令和5年 6月定例会

市長招集あいさつ

 本日、第3回定例会を招集いたしましたところ、議員各位のご参集を賜り、厚くお礼申し上げます。

 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが、5月8日から5類感染症に移行し、ひと月が経過いたしました。マスク着用も緩和され、行動制限のない中で迎えたゴールデンウイークでは、場所によってはコロナ前を上回る賑わいを見せるなど、新たな日常が始まりつつあります。
 一方、人流の増加により心配される感染者数の傾向ですが、直近の一週間の定点医療機関における今治圏域の患者報告数は、1か所当たり2.5人で、前週の3.5人からやや減少してはおりますが、全国的にはゆるやかな増加傾向にあるようですので、引き続き、感染予防のため定期的な換気やこまめな手洗い、咳エチケットなどの、基本的な感染対策へのご協力をお願いいたします。

 さて、先月25日から3日間、実に4年ぶりのリアル開催となりました「バリシップ2023」におきましては、15の国と地域から、過去最多となる351の企業・団体が今治に集結し、「未来の船が、ここにある」をテーマに、カーボンニュートラルをはじめとする、様々な最新技術などが紹介されました。
 その中で、ここ“海事都市 今治”を、ハイテク産業の集積地であるアメリカのシリコンバレーになぞらえ、ここに来たら何でもできるのではないか、そんな地域を目指していこう、そういった活発な議論がなされたとも伺っております。
 最終日には、展示会場が一般公開され、過去最大となる約17,000人もの来場者を迎え、市内6か所で工場見学会が行われたほか、子どもたちが船の役割や仕組みを学びながら、真っ白なレゴブロックで思い思いに未来の船を作った「ドリーム・バリ・シップファクトリー」など、様々なイベントを通じ、全体をとおして46,000人を超える多くの皆様に、国内最大の“海事都市 今治”を肌で感じていただけたものと思っています。
 この経験を通して、一人でも多くの子どもたが今治に誇りを持ち、将来の海事産業を支え、ひいては 今治の未来の発展を担う人財となっていただけることを、強く願うものでございます。

 変わって、今年の2月に、本市の姉妹都市、群馬県太田市を介して、その太田市と友好都市提携を結ぶ 青森県弘前市の職員の皆さんに「せとうちみなとマルシェ」にお越しをいただき、弘前産りんごのPRをはじめ、本市の柑橘類との「フルーツ交流」がスタートいたしております。
 これをきっかけとして、いよいよ明日10日には、昨年300周年を迎えた、国の重要無形民俗文化財である青森県の「弘前ねぷた」が愛媛県に初上陸し、約8メートルに及ぶ、勇壮華麗な大型ねぷたが、今治の夜を鮮やかに彩っていただけることとなってございます。更にはその翌日、日曜日の「せとうちみなとマルシェ」の会場内においてもイベントを催し、マルシェ会場を盛り上げていただきます。
 ぜひとも一人でも多くの市民の皆さんに、なかなかお目にかかることのない弘前の伝統文化、その迫力を間近に体感し、感動を共有していただきたいと思っています。
 昨年11月にスタートしたマルシェを舞台にこうした新たな交流が生まれ、斬新な企画や既存イベントとの連携・融合により、これまでになかった賑わいが着実に広がり始めています。
 市民の皆さんとともに更なる風を吹かせ このまちの魅力を高め、滞在型観光の推進のみならず、あらゆる分野への波及効果を持続的に生み出していけるよう、知恵を出し工夫を重ね、汗をかいてまいります。

 新たな日常が始まりつつある一方で、まだまだ心配な課題もございます。
 電気・ガスなどのエネルギーをはじめ、食料品等の価格上昇が、市民の暮らしを直撃しており、4月には、これらの状況を踏まえ、特に家計への影響が大きい「住民税非課税世帯」並びに「所得の低い子育て世帯」に対し、緊急の支援措置を講ずるため、必要な予算の専決処分を行わせていただきました。

