強く、逞しい農業経営の基盤を作り上げていきたいと考えております。

 次に、小学校施設整備費でございます。
 乃万小学校におきまして、本市が願ってやまない児童数増加に伴う学級数の増に対応するため、オープンスペースを普通教室に改修しようとするものでございます。

 また、今治下水浄化センター内で焼却廃棄している余剰ガスを、施設内の電力エネルギーの一部として活用するため、発電設備を導入する今治下水浄化センター消化ガス発電設備整備事業や、愛媛県外から今治市に移住し、空き家の改修等を行う働き手世帯や子育て世帯に対する補助金、及び地方航路運航費補助金など、所要の予算を計上しております。
 このほかにも、同報系防災行政無線設備の整備に係る契約議案や塵芥車、コンテナ用リフトの購入に係る財産の取得議案などを提出しております。

 なお、提案しております案件の詳細につきましては、後ほど副市長からご説明申しあげますので、よろしくご審議のほどお願い申しあげます。
 以上でございます。