寄せられたご意見と回答(令和6年6月)

乃万保育所の老朽化について

 乃万保育所の老朽化について話題にあがりました。
 市としてもご存じとは思いますが50年を迎える施設です。施設の至る所に剥がれやひび割れなどの劣化が目につきます。
 南海トラフがいつおきてもおかしくない状況下で、「地震がきたら園舎は潰れないのか」「子どもたちと先生は安全に避難できるのか」など考えてしまいます。

 別宮保育所や立花保育所のように無くすのではなく、残していってほしい存在だと思っています。
 子どもたちが安全に過ごせ、保護者が安心して預けられる場所として再建いただけないでしょうか。

 以下の内容について実現が図られるよう強く求めます。

  1. 乃万保育所を閉園することなく、建て替えをして継続させること
  2. 保育を継続しながら同じ土地での建て替えは難しいため、西中学校区内での建て替えをすること

 以上、お願いいたします。

(令和6年6月16日受付 市内 30代)

回答

 大切なお子さまの健やかな成長を願って、日々子育てに励まれている保護者の皆さまに心から感謝申し上げます。

 乃万保育所の老朽化についてご心配されるお気持ちは、私も同じでございます。
 現在、今治市内では公立の保育所・認定こども園17施設を運営しておりますが、その多くが昭和50年頃に建設され、老朽化への対応が喫緊の課題であることは十分に認識しているところです。
 これまでも、公立施設の老朽化や地域の適正定員の確保のため、公立施設の建て替えや民間移譲による再編を進めてまいりました。お話の立花保育所や別宮保育所につきましては、民間事業者により新たな体制を確立し、定員の移譲を行ったものです。
 乃万保育所は、既存の公立保育施設の中でも最も古い建物であるため、早期に対応が必要であると考えております。

 一方で、将来の少子高齢化を考慮して、対応方法は様々な選択肢を検討する必要がございます。
 建て替えによる公立での継続運営を行うのか、または、市内には長年保育施設を運営してこられた民間事業者が多くいらっしゃいますので、民間活用による新たな保育体制を確立するのか、地域の保育事情等も踏まえ、持続的に保育事業を提供できる体制を検討することが必要であるとも考えております。

 「こどもが真ん中」の環境整備に向け、保護者や地域住民の皆さんと対話を重ねながら、スピード感を持って検討を進めてまいります。
 ご意見を受け止め、最良の解決策を見つけるために努力してまいりますので、引き続きご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

関前岡村地区のサル被害について

 私の両親は、関前岡村に住んでおります。

 市長さんは岡村地区でサルが住人に悪さをしていることをご存じですか。
 テレビや新聞でも報道されましたが、高齢者を中心に襲ってきて、大腿骨骨折で入院している人もいます。
 今は私の両親もターゲットになっていて、何度もサルにやられて病院に通っていたりと、精神的にも非常にまいっています。
 報道でサル問題が解決したわけではなく、今も毎日、住民を苦しめています。

 支所の方々からいろいろと手立てはしてもらっているようですが、どこか他人事のように思えてなりません。地域の警察の方は母親に「何かあったらいつでも声をかけてください。」と言ってくれているようです。

 高齢にはなりましたが、長年岡村で過ごすことが両親にとって安心する場所であるし、我々子どもにとっても、故郷で両親が仲良く過ごしてくれることがうれしい毎日でした。
 近くには住んでいないため、週末しか両親の様子を見ることしかできず、不安と戦いながら過ごしております。
 サルの被害にあわないよう、周りに網を張りめぐらしている実家を見ているだけで切なくなります。

 関前地区は年々人口も減り、高齢者ばかり、今治とは唯一陸続きではなく、お荷物的存在ではあると思いますが、その地域を大好きな住民が安心して過ごせるようにはならないのでしょうか。
 今一度、住民一人一人の生活に向き合われて、大好きな今治の地で安心して過ごせる環境を整えていただきたいと思います。よろしくお願いします。

(令和6年6月7日受付 市外 50代)