 国におきましては、「異次元の少子化対策」の実現に向け、児童手当の拡充をはじめとする「こども未来戦略方針」の素案を公表し、今月中旬に取りまとめる経済財政運営の指針、いわゆる「骨太の方針」に反映させることとしており、とりわけ、こども家庭庁においては、「こどもまんなか社会」の実現に向けたプロジェクトに取り組んでいただいていると伺ってございます。
 本市におきましても、私の市長就任以来、「市民が真ん中」の視点に立ち、大きな公約の柱の一つに「子どもが真ん中」の理念を掲げ、今治版ネウボラとして子育て支援に全力で取り組む中、今治市長としてプロジェクトの趣旨に賛同し、去る2日の記者会見におきまして、「こどもまんなか応援サポーター」への就任を宣言させていただいたところでございます。

 これらを踏まえ、本定例会におきましては、依然として、エネルギー、食料品等の価格高騰が続く中、国の「電力・ガス・食料品等 価格高騰 重点支援 地方交付金」を活用し、市民生活の維持と事業活動の継続を支援する一方で、国の異次元の少子化対策に呼応した「えひめ人口減少対策重点戦略」に基づく県の交付金を活用し、愛媛県と今治市の連携による積極的な施策をご提案させていただいてございます。
 引き続き、この厳しい状況に対応するため、全庁一丸となり取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても、一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、開会のご挨拶とさせていただきます。

市長 提案理由説明

 この度の定例市議会におきましては、令和5年度補正予算案をはじめ、当面する市政の諸案件につきましてご審議いただくこととなってございますので、よろしくお願い申し上げます。

 6月補正予算の編成にあたりましては、物価高騰に対応する国の交付金の効果を最大化できるよう、市民の暮らしの維持向上を図るとともに、コロナ禍からの回復に向け、事業活動を力強く支援する一方で、県との連携による少子化対策の取組等について積極的に予算に反映させたところでございます。

 それでは、本日提案申し上げました案件の主なものについて、私が公約に掲げる7つの政策の柱に沿って、ご説明申し上げます。

Ⅰ ウィズコロナ対策と地域経済の立て直し

 まず1つ目、ウィズコロナ対策と地域経済の立て直しでございます。
 ワクチンの追加接種に係る国の方針が決定されたことに伴い、当初予算計上額に対する不足額を追加計上するほか、物価高騰への影響緩和策として、畜産農家に対し、配合飼料価格安定制度の加入者に支援金を支給し、飼料コスト低減や収益確保の取組を支援してまいります。

Ⅱ 「市民が真ん中」のまちづくり

 次に2つ目の、「市民が真ん中」のまちづくりにおきましては、きめ細やかで質の高い市民サービスの実現に向け、しまなみ総合庁舎の整備に取りかかります。事業期間は令和6年度までの2か年で、合わせて債務負担行為予算を計上し、特定財源に合併特例債を予定してございます。
 なお、現在の伯方支所およびしまなみ振興局につきましては、7月の3連休を活用し、伯方開発総合センターへの仮移転を済ませ、7月18日(火曜日)より、新たな場所で稼働を開始する予定でございます。

Ⅲ デジタル化の加速・スマートシティ今治の推進

 3つ目は、デジタル化の加速・スマートシティ今治の推進でございます。
 国のデジタル田園都市 国家構想 交付金の採択を受け、「書かない市役所」や「行かない市役所」など、マイナンバーカードによる個人認証を活用した 新たな窓口の導入と、マルチタスク車両による移動型行政サービスを実装することにより、更なる市民の利便性向上を図ってまいります。

Ⅳ 瀬戸内クロスポイント構想の実現

 4つ目は、瀬戸内クロスポイント構想の実現でございます。
 先般、今治タオル工業組合の皆さんから改めてのご要望をいただきましたが、従来より課題となっております、タオルの仕上げ工程、いわゆる「ヘム縫い」の従事者が不足する状況に対応するため、今治タオル工業組合が新たにスタートする「タオル仕上げ工程の研修」の取組を支援し、官民一体で地場産業の生産基盤強化に取り組んでまいります。
 また、長期化する物価高騰の中にある地域産業の活性化に向け、国内外の展示会への出店やECサイトの活用など、市内事業者の販路拡大に向けた営業活動を支援するほか、先週2日に設立されました株式会社今治あきない商社を活用し、市内事業者の「稼ぐ力」の強化と、特色ある地場産品を世界のマーケットへ発信するための取組など、まさしく「瀬戸内クロスポイント構想の実現」に向け、着実に歩みを進め、地場産業の振興による地域経済の再生に注力してまいります。

