寄せられたご意見と回答(令和8年2月)

瀬戸内海の環境改善のご提案

 今治市の海、瀬戸内海の環境についてです。

 今治の海は年々水が澄み、きれいになっていると思います。
 一方で、釣りをする立場から、釣れる魚の種類や数が減ってきているという声をよく耳にします。年配の方々は「海は昔よりきれいになったが、その分、魚が減った。魚が小さくなった。」とおっしゃいます。

 これは水質を過度にきれいにすることで、海に必要な栄養分まで減少し、プランクトンや小魚が育ちにくくなっている影響もあるのではないでしょうか。漁業に携わる方や、海の変化を見てきた方は、非常に深刻な問題だと感じています。
 一方で、瀬戸内海では過去に赤潮が頻発し、大きな問題となっていたことも承知しています。栄養分を増やすことには、赤潮再発のリスクが伴うことも理解した上での意見であり、決して無制限に流入させることを求めるものではありません。
 適度な栄養が管理されながら循環することで、生き物が豊かに育つ海の在り方も参考にしつつ、科学的な知見や現場の声を踏まえた慎重な検討が必要だと考えています。

 そこで提案です。
 現在、アマモプロジェクトも発足させて海を豊かにするためにご尽力されているとは存じますが、それと併せて、下水処理の見直しを検討してはいただけないでしょうか。
 処理レベルのあり方を見直し、海にとって必要な栄養分が適切に戻る仕組みについて検討していただきたいと考えています。
 下水処理の高度化には多くのコストがかかる一方、処理レベルの見直しによって運用コストの削減につながる可能性もあります。
 また、漁師の方々や釣り人、年配の方々など、現場をよく知る市民の意見にも耳を傾けていただけましたら幸いです。

 魚が豊かに育つ海になれば、釣りを目的に市外・県外から人が訪れ、交流人口の増加や地域のにぎわいにもつながると考えています。
 現に、私も釣りが趣味で、日本有数の釣りの聖地『今治』に移住してきました。移住して感じたことは、何といっても今治の魚は美味しく、この味を一人でも多くの方に味わっていただきたいと思いました。
 そんな今治の海が、生きものと人の双方にとって豊かな海として未来へ引き継がれていくことを願い、要望させていただきます。

(令和8年1月24日受付 市内 30代)

回答

 釣りを趣味にお持ちで、瀬戸内海の恵みあふれる今治を移住先に選んでいただき、大変うれしく思います。

 瀬戸内海は、本市の漁業や海運、さらには造船をはじめとする海事産業の発展を支えてきたかけがえのない存在であり、その豊かな海を守り、将来世代へ引き継いでいくことは、極めて重要な取組であると認識しております。
 ご指摘のとおり、瀬戸内海では、かつて高度経済成長期に工場排水等の影響による水質汚濁が深刻化し、赤潮の発生などが社会問題となりました。これを受け、自然環境を保全するための法整備が進められ、水質改善に向けた様々な取組が展開されました。
 本市におきましても、昭和51年に今治市下水浄化センターが稼働を開始し、地域の水質改善に寄与してまいりました。

 一方で近年、気候変動に伴う海水温の上昇や、窒素・リンといった栄養塩類の不足が指摘され、海苔の不作など水産資源への影響が懸念されています。国においては、海域の状況に応じて適切な場所・量で栄養分を供給するための計画が策定されております。

 本市では、法令で定められた水質基準を確保することを大前提に、下水道施設の適切な運転管理を行っております。
 加えて、豊かな海の再生・維持に向けた取組として、アマモの再生に取り組む団体への支援をはじめ、生育範囲の拡大や稚魚の成育に適した環境づくり、海藻類の繁殖を人工的に造成する「増殖場」の整備、底質環境を改善する「海底耕うん」の実証事業など、多角的な施策を進めております。

