寄せられたご意見と回答(令和7年4月)

商業施設を誘致してほしい

 菊間町に住んでいます。
 身近に大型のスーパーやドラックストアがないので、できれば誘致してほしいです。
 よろしくお願いいたします。

(令和7年4月8日受付 市内 40代)

回答

 ご指摘のとおり、日常生活に欠かせないスーパーやドラッグストアなどの商業施設が身近にあることは、市民の皆さまの利便性のみならず、地域の活力や暮らしやすさにも大きく寄与するものでございます。

 本市では、近年、複数のスーパーマーケットやドラッグストアが新たに出店しており、一定の地域では利便性の向上が図られております。
 一方で、地域によって店舗の出店には差があり、店舗の閉店などにより生活に不便が生じている現状も、認識しているところでございます。
 商業施設の出店につきましては、各企業が独自に立地条件や商圏などを総合的に判断するものであり、市は各企業の後押しに伴う調整など様々な協力をさせていただくと共に、お問い合わせいただいた案件については、地域ごとのニーズや生活実態について適切に情報提供を行い、よりバランスのとれた商業環境の実現に向けて働きかけております。

 今後も魅力的で住みやすいまちづくりに努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

中央公民館のバリアフリーについて

 先日、中央公民館の文化祭があった時に気がついたことをお伝えします。

 公民館の和室に上がるには、靴を脱いで10センチほどの段差を上がります。上がるときは問題ないのですが、靴を履く際、高齢の方は立ったまま10センチ下の靴をはくことができないので、座って靴を履きます。
 ですが、座っても横に手すりがないので、立ち上がるには横に転がって四つん這いになって立つことになります。そんな方を数名見かけました。
 わずか10センチの段差ですが、脚力が衰えた人にはなかなか厳しいものがあります。手すりが1本あればそこにつかまって靴を履くことができるのではないかと思いました。

(令和7年3月29日受付 市内 70代)

回答

 中央公民館の和室の出入り口について、貴重なご意見をいただきありがとうございます。
 さっそく職員が現地を確認し、ご高齢の方の利用頻度が高いことを踏まえて、少しでもご不便を解消できるよう、手すりの設置に向けて対応を進めることといたしました。
 併せて、他の施設につきましても、同様の対応が必要か否か調査を指示いたしました。

 今治市では、ひとりひとりが輝く「人が元気になるまち」を目指して、バリアフリーやユニバーサルデザインの推進に取り組んでおります。これからも市民の皆さまの声をまちづくりに活かしながら、一歩ずつ着実に前進してまいります。

長期休暇中の学童保育について

 4月で小学生になる子を育てている短時間勤務中の母親です。
 入学予定の小学校の学童では短時間の預かりは受け入れてもらえないので、春休みや夏休みなどの長期休暇中の預け先がありません。 学童に入ることができず、困っています。

 数年前も上の子が同じ理由で学童が使えなかったため、以前から幼い子を抱えて働くことに困難を抱えていました。
 預け先がなく困難抱える家庭に対して、学童の受け入れ拒否ではなく、もう少し柔軟な対策を考えていただけないでしょうか。

(令和7年3月27日受付 市内 40代)

回答

 ご提言の春休みなどの長期休暇中に安心してお子様を預けられる環境づくりは、子育てと仕事の両立を支える上で重要な課題であり、市としましても、長期休暇期間中のみ受入れできる学童保育の必要性を強く認識しております。

 現在、今年の夏休みの開設に向けて準備を進めているところですが、現時点ではお知らせできる段階に至っておりません。準備が整い次第、今治市のホームページや学校を通じて速やかにお知らせいたしますので、もうしばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

 今回お寄せいただいたご意見を踏まえ、今治市では、子育てと仕事の両立の妨げとなっている様々な「壁」の突破に向け、制度やサービスの充実を図ってまいります。
 引き続き、お困りのことがございましたら、どうぞ遠慮なくご相談ください。

クアハウスの現状についてのご質問

 家族が毎週、クアハウスの体操教室に通っています。
 足が悪く、車にも乗れないので、送迎バスがあるクアハウスはとてもありがたく利用させていただいているのですが、3月に食堂がなくなるそうで、食事をどうしようかと悩んでいるようです。
 壊れて使えないままのエリアもあるそうで、クアハウス自体がなくなってしまうのではと心配しています。
 今後、食堂が復活する予定とか、クアハウス自体がどうなるのか、なにか決まっているのであれば知りたいです。よろしくお願いします。

(令和7年3月17日受付 市内 60代)

回答

 クアハウスをご利用くださっているとのこと、心より感謝申し上げます。
 日頃から送迎バスをご利用いただきながら通っておられるご様子をうかがい、改めてクアハウスの果たしている役割の大きさを感じております。

 さて、クアハウス内の食堂につきましては、これまで四季折々のメニューを通じて、ご利用の皆さまに楽しんでいただけるよう努めてまいりましたが、利用者の減少により、やむを得ず本年3月をもって営業を終了させていただくこととなりました。ご不便をおかけし大変心苦しく存じます。
 ただ、食堂スペース自体は今後もご利用いただけますので、お弁当などをお持ち込みいただき、お食事をしていただくことは可能です。また、パンの販売は引き続き行う予定ですので、今後のご利用者様のニーズに応じて、より良い形を模索してまいります。