 市民生活に向けては、中学校進学を控える小学6年生に自転車関連用品を、また、幼児やお年を召された方にはヘルメットの購入に対して、それぞれ支援することで、「自転車の安全利用の促進」と合わせ「事故被害の軽減」を図り、誰もが自転車に親しみを持ち、常に暮らしの中に自転車がある、そんな「サイクルシティIMABARI」の更なる推進を図ってまいります。
 そのほか、農業の担い手確保や、農業者の生産体制の強化に対する支援を行うなど、幅広く「産業と仕事支援」を充実させ、地域経済循環にしっかりとつなげてまいります。

Ⅴ 島と海と陸をつなぐ魅力あるまちづくり

 5つ目は、島と海と陸をつなぐ魅力あるまちづくりでございます。
今後の中心市街地の方向性を検討する中で、国が推進するコンパクト・プラス・ネットワークの視点に立った都市機能の再整備に向け、中心市街地の活性化及び都市デザインに関する事項について調査、審議する附属機関を設置するほか、クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けては、市庁舎構内駐車場に、バリクリーンの発電電力を活用した急速充電設備を整備するのに加え、EVや急速充電設備を導入する市内事業者などへの支援を実施することにより、事業活動におけるカーボンニュートラルの取組を加速させるとともに、エネルギー価格高騰の影響緩和につなげてまいります。
 更には、電力の価格高騰に伴う 市民生活への影響を緩和するため、省エネ性能の高いエアコンへの買い替えを支援し、家計への負担を軽減するとともに、低炭素社会の実現につなげてまいります。

Ⅵ ひとりひとりが輝く今治の創出

 次に6つ目のひとりひとりが輝く今治の創出でございますが、愛媛県が展開する「えひめ人口減少対策総合交付金」を活用し、少子化対策に向けた積極的な施策を掲げてございます。
 市内の私立保育施設等へ新たに就業する保育士、幼稚園教諭の人材確保に取り組むほか、保育所等の「一時預かり」の対象を拡充し、誰もが気軽に安心して子どもを預けられる“子育て世帯に寄り添った”環境の強化を図るとともに、お子さんの健康診査に合わせて 保護者の健康診断を実施し、自身の健康管理が ややもすれば疎かになりがちな「子育て中のパパやママ」もしっかりとサポートし、親子の健康をともに保持増進するよう努めてまいります。
 また、不妊に悩む方々の経済的・心理的な負担を軽減するため、不妊治療における「先進医療」を 新たに助成対象に加え、出生数の確保につなげてまいります。

 学校現場におきましては、児童生徒の体力向上を目指す新たな取組のほか、「今治版ふるさとキャリア教育」の充実を図り、郷土愛の醸成と生徒の「思考力・判断力・表現力」を育み、全ての学校での持続的な取組につなげ、今治を舞台に世界を相手に活躍できる人材の育成を目指します。
 また、本年3月に公表された「愛媛県県立学校振興計画」を踏まえ、市内高等学校の特色ある取組と、魅力ある学校づくりを地域ぐるみで推進するため、地域が主体となる会議を創設し、新設校および新学科等の開設対象校毎に設置される「準備委員会」に対し、地域の声を確実に届けられる体制を整えてまいります。
 そのほか、介護基盤の充実を図るため、県の補助制度を活用した、介護施設の改修整備等を支援する予算を計上してございます。

Ⅶ 防災・減災対策で災害に強いまちづくり

 最後に7つ目の防災・減災対策で災害に強いまちづくりとしましては、4月と5月に発生した大雨等にかかる水防活動費と、農業用施設や道路などの災害復旧費を計上し、施設の回復と安全性向上により、市民の命を守るための対策を図ってまいります。

 これらのほか、当初予算で計上した学校給食及び保育所給食の材料費高騰対応事業費に、この度の国の臨時交付金を充当するための歳入予算を計上するほか、国民健康保険特別会計において、令和4年度の決算見込に伴う、歳入予算の組替補正を計上してございます。

