寄せられたご意見と回答(令和7年8月)

保育料の負担軽減について

 いつも市民の暮らしや子育て支援のためにご尽力いただき、ありがとうございます。

 私は現在、2人の子どもを育てております。
 上の子が1~2歳だった頃、保育園に通わせながら働き始めた経験がありますが、この時期の子どもは病気にかかりやすく、看病や通院で仕事を休まざるを得ないことが多くありました。そのため収入は減少し、同時に保育料の負担が重くのしかかりました。

 現在も国の制度では0~2歳児の保育料無償化は住民税非課税世帯に限られ、共働き世帯や中間所得層にとっては大きな負担となっています。
 特にこの年齢は体調不良による欠席も多く、保育園を利用しづらい状況にもかかわらず、保育料は高額です。

 もし0~2歳児についても、第1子からの無償化、もしくは第2子からなど、もう少し負担軽減を市独自で実施していただければ、働きたい保護者にとって大きな後押しとなります。
 また、若い世代の定住促進や少子化対策としても効果的だと思います。

 子育てと仕事の両立がよりしやすい今治市となるよう、ぜひご検討いただけますと幸いです。

(令和7年8月9日受付 市内 30代)

回答

 大切なお子さまの健やかな成長を願って日々子育てに励まれていること、応援いたします。

 3歳未満のお子さんの保育料につきましては、保護者世帯の収入状況に応じて負担が軽減される仕組みとなっておりますが、今治市では、国の基準よりも保育料を低く設定しています。
 例えば、市民税の所得割額が10万円の世帯の場合、国基準では月額44,500円に対し、今治市では38,000円とし、より一層負担の軽減に努めております。
 また、令和6年度からは、今治市独自の支援策として、国制度の「ごきょうだいが同時に保育所等を利用する場合」の保育料減額制度について、対象を「18歳未満のお子さんがいる世帯の場合」にまで拡大しました。
 これにより、幅広いご家庭の皆さまが2人目の保育料は半額、3人目以降は無料となる軽減の対象となっております。

 ご提案いただきました、第1子の保育料無償化を含む保育料軽減制度の拡充につきましては、減額に伴う保育所等の運営費を市税で負担する必要があることから、市民の皆さまのご意見を伺いながら慎重に検討してまいります。
 併せて、制度拡充の実現に向け、他の自治体とも連携し、国への働きかけを継続してまいります。

 この度は、貴重なご意見をいただきありがとうございます。
 引き続き、「こどもが真ん中」の理念のもと、様々な負担の軽減を含め、子育て支援策の充実に全力で取り組んでまいります。

庁舎内の授乳室について

 先日今治市役所に行政手続きのために伺いました。
 その際に子ども(生後3ヶ月)を連れて行ったのですが、市役所内に授乳室がなくて困りました。

 元々授乳室があるかどうか気になったので、事前に市役所に授乳室の有無について電話で確認したところ、「第1別館4階こども未来課の隣にある」と伺いましたので、安心して当日市役所に行きました。
 実際に「授乳室を貸してほしい」とお伝えして案内された場所は、とんでもないところでした。空調も効いてない、手洗い場もない、なにより椅子すらない場所でした。
 倉庫と倉庫の入り口の間のスペースのようなところで、「え、こんなところで授乳は絶対に無理」となり、車に移動しました。車があってよかったです。

 車がなくベビーカーを押して来られるお母さん、抱っこ紐で来られるお母さん、いろんなケースがあると思いますので、車で授乳するのは最悪のケースだと思います。
 子育てしやすい町を謳っている今治市で授乳室の一部屋も完備されてないことには驚きました。ベビースケールを置いて欲しいとか、クッションが必要とか、そのレベルではなく、部屋すらないのは大変残念です。
 一度、市役所内の設備も見直してほしいです。
 なお、他市の市役所では授乳室が完備されており、今治市よりもはるかに規模の小さい市でもしっかりとした設備があります。

 今治市がこれからも子育てしやすい町を謳っていってほしい、1人の今治ファンからの意見です。これからも応援しています。

(令和7年8月4日受付 市外 20代)

回答

 ご不便をおかけしましたこと誠に申し訳ございません。

 私が市長就任間もない頃、乳児を連れられて市役所を訪れたお母さまから、「おむつ交換所や授乳室が少ないのでは」とのご意見をいただき、すぐに庁舎内を確認したうえで、庁舎管理担当に指示をして、本館1階におむつ交換所を、第1別館4階に授乳室を設置しました。
 今回、「市民が真ん中」の視点からのご意見を頂戴し、市役所の取組が未だ遅れていることに気が付くことができ、大変ありがたく思っております。

 早速、第1別館4階および5階にある相談室を授乳室としても利用できないか担当に検討するよう指示をしました。引き続き、来庁されたお母さま方に安心してご来庁いただける環境づくりに取り組んでまいります。

 今後も、「子育ての理想郷」の実現に向けて、皆さまの声にしっかりと耳を傾け、安心して子どもを育てられるまちづくりに努めてまいります。
 これからも引き続き、「こどもが真ん中」からのご提言を含め、今治市の応援をよろしくお願いいたします。