 ご提案のありました下水処理の運用の在り方につきましても、多様な漁場を抱える島しょ部では、地元漁業者の皆さまからのご要望を受け、窒素の放流量を高めた運転を試験的に行っている処理場もございます。
 さらに、漁獲量減少の背景には地球温暖化の影響も考えられることから、下水処理過程で発生するメタンガスを活用した発電や、夜間など汚水量が少ない時間帯における省エネルギー運転など、環境負荷低減と効率化を両立した取組も進めております。

 今後も本市は、国や県と連携し、地域の皆さまと力を合わせながら、多島海の自然とともに歩んできたまちとして、豊かな海を再生し、次世代へ継承する取組を着実に進めてまいります。
 このたびは、今治市の海、瀬戸内海の環境につきまして、貴重なご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございました。

今後の自治会運営の課題について

 現在の自治会は、超高齢化と共働きの家庭が増え、管理する役員の選出も困難になっています。
 その理由の一つとして、銀行・市役所・公民館に行く時間がない、もしくは、歩いて行ける範囲にないことです。
 銀行の引き落としや振込は手数料を払えば土日にもできますが、会計の交代時に行う通帳や口座の変更は平日の15時までじゃないとできないので、仕事を休むしかありません。
 また、市役所で電気代の補助金を受け取るのも、公民館へのリサイクル補助金や防犯灯の申請なども、全て平日の17時までになります。
 高齢の方や共働きの方やシングル家庭の方にできると思いますか?

 この現状での今後の自治会を考えていただきたいです。
 例えば、通帳の名義変更をなくすために、市が各自治会に通帳とカードを渡し、その通帳に防犯灯・リサイクルなどの補助金を振り込む形にすれば少しは緩和されます。

 自治会など地域の衰退は、市がほとんど地区に任せていることにもあります。
 なので、市職員は自治会や町の役員になってみて、なにをしているのか、なぜ困っているのかを知ってほしいです。今治市の困りごとがわからない職員は必要ですか?
 自治会に入らない人の対策も考えてください。市が自治会参加を任意にしているのなら、市の方で自治会になぜ入ってもらいたいかを明確にし、防災やゴミステーションの維持管理、会費、防犯灯の電気代・管理費などの説明をしてください。

 市をよくするには、町や村を、そして自治会をよくしないと崩壊すると思います。

(令和8年2月5日受付 市内 40代)

回答

 このたびは、自治会運営の現状や課題につきまして、ご意見をお寄せいただき、誠にありがとうございます。
 自治会を支えてくださっている皆さまのご負担やご苦労、将来に対する危機感につきましては、重く受け止めております。
 地域の高齢化や共働き世帯の増加といった社会環境の変化の中で、役員の担い手の確保や各種事務手続きの負担など、自治会がさまざまな課題を抱えている現状についても憂慮すべきことと考えております。

 こうした負担軽減の一環として、今年度から防犯灯電気料金補助申請において「今治てのひら市役所」を活用したオンライン申請を開始いたしました。まだ十分とは言えない点もあるかと存じますが、今後も自治会の皆さまのご負担が少しでも軽減されるよう、行政手続きのオンライン化や簡素化を段階的に進め、利便性の向上に取り組んでまいります。

 また、市職員による自治会の実情把握が十分でないとのご指摘につきましても、真摯に受け止めさせていただきます。  今後は、地域住民の皆さまとの対話を重ねながら、自治会と行政が共に支え合う地域づくりを進めてまいりたいと思います。

 今後につきましては、防災や生活環境の維持など、地域の安全・安心を支える上で自治会が果たしている大切な役割を、より分かりやすく住民の皆さまにお伝えするとともに、無理のない形で自治会活動に関わっていただけるよう、皆さまと一緒に工夫を重ねてまいりたいと考えております。
 何卒ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ

秘書広報課

電話番号:0898-36-1634
メール:hisyokouhou@imabari-city.jp
〒794-8511 今治市別宮町1丁目4番地1 本庁本館2階