回答

 ご家族がお怪我をされましたことに、まずもってお見舞い申し上げます。

 サルにつきましては、関前岡村地区のみならず今治市内各所に生息しており、各所で農作物被害が発生しております。

 関前岡村地区においては、サルの目撃情報が数年前からあり、人的被害は報道もされているとおり、今年3月末以降に複数件発生している状況です。
 関前支所においては、職員による見回りを実施しております。またサルの捕獲は法律で規制されているため、狩猟免許を所持し、サルの捕獲許可を受けている地元の猟友会員の方々にご協力いただき、市と一緒に、これ以上の人的被害を出さないため全力をあげていますが、人々の関心が高くなった影響からか、サルの警戒心が強くなっているようで、現在のところ捕獲には至っておりません。
 また、サル等の野生鳥獣が集落に近寄らない環境作りも同時に不可欠であり、農作物の残渣の除去などサルの餌場を作らないよう、地元住民の皆さんと協力して取り組んでいるところです。

 今後も、警察や猟友会などの関係機関と連携し、被害防止に努めてまいります。
 ご高齢のご両親が、住み続けたいと思っていただいている岡村で安心して暮らしていただけるよう取り組んでまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 なお、私は関前地区を「お荷物的存在」と捉えたことはありません。
 むしろ新しい今治づくりに向けた広島県呉市との結節点だと認識し、職員も有能な方を配し、今年度は私と呉市長とのトップミーティングを行うなど未来志向での取り組みを始めたところです。
 安全で安心な地域づくりに向け、市民が真ん中の視点で失敗を恐れず様々な取り組みを進めてまいります。

今治市の発展・発信について

 初めまして。
 私は生まれも育ちも今治です。地元である今治が大好きです。
 でも一緒に過ごしてきた友達がどんどん県外に出ていくので寂しさも感じています。出ていく友達は口を揃えて「遊ぶところ、刺激がないから」と言っています。

 私が今まで今治に住んでいて、今治新都市やドン・キホーテやユニクロとかができ、どんどん発展しているのは感じています。
 何が足りないのかを考えたら「映え」と「流行」だと思います。田舎特有の映えスポットはありますが、あまり知られてないのかな…と。

 そこで、SNSで広めるのがいいと思いました!
 今治市のtiktokをよく見ています。素敵です。

 今治と言えばバリィさんなので、バリィさんを使ったら面白いと思います。今治の景色をバックに流行の曲に合わせてバリィさんが踊るみたいな。
 あとは、観光や撮影スポットに何かを建てるとか。(どこでもドアを置いた時みたいな)
 銀天街でのイベントや、芝っち広場でカラオケ大会やスクリーン劇場とかも10~20代にとって刺激になりそうな気がします。
 今治の人は新しいスポットやイベントが大好きだと思うので。

 なぜメールを送ろうかと思ったかというと、これから生まれてくる今治の子どもたちに、今治で生まれて良かったと思ってほしいからです。
 小さい時にクラスメイトや先生にひどく言われて、友達もおらず、今治で生まれてこなかったら良かった、ここじゃなきゃ幸せになれたと泣いたことをすごく覚えています。
 でも今治で進学し、今治で就職して、そこで人に恵まれ、あれだけ嫌いだった地元も好きになってきました。
 辛かったときに、おばあちゃんが今治城へ連れて行ってくれた時の景色も忘れません。
 環境によって地元が好き・嫌いに変わっていくのかなって思います。

(令和6年6月6日受付 市内 20代)

回答

 ふるさと今治を大好きでいてくださるお気持ちが伝わってまいりました。

 一方、同年代のお友達がどんどん県外に出ていく現状を、寂しく思われているとのこと、私もまったく同じ思いです。
 昨年12月の「国立社会保障・人口問題研究所」の発表によると、現在15万人弱の今治の人口は、2050年には10万人を割り込むと推計されております。今治市がこれからも魅力的なまちであるために、ぜひ若い世代の方に「ずっと住みたい」、また一度ふるさとを離れたとしても「戻ってきたい」と思えるまちとなるよう、子育て分野で選ばれる今治版ネウボラをはじめとする様々な施策によって、全力で取り組んでいるところです。

 今治は、海事産業、今治タオルをはじめとする「ものづくりのまち」であると同時に、サイクリストの聖地であるしまなみ海道、豊かな自然環境、温かい人々によって育まれた歴史文化という、都会とは違う今治にしかない代えがたい魅力をもったまちですが、これらが外部に十分に伝わっていないという課題があります。
 そこで庁内の部署が連携し、地方都市である今治市が、魅力を全国へ効果的に情報発信していくために、その情報自体をいかに強く注目を集めるものにし、発信し続けるかを考える戦略的な情報発信に向けたプロジェクトをスタートさせました。

