寄せられたご意見と回答(令和7年3月)

今治市通学費助成金事業について

 現在、通学定期代の助成については、以下のように定められています。

  • 陸地部から島しょ部に通う高校生には、月額上限1万5千円の補助
  • 島しょ部間の高校通学には全額補助
  • それ以外の中高生には月額5千円を上限に補助

 この助成金事業について、2025年度以降も継続していただくことを強く希望します。
 また、補助金額に差がある現状を踏まえ、すべての対象者に公平な支援をお願いしたく存じます。
 特に、島しょ部から陸地部に通学する生徒にとっては、通学にかかる経済的負担が大きく、質の高い学校生活を送るためにも、すべての対象者に対し一律で月額上限1万5千円の支援を希望いたします。

 ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。

(令和7年3月12日受付 市内 40代)

回答

 しまなみ海道の通行料金につきましては、島しょ部にお住まいの皆さまから特に多くのご意見をいただいております。
 その中でも、通学のための通行料支援についての要望が多く、私が市長就任時に掲げていた「しまなみ海道の”実質”無料化」に向けた取り組みを進め、現在の通学費助成事業の実現に至ったところでございます。この助成事業は、来年度も引き続き実施する予定で準備を進めております。

 今後もこの問題の解決を目指して、様々な角度から、市役所内で通学費の拡充も含め実質無料化に向けた調査研究を引き続き行ってまいります。

 一方、陸地部から島しょ部の高校へ通学する生徒への支援については、島しょ部高校の存続支援のために、令和元年度から実施しているものでございます。
 令和8年度から新たに「しまなみ高校」が開校する予定ですが、これは地域の皆さまが地元高校の存続のために様々な活動に取り組んでこられた成果であり、市としても皆さまの熱意に応えられるよう支援を継続しているものでございます。
 高校存続は島しょ部地域の活性化にもつながるものでございますので、ご理解をいただきますようお願いいたします。

 ひとりひとりが自分らしく輝き、安心して地域で生活ができるよう、今回のご要望も踏まえ、島しょ部にお住いの皆さまの声を丁寧に拾い上げ、子育てしやすく、誰もが住みやすい故郷を目指して取り組んでまいりますので、様々なご意見、ご提言をくださいますようお願い申し上げます。

市道榎町線の交通安全対策について

 市道榎町線付近に住んでいる者です。
 この道(榎集会所前の道)は抜け道になっているためか、歩行者や自転車がいるにもかかわらず猛スピードで車が通過していて大変危険です。
 道路も非常に狭く、見通しの悪い交差点もあり、この交差点では事故もよく目撃します。
 特に朝の時間帯は通学や通勤している方も多いので、朝の時間帯だけでもこの区間だけ通行制限をすることはできないのでしょうか。

 通行制限が難しいのであれば、新たによく目立つ標識や道路標示の設置、スピードを出しにくくするような道路舗装など何かしら安全対策をしていただきたいです。
 大きな事故が起こる前によろしくお願いします。

(令和7年3月7日受付 市内 30代)

回答

 安全・安心なまちづくりのためにご提言をいただきありがとうございます。

 市道榎町線に関しましては、過去においてもスピード超過の車両が多いとの指摘を受け、地元から安全対策のご要望が寄せられておりました。
 これに対し、既に交差点前後には「交差点注意」の路面標示を設置しておりますが、このたびのご意見を踏まえ、車両の速度低下を促すため、立体的に見える路面標示のイメージハンプや「減速」の路面標示の追加と、注意喚起のための看板を電柱等に設置するよう担当課へ指示いたしました。

 「時間帯通行禁止等の規制」につきましては、警察の所管となる事項でございます。
 今治警察署交通課に確認いたしましたところ、規制の実施には、沿線住民の同意が必要であるため、現時点での実現は難しいとのことでしたが、速度超過の車両が認められた場合には、巡回等を通じて厳正に取り締まっていくとの回答を得ております。

 引き続き、交通事故を未然に防ぐための安全対策に努めてまいりますので、今後ともお気づきの点がございましたら、道路課(TEL: 0898-36-1564)までご連絡をお願いいたします。

学校跡地の活用方法についてのご提案

 私は広いスペースが必要な遊びが好きです。
 先日、同じ趣味の方々と集まって他市の施設で部屋を貸し切って遊んだのですが、料金はお手頃で、食堂等もあり、手入れも行き届いているいい施設だなと感じました。
 その施設(元小学校)は駐車場、運動場、食堂、トイレ等充実した設備がそろっており、当日もかなりの部屋が埋まっている様子で、市民の憩いの場、趣味の場になっていることがわかりました。

 今治市内には大規模なレンタルスペース等が少ないと感じております。
 同時に学校跡等、有効活用ができていない施設跡が多い印象もあるので、ぜひ参考にして今治市でも同様の施設を運営していただけませんか?

