寄せられたご意見と回答(令和6年4月)

能島の案内板設置の提案

 能島の対岸、大島側の県道には能島の案内表示がありません。
 観光客やサイクリストが車や自転車を止めて写真を撮っているので、歴史などの案内板を設置してはいかがでしょうか。
 道幅も十分あるので、専用駐車スペースやベンチなどもいいと思います。
 ご検討ください。

(令和6年4月2日受付 市内 50代)

回答

 本市では史跡能島城跡について、今後、適切に保存活用していくための方針となる『史跡能島城跡保存活用計画』や『史跡能島城跡整備基本計画』を策定しています。

 これらの計画では、能島城跡内の保全整備や案内表示だけではなく、対岸から見える写真撮影ポイントの設置や解説看板の整備なども計画されております。

 今後、いただいたご意見も参考にさせていただき、観光客やサイクリストだけではなく、地域の皆様にも、能島城跡の歴史的価値をより分かりやすくお伝えし、魅力発信につなげていけるよう計画を進めてまいります。

 今年度、今治市は合併20周年の佳節を迎えます。
 この一年間、市民の皆様と共に地域資源の発掘、磨き上げ、活かし方などについて考えるフィールドワークを行う予定です。
 能島城跡はもとより、宮窪地域の素晴らしさを感じていただけるよう取り組んでまいりますので、ご理解いただけますようお願い申し上げます。

IT・デジタル化に向けた取り組みについて

 今治市で生活するようになり12年程たちましたが、今治市は県外へアクセスしやすく、地場産業や自然に恵まれた住みやすい市だと思っております。
 徳永市長さんになられてからは以前より活気づき、今治市の魅力が愛媛にとどまることなく発信されているようにも思います。

 ここ数年、テクノロジーの進化に伴い、IT化社会に向けて進んでいるのを感じ、そのメリットへ目を向ける機会はたくさんありますが、デメリットを知る機会は少ないようにも感じます。
 また、私は仕事柄、知人から「エレクトロニックハラスメントを受けている」という相談を受けることがあります。
 世界でいうと、アメリカの「ハバナ症候群」のような状況です。
 世の中が便利になる一方で、弊害や様々な出来事に巻き込まれることがあるのを感じています。

 そこで、
 ①IT化へ向けての市の取り組みやメリット・デメリットを、市民に向けて分かるように広報等を通して情報提供をしてもらうことはできないか
 ② IT化と直接的な関わりはないかのように感じますが、先程の「エレクトロニックハラスメント」の理解が世間一般にはないため、そういった新たなハラスメントに対しての知識を市の職員さんにも持っていただきたい
 と考えました。

 市民が生活しやすい今治を目指しておられる市長さんや職員の方々に、氷山の一角で苦しんでいる市民の状況にも目を向けていただけると幸いです。
 そして、今治市が益々発展していくことを願っております。

(令和6年4月2日受付 市内 50代)

回答

 今治市におけるIT化、デジタル化へ向けた取組につきましては、2023年3月に「デジタル未来戦略」を策定し、デジタル技術を活用した市民生活の向上によって、「誰もが住み続けたいまち」を実現することを目指して、様々な取組を進めているところです。

 一方で、急激なデジタル化に対応できず、取り残されているように感じていらっしゃる方がいることも事実ではないかと思います。

 そのため、デジタル未来戦略では、誰一人取り残されない、あたたかみのあるデジタル化を実現するため、デジタル化を求めない方やデジタル機器を扱うのが苦手な方にも十分に配慮した「日本一アナログなデジタル化」を推進するという理念を掲げています。
 デジタル技術の進歩は日進月歩で、また非常に多様な分野で活用されていることから、メリット・デメリットについて個別に評価することは難しい点もございますが、市民の皆様への広報を通して、わかりやすい情報発信に努めてまいりたいと考えております。

 また、ご指摘をいただきました「エレクトロニックハラスメント」については、無意識のうちにペースメーカーを埋め込んでいる人のそばで携帯電話を使ってしまったといったものから、意思をもって個人に対して悪影響を与えるようなものまで、様々な形が存在すると聞き及んでいます。
 多様化するハラスメントに対して、市職員も知識を更新しながら、適切に対応できるように努めてまいります。

 なお、意図的に個人に悪影響を与える行為は、犯罪行為とみなされる可能性があります。
 今回いただいたメール内容(個人情報除く)は、今治署にも情報共有しておりますので、場合によっては、今治署の生活安全課へのご相談をお願いいたします。
 今治警察署 電話番号 0898-34-0110

 ご理解、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

旧小学校グラウンドの使用禁止について

 先月マチコミで「旧小学校の使用は許可された団体以外は入らないように」と通達があり、驚きました。
 正直、子どもたちの未来が心配でなりません。

 昨今、携帯やゲームでの室内遊びの流行、友達や人の家の庭先で遊ぶことの難しさ、近所の友達の少なさなどで、屋外で子どもが集まってのびのび自由に遊ぶことが少なくなっていると思います。

 近所の人の苦情が多いと聞きましたが、行政の方で校舎の立ち入りを仕切るなど、簡単ではないにしろ対応できるもののように感じました。

 大人を守るのではなく、未来ある子供たちを守っていただけませんか?
 将来、子どもたちが今治市に、伯方島に「住んでいて良かった」と言ってもらえるようにしていきたいと自分は思っています。

