寄せられたご意見と回答(令和7年10月)
延喜公園のトイレについて
最近、子どもがバスケットボールを始めました。体育館以外でバスケットゴールのある場所はとても貴重で、延喜公園にも練習をしに行きます。
ただ、ここのトイレがとても汚いです。個室は暗くて狭く、汚物がはみ出ており、臭いもひどいです。また、和式トイレの上にかぶせただけのポータブルトイレもずれていて、うまく座れないようです。
もし、子どもだけで延喜公園に練習をしに行きだしたら、防犯面も含め、怖くてトイレは使わせられないです。
ここ数年、今治市はさまざまな公園をリニューアルしているので、こちらのトイレも改修していただけると嬉しいです。ご検討よろしくお願いいたします。
(令和7年10月10日受付 市内 40代)
回答
このたびは、延喜公園のトイレ環境についてご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
お子さまが安心して公園を利用できるよう願うお気持ちを、心より拝察いたしました。
延喜公園につきましては、現時点で大規模な改修計画はございませんが、担当課において現地を確認し、老朽化している屋根や壁の修繕、ならびにポータブルではない洋式トイレへの改修について、来年度以降の実施を視野に検討を進めてまいります。
今後も、市民の皆さまが安全かつ快適に公園をご利用いただけるよう、日常的な清掃の徹底や環境整備の充実に努めてまいりますので、お気づきの点などございましたら、ご意見をいただけますと幸いです。
島しょ部の道路修繕、交通マナーについて
市政運営ご苦労さまです。市長にお尋ねします。
しまなみ海道がサイクリストの聖地で、島々も大切な宝物と言われていますが、本当にそう感じていますか?
先般、総代を通して、イノシシによって崩壊しかけている部落生活道の法面修復等を依頼したら、返ってきた答えは「充分な予算がなく各部落にて対応」とのことでした。
島では、空き家は崩れ、雑草伸び放題の休耕田、サイクリストの穴場コースは荒れています。サイクリストの聖地の現状をよく見てくれませんか?
最近では島民が気をつけて運転していても、平気で信号無視するサイクリストも増えています。以前、しっかりと交通マナー研修を重ねていると言っていましたが、研修の成果は現場には反映されてないようです。
色々と検討すべき予算案はあるとは思いますが、今一度、市長になった当初の自分を見直してください。
本当に市民の役に立つ市役所なのでしょうか?
(令和7年10月9日受付 市内 60代)
回答
このたびは、今治市政に対し貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
しまなみ海道は、サイクリストの聖地として世界に誇るオンリーワンの価値を持つ、今治のかけがえのない財産です。この思いは、私が市長に就任する以前、県議会議員として活動していた時から一貫して変わることはありません。
また、私が公約としてお示しした「5つの戦略」において、大島・伯方島・大三島にお住まいの皆さまが日常生活で利用されるしまなみ海道の通行料負担軽減を重要課題の一つに位置付け、島しょ部で暮らす方々の安心で豊かな生活を支えるための取組を推進しております。
お問い合わせの道路の維持修繕につきましては、令和4年度より新たな重点対応枠として、市道・農道それぞれに2,000万円、計4,000万円をしまなみ振興局に配当し、迅速かつきめ細かな対応を行っているところです。
一方で、ご指摘のとおり、島しょ部では空き家や休耕地の管理、サイクリングルートの路面の傷み、一部の走行マナーなど、現場における課題も残されています。
“サイクリストの聖地”として多くの方に愛される地域であり続けるためには、地域に暮らす方々の安心と調和がなによりも大切です。市としても、現地の状況を丁寧に確認しながら、関係部署や地域の皆さまと連携し改善に努めてまいります。
特にサイクリストの交通マナーにつきましては、愛媛県や今治市、島しょ部の自治会などで構成する「しまなみ地域サイクリストマナー向上推進協議会」を中心に、地域と連携した啓発活動を実施しております。
大会やイベント時のみならず、日常的なマナー向上に向けて、地元住民の皆さまの声を反映しながら継続的に取り組んでまいります。
「市民が真ん中」の理念のもと、これまで以上に地域の声を広くお聴きし、市民の皆さまと共に考え、考動する市役所となるよう全力で取り組んでまいりますので、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
公共施設の複合化について
愛媛県と合同庁舎構想があるとの報道がありましたが、大いに賛成です。
そのうえで建設予定地の近くにある老朽化した税務署、法務局、労基署、職安等、これらの国の出先機関も一緒になれば一層利便性が増すと思いますが、国との協議はお考えでしょうか。
(令和7年10月6日受付 市内 60代)
回答
このたびは、愛媛県との庁舎複合化につきまして、ご賛同とご提案を賜り、誠にありがとうございます。
ご指摘のとおり、中心市街地には県東予地方局今治支局のほか、税務署や法務局など、老朽化の課題を抱える公共施設が集積しております。こうした官公庁機能を集約することは、市民の利便性向上のみならず、まちの活性化にもつながる重要な視点であると認識しており、本市では、「今治市中心市街地グランドデザイン」の策定にあたり、令和5年度より、県・検察庁・法務局・税務署・今治郵便局に本市を加えた6者で「公共施設等再編部会」を設け、庁舎の再編や複合化の可能性について協議を重ねてまいりました。