 また本市は今年度、12市町村が合併して20周年を迎えます。地域住民の皆さんと一緒に、まだ原石のまま眠っている今治の魅力を再発見し、磨き上げ、次の20年に向けた地域の宝物づくりをするため、様々な記念事業を計画しており、バリィさんも「合併20周年記念大使」として盛り上げてくれています。
 こうした行事の詳細は、広報いまばりや今治市の公式ホームページ、SNSなどでお知らせしてまいります。
 行事は今治城や広小路などでも行われますので、よろしければぜひご参加いただき、お友だちにも宣伝していただけると心強く思います。

 辛かった時期を乗り越えて、今、地元で前向きに暮らされているのは、ご自身の努力のたまものと思いますし、そのような若者が今治にいて、今治のためを想ってお手紙をいただけたこと、大変うれしく思いました。
 いただいたアイデアも参考にさせていただき、これからも大好きな今治であるよう、私も精一杯頑張ってまいります。

丹下健三氏の顕彰事業について

 初めまして。
 私は今治市出身で、現在は他県の建築学生です。

 この頃、丹下健三に関する行事が今治市で盛り上がっていると聞いて感銘を受けました。
 死後もなお日本中・世界中で愛される建築家「丹下健三」を、後世に語り継いでいくことは重要なことだと考えます。

 パリで開催された展覧会をぜひ今治市でも、と強く願っております。
 私は個人的に丹下健三先生を尊敬しているので、今治市出身の建築学生として何かお力になれること・イベントがありましたらぜひ、お手伝い・参加させていただきたいです。

 お忙しいとは思いますが、今後とも丹下健三に関する事業を続けてもらえると嬉しく思います。

(令和6年5月31日受付 市外 20代)

回答

 この度は、心強いメールをいただきましてありがとうございます。

 来年は丹下健三先生の没後20年の年となります。また、2005年に市町村合併をした今治市も、来年1月に合併20周年の節目を迎えます。
 これに併せて、本市では、丹下先生の「偉人マンガ」を作成いたしました。

 また今年度は、丹下先生の作品である今治市役所本館や市民会館を会場として、企画展示やマンガを活用した講演会、子ども向けワークショップ等を開催し、市民の皆さんや丹下建築に関心をお寄せいただく方々と一緒に、あらためて丹下先生のご功績を顕彰する取り組みを行っております。

 さらには現在、フランス・パリにおいて、オリンピックを前に「丹下健三と隈研吾展 ~東京大会の建築家たち~」が開催されておりますが、この展示会の日本での凱旋展を今治市に招致しようと、私自身が現地を訪問いたしました。
 展示会の関係者の皆さんに想いを伝えさせていただき、来年度の今治市での開催に向けて、前向きなお言葉をいただけたと感じております。

 こうした様々な取り組みを通して、丹下健三先生ゆかりの地として、そのレガシーを魅力的なまちづくりに活用していきたいと考えております。

 新たなイベントや取り組みなどが決まりましたら、ホームページやSNSなどでお知らせさせていただきます。
 また、お手伝いをお願いできることがありましたら、担当課よりご連絡させていただきますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

(市政広報番組)https://www.city.imabari.ehime.jp/kouhou/TVkoho/


  • 市役所本館での企画展示写真①

  • 市役所本館での企画展示写真②

  • 市役所本館での企画展示写真③

伯方島の花火大会について

 伯方島の花火大会はもう実施されないのでしょうか?
 コロナ禍前までは毎年楽しみにしていましたが、ここ数年は開催されていないのでとても寂しく感じています。
 混雑を避けることはできませんが、開催されれば島民にとってはもちろん、それ以外の方にとっても非常に素晴らしい思い出になり、今後の伯方島の魅力度・集客アップにもつながるかと思います。
 難しいかと思いますが、私以外にも楽しみにされている方も多いと思いますので、開催をご検討いただけると嬉しいです。

(令和6年5月29日受付 市内 30代)