公民館等で開催する行事のネット配信について

 現在、市役所、市内各公民館で開催する行事は会場に出席する必要がありますが、加齢、健康状態、天候、交通手段、その他の事情で会場に出席できない方が多いのではないかと思います。

 私は先日、居住する地区の「公民館だより」で「健康に関する講話」の開催の周知があり、初めて参加しました。
 計測器具で各担当者から精密な測定をしてもらい、資料とともに有益な内容の説明を受け、大変役立ちましたが、受講者数は高齢者が十数名でした。公民館の担当者から、「出席者数は十名に満たないこともよくある」と聞きました。
 主催者は各種器具、資料を準備して説明してくださいますので、多数の出席が望ましいと思います。

 そこで、次のような方法も一案かと思い、提案させていただきます。
 ネットを利用した視聴を取り入れて、周知効果を高める。企業、教育機関でも活用しているネット通信手段を市役所、公民館の行事の視聴方法に採用する。

(令和7年8月2日受付 市内 70代以上)

回答

 講話にご参加いただき、ありがとうございました。
 また、インターネットを利用した視聴方法など、行事の周知効果に関する貴重なご提言を賜り、重ねてお礼申し上げます。

 市民の皆さまの日常の生活にも、もはやデジタルは欠かせないものとなっており、今治市におきましては、便利で安心安全な日常生活を支えるため、デジタル化の推進に取り組んでいるところです。
 その一環として、公民館事業では、スマートフォンなどから手軽に行政手続きやサービスの利用が可能となる「てのひら市役所」を活用し、一部の講座申込やアンケートなどをデジタルで実施しています。
 しかしながら、パソコンやスマートフォンからの申し込み等には、機器の操作にご不安を感じられる方もいらっしゃるため、職員が窓口で一緒にスマートフォンを操作するなど、サポートすることもございます。

 ご提案いただきました講座のネット配信については、アプリの利用や通信環境の確保など課題もございますが、教育委員会とも連携して、より多くの方にご覧いただける方法の一つとして検討してまいります。
 よろしくお願い申し上げます。

こどもの居場所・児童クラブについて

 私が子どもの時は、枝堀児童館、本町児童館をよく利用しておりました。
 自分に子どもが産まれてからも利用していますが、改修もされず昔のままです。耐震基準も心配ですけど、他市の児童館は綺麗で安心して利用できます。
 地域に根付いた既存の施設も大事にしてもらえませんか?改修工事などをし、これから先も存続できるように。老朽化を理由になくしてほしくないです。

 現在住んでいる地区にはそういった子どもの居場所になる児童館がありません。
 子どもが高学年となり、私も仕事をしています。家に1人は心配です。
 高学年の子どもの居場所を作ってほしいです。

 また、この地区の公立学童はいまだに学校の1室だけの運営ですが、私立学童に委ねるしかないのでしょうか?私立任せにせず真剣に考えてほしいです。
 公立学童の開始時間が遅かったのでやむを得ず私立学童に預けましたが、公立と比較したら送迎代やおやつ代とかなり負担でした。他地区では8時半から預かってくれる学童もあります。公立ならフラットであるべきではないでしょうか。
 そのあたり今治市としてはどのように地域格差をなくすのか、ご回答ください。
 よろしくお願いいたします。

(令和7年7月20日受付 市内 40代)

回答

貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございます。

【児童館の存続について】
 現在、市内中心部に点在する子育て関連施設の機能を集約し、こどもも大人も安心して過ごせるとともに、相談機能も備えた「ネウボラ拠点施設」の整備を計画しております。
 枝堀児童館については、ネウボラ拠点施設に機能を集約し、より多くの方に楽しんでいただける形での再編を予定しております。
 なお、機能集約の対象となっていない本町児童館については、老朽化を理由に廃止することのないよう、今後のあるべき姿について慎重に検討を進めているところです。

【児童館がない地区のこどもの居場所について】
 現在、市内各地にバランスよく配置されている公民館を、こどもの居場所として活用できないか試行錯誤しているところです。
 その第一歩として、今年の夏休みに中学生を対象とした「自習室」として一部の公民館を開放いたしました。なお、お住まいの地区の公民館では、小学生のご利用も可能としておりますので、お気軽にご利用ください。

【学童(児童クラブ)の地域格差について】
 当市の児童クラブは、地域の方々が主体となって立ち上げた団体で、運営費の一部を市が負担しています。
 開始時刻を早める声を多く頂戴するなかで、各クラブにお願いし、5年前から午前8時開始となりましたが、対象の児童クラブでは、職員の勤務体制など調整が難しく、8時30分開始の状況となっておりますので、今後も地域間格差をなくすべく根気よく働きかけを続けてまいります。
 また、対象の小学校は児童クラブに利用できる余裕教室が1室しかないことから、地域主体による児童クラブを補うため幼稚園や保育園の運営事業者による2つの民間児童クラブの開設に至りました。
 余分にかかる送迎代はご負担をいただいておりますが、今回のご意見なども踏まえ、改めて負担の在り方を検討してまいります。