その結果、国の各機関や郵便局からも本市のまちづくりの理念にはご賛同をいただいたものの、全国的に本市の案件よりも老朽化が進んだ施設を多数抱えていることから、現時点での参加は見送られることとなりました。
国などの出先機関にはご参加いただけておりませんが、県との庁舎複合化のみでも、利用者の利便性向上や防災力の強化、財政負担の軽減など、多様な効果が見込まれます。
今後、国などの機関において施設の更新や再編の動きがある際には、相互に連携を図りながら、より利便性の高い行政拠点の形成と、地域全体の魅力や活力の向上に努めてまいります。
今治の未来を見据えた持続可能なまちづくりの推進に向けて、引き続きご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
丹下健三顕彰事業へのご提言
今治市の子育て環境の充実ぶりは目を見張るものがあり、今治市の取組が全国でも話題になることが多く、愛媛県民として大変嬉しく、誇らしく思っています。
市長はじめ行政や関係者の皆さまのご尽力に、心から尊敬と感謝の念を申し上げます。
この夏、今治市の3か所で丹下健三先生の特集があり、素晴らしい功績を残された建築家の足跡に触れることができ、感動がやみませんでした。
どうか、「世界の丹下」と呼ばれる偉人の残された建築物が保存され、日本のみならず世界が注目するような「丹下健三記念館」を今治市に作っていただきたいです。
加えて、愛媛信用金庫今治支店の3階の大会議場や屋上庭園を見学したいと思い、メールをさせていただきました。
今治市のますますのご発展をお祈り申し上げます。
(令和7年10月1日受付 市外 70代以上)
回答
このたびは、当市の取組に対する温かい激励と、貴重なご提言をお寄せいただき、誠にありがとうございます。いただきました温かいお言葉は、私たちにとって何よりの力となるものであり、心よりお礼を申し上げます。
また、丹下健三顕彰事業の展覧会にお越しくださり、感動を覚えていただけたとのこと、大変嬉しく存じます。当市に残る丹下先生の建築物は、地域の誇りであり、後世に伝えるべき貴重な文化遺産です。
丹下先生の顕彰事業につきましては、今後も継続してまいりますが、まずは今治市民会館の一部分に展示を残し、ビジターセンターとして丹下先生に関する情報発信を続けていきたいと考えております。
ご提言いただきました「丹下健三記念館」につきましては、今後のまちづくりや文化振興の一環として、民間の皆さまや関係機関と連携しながら検討を進めてまいります。
そして、愛媛信用金庫今治支店の会議室や屋上庭園の見学につきましては、丹下建築等の建築ツアーを定期的に開催したいと考えており、その行程の中に同支店の見学も組み込むことができないか、関係者と協議してまいります。
今後とも、当市のさらなる発展と豊かな暮らしのため、尽力してまいりますので、引き続き温かいご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
寝台列車誘致のお願い
私は、長年住んでいた場所から愛媛県内にUターンしましたが、近年の今治市の発展をとても羨ましく思っています。自然、食、産業など魅力的なコンテンツがたくさんあり、高級ホテルの誘致など、他県の方への魅せ方も素晴らしいです。
そこで、今治市や愛媛県のさらなる発展のために「寝台特急サンライズ瀬戸」を誘致いただきたいのです。
過去、サンライズ瀬戸が松山まで延伸したものの、顧客が伸び悩み廃止となったことは存じていますが、コロナ禍終息後は自分含めサンライズ出雲で出雲大社に行く友人が何人もいました。
どうぞ、鉄道会社とご協議いただければ幸いです。よろしくお願いします。
(令和7年9月11日受付 市外 50代)
回答
今治市について、親しく感じていただき誠にありがとうございます。
サンライズ瀬戸は1999年から2009年8月までの多客期に限り松山まで延伸運行していた経緯があり、現在は期間限定で琴平駅まで延長運転しております。
鉄道を利用した観光施策としては、2023年度および2024年度に鉄道会社等が協力し、四国・瀬戸内エリアを巡る豪華観光列車「THE ROYAL EXPRESS ~SHIKOKU・SETOUCHI CRUISE TRAIN~」が期間限定で運行されました。
旅程の中には今治での滞在を含むツアーも組み込まれ、ツアーにご参加いただいた皆さまからは、今治やしまなみ海道の魅力について高い評価をいただいたところです。
ご提案いただきましたサンライズ瀬戸の誘致につきましては、鉄道旅行のニーズや情報発信効果の大きさについて、市としても十分に魅力があると認識しております。機運や条件が整いました折には、検討の材料として活用させていただきます。
今後とも、皆さまにご満足いただけるような観光施策を推進してまいります。
これから今治の素晴らしい「秋」が始まります。ぜひお越しくださり、12の地域が1つになった大家族「今治家」の恵みを、大いに満喫してくださると幸いです。
お問い合わせ
秘書広報課
電話番号:0898-36-1634メール:hisyokouhou@imabari-city.jp
〒794-8511 今治市別宮町1丁目4番地1 本庁本館2階