 また、施設の一部にご利用いただけないエリアがある件につきましては、バーデゾーンの「打たせ湯」や「箱蒸し」等が該当するかと存じます。経営の厳しい状況をふまえ、施設全体の存続を図るため、5月よりバーデゾーンを休止させていただくこととしております。

 クアハウスを引き続き健康づくりの場として皆さまにご利用いただけるよう、送迎など必要なサービスを維持しながら、持続可能な運営を目指してまいりますので、今後もぜひご利用ください。

おひさまパーク・自転車施策について

 昨年末オープンした『おひさまパーク』ですが、子どもをもつ身として新しい公園は大変好ましく思います。
 しかし、この公園には駐輪場がありません。あるにはありますが、5台も置けば満杯になる程度の小さなスペースしか確保されておりません。イベント時、案内の方に「駐輪場はありません」と言われ唖然としました。
 園内にはサッカーや野球もできそうな広場も整備されているので、小中学生が練習試合等で集まると思います。

 もう一つは、市内交通における自転車分担率についてです。
 全国的なヘルメット努力義務化、違反の厳罰化等、自転車の利用に関しては逆風しかありません。
 重要実績評価指標としてレンタサイクルの利用延べ数を挙げておられますが、目標値の7万台というのは一日に均せばせいぜい200~300台程度ということになります。
 これに対し、市内の自転車分担率が1%向上すれば市内を通行する自転車が1500台増えることになり、同時に自動車の通行量を1000台近く削減できるということでもあります。3%の向上ともなれば目に見えて減少することになるのです。

 なにか自転車の通行に関して便宜を図るような施策はされましたか?
 市民の多くが自転車で安全に日常生活を送れる、そういう環境になって初めて観光客も走りやすいと感じるのです。
 観光資源としてのしまなみ海道のプッシュは頻繁に行われていますが、そこへ繋がる市内の道路は安全に自転車で運行できるでしょうか?「橋と島は良かったけど、今治市内は走りにくかった」という感想を持たれては、長期的には市にとってマイナスでしかありません。

 自動車を運転する方からすると二輪車というものは危険な物でしかありません。究極的には通行空間を完全に分離するほか、安全に運行する術はないのであります。
 ともあれ、いきなり市内を縦通する自転車道を整備する、というのは現実的ではありません。

  • 時間帯でどこかの路線を自転車専用にする(実験的に行うのであれば県道38号及び北宝来近見線)
  • 歩道部を縮小し、自転車道化する(北宝来近見線で行っている工事を市内の各所へ広げる)
  • 蒼社川沿いをサイクリング道として整備する

あたりが現実的な試行ラインかと思います。

 自動車依存は今後の市の運営にとっていい結果をもたらしません。減らない交通量、街路の維持も難しくなることでしょう。
 今後免許返納者の増加からの公共交通機関の減少というコンボで大量の医療・買物難民を生みだします。
 Mobi等の半公共機関の拡充および周知の徹底、自転車のようなコンパクトなパーソナルモビリティに対し運行上の便宜を図っていくことこそが、向こう20・30年後の今治市民の幸福を左右すると考えます。
 ご一考いただければ幸いであります。

(令和7年3月17日受付 市内 40代)

回答

 『おひさまパーク』の駐輪場に関しまして、ご不便をおかけしていることに申し訳なく思います。
 ご指摘のとおり、多くの市民の皆さまにご利用いただいている公園でありながら、駐輪スペースが十分とはいえない状況にあることは、私どもとしても認識しており、今後の拡充に向けて前向きに検討を進めてまいります。

 次に、本市の自転車分担率についてですが、2020年の国勢調査によると、通勤・通学における自転車の利用率は、常住地で約15.2%、従業地・通学地で約14.9%となっております。
 健康の増進やカーボンニュートラルの実現といった観点も踏まえ、市内企業に対して、国土交通省が推進する「『自転車通勤推進企業』宣言プロジェクト」への参加を働きかけるなど、市民の自転車利用促進に取り組んでおり、一定の成果が見られているところです。

 また、自転車の走行環境整備につきましては、北宝来近見線をはじめとする市内の主要道路において自転車専用通行帯の整備を進めるとともに、愛媛県とも連携しながら、国道317号線や県道38号今治波方港線など、「今治市自転車ネットワーク計画」に基づく路線の整備も行ってまいります。
 加えて、交通安全の観点から、幼児や小学生を対象とした自転車安全教室の実施や、「シェア・ザ・ロード」の理念の周知にも力を入れております。

 そのほか、ご提案いただきました、特定時間帯での自転車専用道路の導入や、蒼社川沿いのサイクリング道の整備などは、今後のまちづくりを進めるうえで大変参考になるものと受け止めております。市民の皆さまが日常生活の中で安全・安心に自転車を利用できる環境の実現に向け、今後も真摯に検討を重ねてまいります。

 今治市が「サイクルシティIMABARI」として、名実ともにふさわしいまちとなるよう、日々の暮らしを支える手段としての自転車利用を一層推進し、将来を見据えた持続可能な交通施策に全力で取り組んでまいります。

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