回答

 夏の風物詩として長年愛されてきた伯方島の花火大会が開催されず、大変寂しい思いをされていることと拝察いたします。

 花火大会については、伯方島の皆さんで設立した「はかた夏まつり振興会」が組織する「はかた夏まつり実行委員会」が企画、運営を行っていましたが、令和3年度に解散となってしまい、以降は夏まつり、花火大会ともに休止となっているのが現状です。
 はかた夏まつり振興会においても、観光客の誘致はもとより、地元の皆さんが楽しみにされている花火大会を継続するため、様々な方面に働きかけをされていますが、新たな実行委員会の設立には至っておりません。
 そのため、実行委員会が担っていた寄付金の徴収が難しいことや、物価上昇による開催費用の高騰などの理由から、はかた夏まつり振興会の総会において、今年度の夏まつりと花火大会も中止が決定されたと伺っております。

 本市としましても、島民の皆様のご意見をお聞きしながら、今後の花火大会の再開に向けて、はかた夏まつり振興会と協力して検討を進めてまいりたいと思います。
 今年度はご期待に添えず、大変申し訳ございませんが、ご理解をいただきますようお願いいたします。

 しまなみエリアの真ん中にある伯方島は、今、自らでまちづくりを行うなど、大きく変わろうとしています。しまなみに吹き始めた新しい風が、新たな文化・イベントの創造につながることを私も願っておりますし、支援を続けてまいります。

ふるさと納税返礼品のリクエスト

 私の子どもは今治市のキャラクター「バリィさん」が大好きです。
 昨年は家族で今治市に足を運んで、いろいろなグッズをたくさん買ってきました。
 バリィさんの人形は大きいものから小さいものまで、現在購入できるものはほとんど揃えており、人形を抱きしめたり眺めたりといつもニコニコ喜んでおります。

 そんな子どもが唯一、手に入れたくても買うことができない人形があり、高さが60cm、横幅が55㎝、胴回りが1.2mのバリィさん人形です。
 現在は販売されておらず、販売元に問い合わせましたが、「現時点での販売予定はない」と言われたようでがっかりしております。
 フリマサイトなどで探してみましたが、気に入ったものには出会えず、購入には至っておりません。
 
 そこでお願いなのですが、今治市の「ふるさと納税」の返礼品の一つに加えることはできないでしょうか。
 当時は9000円くらいの販売価格でしたが、今治市に寄付をしながら欲しいものを手に入れることができる「ふるさと納税制度」を利用することで、少しでも今治市にもお役に立ちたいと思っているのですが…。
 今治市のキャラクターである「バリィさん」を再度クローズアップさせ、人形だけではなく、いろいろなグッズも返礼品の中にあてることで、納税者の選択の幅が出てくると思うのですが、いかがでしょうか。(現在は、陶器の物だけが並んでいるようです。)

 個人の要望を市の施策に反映させることはなかなか無理なこととは十分理解しているつもりですが、ご検討をいただければと思い、投函させてもらいました。
 お取り計らいのほどよろしくお願いします。

(令和6年5月25日受付 市外 60代)

回答

 今治市に想いをお寄せいただき、今回のご提案をいただきましたことに感謝を申し上げます。またバリィさんを愛していただき、本当にうれしくありがたく思います。

 バリィさんには、長年にわたり本市の地域振興に力添えをしてもらっています。
 加えまして、本市は今年度、12市町村が合併して20周年を迎えます。今年1月に行ったオープニングイベントを皮切りに、現在、色々な記念事業を行っていますが、バリィさんにも「合併20周年記念大使」として、記念事業を一緒に盛り上げてもらっています。

 さて、ご提案の件についてですが、ふるさと納税の返礼品の一品として既にバリィさんのぬいぐるみを出させていただいていますが、お求めの大きさの品ではないようです。
 販売元へご確認いただいているとおり、お求めの大きさの商品は現在販売しておらず、残念ながら今のところ再販の予定はないと伺っております。

 しかし、今回いただいたご提案や、本市を様々な側面からご支援いただいている市外の皆さんからのご意見をいただく中で、ニーズの把握も行いながら、販売事業者とも十分に協議、検討を重ねてまいりたいと考えております。

 このたびは貴重なご提案をいただき、ありがとうございました。
 今後もバリィさんと共に、今治市もよろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ

秘書広報課

電話番号:0898-36-1634
メール:hisyokouhou@imabari-city.jp
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