 現在は子どもが公園で遊ぶことも難しくなっており、家でゲームやスマホ…と昔ながらの遊びの空気感を感じられない時代で寂しさを感じております。
 20年の成人式でのスピーチでの若者に対する熱意を感じて、今治を若者が住みやすい、不便なく過ごせる街になることを願っております。
 ぜひご検討をよろしくお願いします。

(令和7年3月3日受付 市内 20代)

回答

 ご提案いただいた市内の学校跡地などの活用方法については、地域の皆さまとも意見交換をしながら検討を進めてまいりたいと思います。

 なお、今治市では現在、子育て支援機能を集約した「ネウボラ拠点施設」の整備を進めています。この施設は、子育て世代だけでなく、中高生からシニア世代まで、誰もが自由に過ごすことができる施設を目指しており、ダンス室や音楽スタジオ、多目的室などを備えた複合施設となる予定です。

 これからも若い世代を含め、すべての市民が住みやすく、楽しく過ごせるまちづくりを目指して引き続き取り組んでまいります。今治市をより魅力的なまちにするために、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

運転免許返納後の移動手段について

 免許の更新の案内が届いたので、この際、免許を返納しようかと考えています。
 路線バスの割引特典があるとお聞きしましたが、mobiの方が市内での利便性が高いので、補助対象にしていただき、料金が安くできるように検討願います。

(令和7年2月22日受付 市内 60代)

回答

 ご要望をいただきました「mobi(モビ)」につきましては、現在、民間事業者により試験的に運行されているものでございます。いただいたご要望につきましては、運営事業者に共有させていただきたいと存じます。

 なお、運転免許証を自主返納された方を対象に、愛媛県警察で運転免許自主返納支援制度を実施しています。
 これは、有効期限内の運転免許証を自主返納した後に、「運転経歴証明書」の交付を受けて、支援活動を行う団体・企業等に提示することにより、割引などのサービスが受けられるようにするものです。
 路線バスの割引特典につきましても、このサービスの一つとして、運行会社が独自に路線バス(高速・急行バスを除く)の運賃割引を行っているものでございます。
 また、市内のバス路線が廃止された地域(朝倉・玉川・吉海(一部)・上浦・大三島(一部))の代替として市が関係事業者等との連携により運行している乗合タクシー等においても、同様に運賃割引を実施しております。

 本市としても、運転免許証返納後も不安を感じることなく生活できる移動手段の確保については重要であると認識しており、関係機関等と協力しながら支援制度の充実を図ってまいりたいと思います。
 あわせて、運転免許証を自主返納したために移動手段に不便を感じることのないよう、今後とも安心して生活できる移動手段の確保に努めてまいります。

YouTubeで市の情報を発信してほしい

 今治市が運営するYouTubeチャンネルを活用し、市の取り組みや市議会の様子を生放送で、市民に公開することを検討していただけないでしょうか。
 現在、広報では文章で意見や情報が発信されていますが、それだけでは市民に十分に伝わりにくいと感じています。
 YouTubeなどの動画配信を通じて市議会での話し合いや市の取り組みを「ありのままの姿」で公開すれば、市議会議員や市職員が真剣に今治市の未来を考えて意見交換をしていることを多くの市民が知れます。

 現状では、政治に希望を持っている人は決して多くはないかもしれません。しかし、市の取り組みがよりオープンになれば、市民の生活向上につながるだけでなく、市政への関心や信頼が高まり、まちづくりに前向きな気持ちを持つ市民が増えると思います。
 市民にとって、市の取り組みをもっと身近に感じられるよう、積極的な情報発信の工夫をお願いいたします。

(令和7年2月16日受付 市内 60代)

回答

 今治市からの情報発信について、前向きなご提言をいただきまして、ありがとうございます。
 今治市では、様々な手段を用いて広報や魅力発信に取り組んでいます。
 特に、毎週地上波で放送されている市政広報番組では、今治市の様々な事業を取り上げ、市内外の皆さまへわかりやすくお伝えしており、放送後はYouTubeでもご視聴いただくことができます。
 「市民が真ん中」の今治市では、市民の皆さまがメインプレイヤーです。多くの方に市政へ関心を寄せていただき、「Z世代」や「α世代」と呼ばれる若者たちにも、まちづくりに参画していただけるよう、今後も積極的な情報発信に努めてまいります。

 なお、市議会からは下記のとおり回答がありましたので、あわせてお知らせさせていただきます。

市議会からの回答

 市議会の情報発信について、貴重なご意見をいただきありがとうございます。

 YouTube等の動画配信を通じた市議会の情報発信についてですが、今治市議会では、市民の皆さまに議会を身近に感じていただくため、すでに動画配信サイトYouTubeを利用し、本会議のライブ中継及び録画映像の配信(視聴期限あり)を行っています。視聴方法につきましては、今治市議会のホームページをご覧ください。
 なお、年4回発行されている市議会だよりには、YouTubeの該当箇所に直接アクセスしていただける二次元コードを掲載しておりますので、そちらからもご覧いただけます。

 今後も、市民の皆さまに市議会の活動が伝わるよう、情報発信の充実により一層努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

お問い合わせ

秘書広報課

電話番号:0898-36-1634
メール:hisyokouhou@imabari-city.jp
〒794-8511 今治市別宮町1丁目4番地1 本庁本館2階