寄せられたご意見と回答(令和6年11月)

今治市の地域経済について

 市内のある大手販売店と住宅設備のショールームが今年いっぱいで撤退するそうです。
 今回の撤退は、今治市の過疎化、衰退の象徴のように思えてなりません。

 今治市は住みたい街などと言われていますが、実際のところ、産業構造、経済においては決して楽観視できないと思います。
 過疎には無縁の今治市にしていただきたく思います。

(令和6年11月17日受付 市内 60代)

回答

 今治市の未来を思うお気持ちから、貴重なご意見をいただけましたこと感謝いたします。

 両店舗様には、長年、市民の生活に寄り添って営業いただき大変ありがたく感じております。このたびの閉店は非常に残念ですが、本市としましては、各事業者の経営上の判断になりますので、尊重せざるを得ないと考えております。

 今治市の人口は昭和55年をピークに減少が続き、現在、様々な移住政策に全力で取り組んでいるものの、減少傾向の改善には至っておらず、活発な地域経済の維持において安心できる状況とは言えません。
 特に、若年層の方が大学進学などを機に市外へ転出された後、そのまま今治に戻ってこない、さらには自分が望む企業への就職のために転出するといった状況が、人口減少の大きな要因の一つとなっており、市内企業の人材不足が喫緊の課題となっております。

 本市といたしましても、市内企業が取り組む自社業務の効率化(省人化・省力化による生産性向上)を目的としたDX推進に対する補助制度の創設、プログラミングやAI技術を活用し業務改善に取り組むことができる人材育成支援などに注力することで、人材不足により市内企業が衰退することなく、商いが維持できるまちづくりを推進し、地域経済の活性化に努めてまいりますので、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

野犬に関する対応依頼

 上浦町では野良犬が非常に多く、群れになって行動しています。
 近ごろは人に対して攻撃的になり、子どもが外に出ると吠えて襲ってきそうになることが度々あるので、子どもが1人で登校したり、出かけたりすることをとても怖がります。
 とにかく頭数がかなり多いので、いつか噛みつかれるのではないかと心配しています。

 建物の下の隙間で野良犬が出産しており、フンの被害もかなり多いです。
 近所では野良犬に餌を与えている人もいるそうです。
 個人の力では止めることもできませんし、時々チラシなどが回覧で回っていますが、効果があるように感じません。

 捕獲する柵を借りることができるのはわかっているのですが、捕獲作業を個人でするのはなかなか難しいです。
 子どもたちが噛みつかれる前に、なにか対策をお願いします。

(令和6年11月18日受付 市内 40代)

回答

 大三島においては、野犬に関する苦情や相談が多数寄せられており、住民の皆さまの不安なお気持ちをお察しするとともに、地域の重要な問題として認識いたしております。

 ご指摘の箇所については、早速現場の状況を確認し、捕獲箱を設置いたしました。捕獲箱の貸し出しに関しましては、設置場所への運搬や捕獲後の対応など、できる限りのサポートをいたしますので、どうぞご遠慮なく支所へご相談ください。

 今後も、野犬の出没地域への巡回パトロールを実施し、関係機関や地元自治会とも連携を図りながら、引き続き適切な対応に努めてまいります。

 また、野犬へのエサやりについても、広報誌や支所だよりで無責任なエサやりの禁止を周知しているほか、立て看板の設置や自治会からの周知など、対策に努めているところです。
 なお、エサやりをしている方を見かけられましたら、お手数をおかけしますが支所までご一報ください。匿名の方からの情報提供として、市から直接指導をいたします。

 引き続き、住民の皆さまが安心して暮らせる地域づくりに取り組んでまいりますので、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

上浦支所住民サービス課 0897-87-3000

外国人観光客向けのわかりやすい案内について

 先日今治を訪れた際、今治駅前のバス停でなにかを探している外国人のご夫婦がいらっしゃったので話しかけたところ、尾道行きのバスを探しておられるとのことでした。
 幸い私も尾道へ行くところでしたので、乗り場をお教えしました。

 今治駅前のバス停には英語などの外国語の案内表示がありません。
 また、尾道行きのバスの時刻表もありません。
 以前は尾道直通のバスがあったのですが、現在は福山行きのバスに乗って因島大橋で乗り換えねばならないため、表示がないのだと思います。
 時刻表などはスマホで検索できるのですが、乗り継ぎや乗り場のことは英語で表記されていません。
 私も探したほどですから、外国人にはわかりにくいと思います。

 せっかく、しまなみ海道の自転車人気で外国人の観光客も増加しているのですから、この際、英語、中国語、韓国語くらいの統一的な表示板を設置されてはいかがでしょうか。

 また、これはバス会社の問題かもしれませんが、尾道までの乗り換え乗車券は2300円ですが、今治-因島、因島-尾道を別々に払うと2370円です。
 因島でバスを待つ間、そのご夫婦は「なぜそれを説明してくれなかったのか」と怒っておられました。わずか70円のことですが、それを説明しなかったことにご立腹だったようです。
 「複雑なシステムなので運転手さんも英語で説明できなかったのでしょう」となだめておきました。機嫌よく別れたので、悪い印象は持たれなかったとは思いますが、せっかく割安のチケットを販売しているのなら、英語で案内してあげたらどうかと思います。
 かくいう私も今回までそれを知らなかったくらいです。(行きの尾道のバスのなかで運転手さんに教えてもらったのです。)