 叶浦に公園を作っていただけるのは本当にありがたいです。
 ですが、子どもが歩いて行けない場所です。
 歩いて行ける場所にある旧小学校のグラウンドの件を、ご一考のほどよろしくお願いいたします。

(令和6年4月1日受付 市内 40代)

回答

 地域の子どもたちの健やかな成長を願って、今回のご提言をいただきましたことに感謝を申し上げます。

 以前より、有津グラウンドの近隣住民の方から「旧有津小学校の校舎内や老朽遊具で遊んでいる児童生徒が沢山おり、怪我などをしないかと心配です。」との連絡をいただいており、施設の老朽化による安全上の理由から、校舎内への立ち入りを禁止とし、遊具の撤去工事や使用不可の標示看板を設置してまいりましたが、時間の経過とともに使用する児童生徒が増えたため、子どもたちに何かあってからでは遅いという判断のもと、施設を管理する伯方支所地域教育課から、旧小学校のグラウンドの使用禁止のお願いをさせていただきました。

 また、北浦グラウンド及び伊方グラウンドにつきましては、本市が運営する公共スポーツ施設の運用等を定めた「今治市営スポーツランド条例」により、使用の際には、事前に申請いただき、使用料のお支払いをお願いすることとなっておりますので、ご不便をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願いいたします。

 子どもたちの遊び場としては、市内各地に今治版ネウボラのサテライト公園の整備を開始したところでございます。
 伯方島内においても、リノベーション整備を進めている伯方農村公園を含む公園のあり方について、地域の皆様のご意見を参考にしながら、小さなお子様でも安全・安心に、快適に楽しくご利用いただけるよう環境整備に取り組んでまいります。
 また、廃校グラウンドの有効活用についても、今一度、地域コミュニティの形成や子どもたちの健全育成につながる場として、誰もが気軽にご利用いただけるような方法がないか、地域と一緒に検討をしてまいりたいと考えております。

 今後も、今治の恵まれた自然環境に親しみながら、住んでみたい、そして住み続けたいと思える魅力的なしまなみ地域の創出に取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

児童クラブの環境について

 児童クラブの支援員は若い人もいた方がいいのではないでしょうか。
 子どもの相手をするのに体力がいると思うし、先生や親のような感覚ではなく、お兄さんお姉さんのような感覚で、勉強をみてもらったり、遊び相手になってもらえるといいのではないかと感じました。
 短大生などが実習という形で参加していくとか、どうでしょうか。

 この間、市内の児童クラブの説明会に参加しました。
 「お弁当には子供の好きなものだけ入れてください」「栄養のことを考えて、野菜とか苦手なものを入れているお弁当があるけど、食べるのに時間がかかる」「人数が多いから交代で食べます」と言われました。
 保育園・こども園ではみんながいるから苦手なものも食べるけど、家では食べない、とよくある話です。小学1年生はまだ園の延長にいます。
 1年生でなくても、子供の栄養を考えてのお弁当がだめと言われてびっくりでした。

 他にも、ここの児童クラブだけはゲームの持ち込みをオッケーにしていて、「2時間はゲームできます。」と話していました。
 児童クラブに行くということは親が働いています。家に帰った後、親は家事があるので、子どもはその間がゲームやテレビの時間になると思います。
 持ち込みは自由ですが、児童クラブに行っている時までゲームの時間が必要でしょうか。周りに友達がいるのに2時間もゲームの時間にあてるのはどうなのでしょうか。
 児童クラブの支援員が楽をしたいからというように見えてしまいます。

 児童クラブは「場所を提供している」という考えではなく、「子供の成長を見守る、助ける」という考えはないのでしょうか。

(令和6年3月13日受付 市内 40代)

回答

 大切なお子様の健やかな成長を願って日々子育てに励まれていること、感謝申し上げます。

 児童クラブの説明会につきまして、担当課へ確認しましたところ、昼食やゲーム機の説明について、支援員の負担軽減ととれる内容がありました。ご懸念をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。

 クラブには、保護者の方に昼食の状況を明確にお伝えし、限られた時間の中で食べやすいお弁当の準備(おにぎりにするなど)の協力依頼はさせていただいたとしても、「好きな物だけ」というのは行き過ぎた発言ではなかったか、またクラブ活動において、本当にゲーム機が必要か等、子どもの成長を第一に考えたあり方について検討するよう指導いたしました。

 現在、今治市には33の児童クラブがあり、支援員の採用や活動内容につきましては、運営を担う地域の運営委員会や民間事業所等によって、クラブごとに決定しております。

 教育等を学んでいる学生に、夏休み等長期休暇中のアルバイトとして従事いただくこともありますが、学生は学業が多忙でなかなかご応募いただけないことや、児童クラブの開設時間が主に 14時~18時であるため、パートタイムの雇用となり、若い人材の確保が難しい状況ではありますが、今年度より県外の民間事業者に依頼し、様々な運動遊びプログラムを実施することで、普段関わりのある支援員以外の人との触れ合う機会が増やせるよう取り組んでおります。

 今後も、利用者の立場に立った説明や居場所づくりを行うとともに、保護者の皆様が安心して子どもを預けることができ、子どもたちが健全に楽しく過ごすことができる環境づくりや支援に向けて、全力で取り組んでまいります。

お問い合わせ

秘書広報課

電話番号:0898-36-1634
メール:hisyokouhou@imabari-city.jp
〒794-8511 今治市別宮町1丁目4番地1 本庁本館2階