遊歩道やサイクリングロードの整備について

 気になることが2点あり、メールをさせていただきます。

 市役所前、銀行前の遊歩道のところの雑草が気になります。
 市役所側にはスクリューのオブジェがあり、銀行側には灯篭があります。どちらも観光に訪れた人たちの写真スポットとなっているところであるのに、手入れがされておらず、雑草が伸び放題になっています。
 なんとかしてください。

 もう1点は、桜井のサイクリングロードです。
 ここは海沿いの景色や気持ちのいい風で、サイクリングにはとてもいいロケーションでルートだと思います。どんどん紹介してもらいたいところです。
 しかし、ここも長年手入れがされていないのが残念です。
 道の舗装、お手洗いやベンチの設置、かわいらしいオブジェなどを置いて映えスポットを作れば、さらにいいサイクリングコースとなると思います。
 ご検討くださいませ。

(令和7年7月16日受付 市内 50代)

回答

 市内の美観や観光資源に関する貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

 まず、市役所周辺の雑草に関するご指摘についてですが、市役所前のスクリューオブジェや銀行前の灯籠は、今治市を訪れる皆さまにとって人気の撮影スポットとなっており、本市の重要な観光資源の一つであると認識しております。
 当該遊歩道を含む道路については、管理者である愛媛県今治土木事務所とも連携しながら環境美化に努めているところですが、いただいたご意見についても速やかに同事務所と共有し、対応を依頼しました。
 また、庁舎周辺では、毎週月曜日の始業前に市職員による清掃活動を行っておりますが、これからも愛媛県と連携を図りながら、美化活動に努めてまいります。

 次に、桜井地区のサイクリングロードについてですが、このコースは平成10年度に道の駅「今治湯ノ浦温泉」の整備にあわせ、市民の森から唐子遊泳場広場までの既存ルートを延長し、新たに唐子遊泳場広場から道の駅までを結ぶ区間として整備したものです。
 設置から27年が経過し、松の根による舗装の隆起やひび割れなどが見られるため、不定期に補修作業を行っている状況です。
 本ルートは、桜井海岸(日本の渚100選)や志島ケ原海岸(日本の白砂青松100選)といった名勝地を通る、景観に優れたサイクリングルートです。今後は、利用者が安心して快適に走行できるよう現地調査を行い、ルートを再生し、しまなみ海道とは異なる魅力を持つこのコースを、市内外の皆さまに広くご紹介してまいりたいと考えております。

イベント時の「はーばりー」について 

 はーばりーですが、今は土曜日の夕方から土曜日夜市、マルシェがあると思います。これからおんまくもあります。町が活性化するのはいいと思います。
 ですが、自転車を駐輪場に置く時、通路が確保されてないので本当に困ります。船に乗るまでにも通路が確保されてないので、去年は迷いました。
 通路を確保していても、そこに座られると通ることができません。

 おんまくの練習もしているみたいですけど、はーばりーでしないとダメでしょうか?ちょっと配慮がなくて困ります。他の場所でもできることだと思います。

 あと、待合室の西日がひどく、船を待っている間座りたくても暑くて座れません。
 なにか対策をしていただけると嬉しいです。

(令和7年7月15日受付 市内 40代)

回答

 今治港で開催されているイベントにおいて、ご不便やご迷惑をおかけしているとのこと、大変心苦しく思います。
 たとえイベント開催時であっても、乗船される皆さまへの配慮は当然のことであり、ご指摘いただいた通路や駐輪場の状況については、港湾管理者としても真摯に受け止めております。
 今後は、イベント主催者に対し、必要に応じた臨時駐輪場の設置や、駐輪場利用者・乗船客の皆さまに配慮した通路の確保、案内表示・誘導スタッフの配置などを徹底するよう指導いたします。
 あわせて、自転車をご利用の皆さまに対しても、指定された場所への駐輪や通行の妨げとならない適切な利用について啓発を強化してまいります。

 次に、「はーばりー」でのダンス練習につきましては、5年ほど前から市内の高校生が運動会の練習場所として利用しており、これまでも港や施設を利用される方への配慮について学校側へ伝えてきたところです。
 今後、現地の状況を改めて確認し、必要に応じて学校側へ再度の周知を行ってまいります。

 さらに、待合所の日差しに関するご意見についてですが、はーばりーの待合所は熱中症特別警戒アラート発表時には「クーリングシェルター(バリCOOL)」として開放される施設であり、特に暑さ対策には万全を期す必要があります。
 現在、視認性を確保しつつ遮熱効果の高いフィルムの貼付など、具体的な対策を検討中でございますので、今しばらくお時間をいただければと存じます。

 今後も、市民の皆さまからのご意見を大切に受け止め、安全で快適な施設運営に努めてまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

お問い合わせ

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電話番号:0898-36-1634
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