 また、因島でバスに乗車した際に整理券を取られなかったので、代わりに私が取って渡すと「これはなんだ」と聞かれて、英語で説明するのに難渋しました。これも外国人にはちょっとわかりにくいと思います。

 今後も外国人旅行者は増えるのでしょうから、掲示板のことなど、ご検討いただければと思います。

(令和6年11月12日受付 市外 60代)

回答

 このたびは、外国人観光客のためのわかりやすい案内についてご提案いただき、誠にありがとうございます。また、お困りの外国人観光客の方への親切なご対応に、心よりお礼申し上げます。

 現在は、駅前にございます「観光インフォメーションセンター」で、観光場所や行き方などを紹介し対応をさせていただいておりますが、ご指摘の通り、外国人観光客の増加に伴い、英語、中国語、韓国語での統一的な表示板の設置や、尾道行きバスの乗り換え乗車券の情報提供の改善などが必要と認識しております。

 いただいたご意見を参考にし、各関係機関と協議を重ね、対応策を検討し、外国人観光客にとっても安心して旅行が楽しめるサービスの提供に努めてまいります。

LINE等を活用した不審者情報の配信について

 最近、関東地方を中心に高齢者を狙った強盗事件や強盗殺人事件が発生しており、それに先立って塗装業者や公共機関の担当者を装った下見行為が行われているとの報道がございます。

 このような不審者に関する情報を市で収集し、LINEなどのツールを活用して不審者情報を配信するシステムの構築をご検討いただけないでしょうか。
 また、市民が不審者情報を簡単に報告できるシステムも同様のツールを活用したものが望ましいと考えております。

 今治警察署のホームページでも不審者情報が掲載されておりますが、主に中高生への声かけに関する情報が中心であり、また、ご高齢の方にとっては積極的にホームページを探して情報を取得するのは負担が大きいかと思われます。

 市民の安全と健康は福祉の一環とも言える重要な要素でございますので、ぜひご検討いただけますと幸いです。よろしくお願いします。

(令和6年11月5日受付 市外 40代)

回答

 このたびは、市民の安全に関わる貴重なご意見をいただき、ありがとうございます。

 ご指摘いただいたとおり、SNSを使った特殊詐欺事件や闇バイトによる強盗事件のニュースが連日報道されており、先日も他県ですが、独り暮らしの高齢者宅に強盗の下見の可能性がある不審者の訪問があったとの情報がありました。
 このような事件は都市部に限ったものではなく、今治市においても他人事ではありません。高齢者をはじめとする市民の安全対策が一層重要であると認識しております。

 今回のご意見を受けまして、今治警察署と改めて協議をいたしました。
 愛媛県警察では、住民から寄せられた情報を集約してホームページや公式SNS(エックス・Facebook)で情報提供を行っているとのことですが、今治市としても、警察と協力しながら、公式LINEや広報紙でのお知らせを通じて市民の皆さまに注意喚起を行うとともに、自治会や民生委員など、地域のネットワークを活用した啓発活動の強化についても検討してまいります。

 今後も、市民の防犯意識の向上に努め、安心・安全なまちづくりに取り組んでまいります。

子どもの予防接種管理について

 私は現在子ども6人を育てながら仕事をしているのですが、予防接種のスケジュール管理がすごく難しいです。
 接種予約をしていても、熱が出てしまったら予約を変更して、とり直した予約もまた変更して、となっているのが現状です。
 接種期限を過ぎてしまうと自費で受けないといけなくなっています。自費だと1回で1万円ぐらいかかるので、家計を圧迫してしまいます。
 1回ハガキは届くので見るのですが、しばらくすると忘れてしまっています。今回も2人分忘れてしまっていて自費で受けないといけなくなってしまいました…。
 前に住んでいたところでは、何回かハガキを送ってくれたり、それでも接種に行っていない人には保健師から電話がかかってきたりしていました。

 多子世帯にもう少しなにかあってほしいです。
 もっと子育てしやすい今治にしていただきたいです。よろしくお願いします!

(令和6年10月24日受付 市内 40代)

回答

 お仕事をされながら大切なお子さまの健やかな成長を願って、日々、子育てに励まれていること、感謝申し上げます。

 ご意見をいただきましたお子さまの予防接種につきましては、出生届ご提出の際に予防接種手帳をお渡しし、手帳のスケジュールに沿って接種を受けていただいており、接種忘れを防止するため、接種期限の前にハガキでお知らせをいたしております。
 また、本市が導入しております子育て支援アプリ「いまばり子育て応援ナビ(母子モ)」には、予防接種の事前お知らせ、スケジュール管理、忘れ防止アラート機能などが搭載されておりますので、ぜひご活用いただければと思います。

 そのほか、ご自宅に近い支所の保健師やこども家庭センターなど、地域の子育て支援の関係機関が、子育てに関する相談を随時承っておりますので、悩みやお困りごとがあれば何なりとご相談ください。

 本市では、子育て世帯に対する経済的支援策として、紙おむつの購入にかかる「今治市愛顔っ子(えがおっこ)応援券」の交付や、多子世帯への保育料や副食費の支援など、世帯収入を要件としない事業を実施しているところですが、今後も、「女性が輝く、子どもが輝く、やさしいまち“今治”」を目指して取り組んでまいりますので、ご理解をお願いいたします。

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電話番号:0898-36-1634
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