 この結果、今回の補正予算額は、一般会計が8億6,530万5千円でございまして、本年度予算の累計額は、全会計あわせて1,370億4,140万5千円となってございます。
 この補正予算の財源につきましては、国庫支出金、県支出金、市債などのほか、事業執行に伴う特定財源を充当することといたしております。

 以上が補正予算の概要でございますが、これらのほか、マイナンバーカードの機能をスマートフォンへ搭載するサービスの開始に伴う 印鑑条例の改正案のほか、高規格救急自動車の更新にかかる契約議案などを提出してございます。

 ご提案いたしました事業の着実な展開により、市民生活と事業活動の維持・向上、並びに、地域経済のコロナ禍からの回復を図るとともに、少子化対策など、地域課題の解決に向けた取組を進め、引き続き、持続可能な魅力ある地域づくりに全力を傾注してまいります。

 以上で、本日ご提案申し上げました議案の説明を終わらせていただきます。ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

市長閉会あいさつ

 閉会のあいさつに先立ちまして、このたび全国市議会議長会から感謝状を受けられました矢野雄嗣 前議長におかれましては、心からお祝いを申し上げたいと存じます。議長ご在任中にお持ちの人脈をフルに活かしていただいて、今治市をあちらこちらの地域におつなぎをいただき、新しい化学反応を生み出していただきました。私の立場からも改めてお祝いを申し上げたいと思います。今後ますますのご健勝とご活躍をご祈念申し上げますと共に、さらなる市政発展のため、一層のご支援を賜りますよう伏してお願いを申し上げます。

 さて、6月定例市議会の閉会にあたり、議員各位におかれましては、今議会に提案いたしました諸案件につきましてご議決を賜り、誠にありがとうございました。
 審議の過程で皆様からいただきましたご意見、ご提言につきましては、今後の市政運営に当たりまして、十分に配慮してまいりたいと存じます。

 6月も終わりを迎え、蒸し暑い日が続いております。これから夏本番に向け暑さも厳しさを増してまいりますので、市民の皆さんには、水分、塩分の補給やエアコンの適切な利用など、今議会でお認めいただきました「省エネ家電普及促進事業」も積極的にご活用いただき、熱中症対策にご留意いただきますようお願い申し上げます。特にお年を召された方々は暑さを感じにくく、重症化する危険性もございますので、ご家族をはじめ周囲の皆さんからの熱中症対策のお声掛けに、ぜひともご協力をお願い申し上げます。
 気温の上昇に伴い、街中でもマスクのない姿を多く見かけるようになりました。新型コロナの感染状況が気になるところでございますが、直近の一週間の定点医療機関における今治圏域の患者報告数は、1か所当たり2.75人で、前の週の3.38人からやや減少しております一方で、全国的には増加傾向にあるようでございます。引き続き、感染予防のため定期的な換気やこまめな手洗い、咳エチケットなどの、基本的な感染対策へのご協力をお願いいたします。

 さて、今月の18日でございますが、全国8か所に拠点を置き、デジタル人材の育成やスタートアップ支援に実績を持つ株式会社SUNABACO の9番目の拠点が市内に完成し、地元企業や市民の皆さんなど約100人が参加したオープニングイベントが開催されました。
 SUNABACO と本市は昨年末、企業立地連携協定を締結しており、今後、今治市がITの力で産業や暮らしのイノベーションを進めていくうえで、中心的な役割を担っていただけるものと、大きく期待を寄せているところでございます。
 オンライン配信もされたオープニングイベントにおきましては、3D業界で次世代のものづくりに取り組む株式会社extraBold の原雄司社長や、ChatGPTの第一人者である日本マイクロソフトの畠山大有氏など、多彩なゲストの方々から新たな挑戦のヒントをいただき、今治の地場産業の可能性が無限に拡がっていくような、熱い期待を会場の皆さんと共有させていただきました。
 すでに第1期のプログラミングスクールも始動しているというふうに聞いてございまして、デジタルスキルの習得を中心としたリスキリング支援を通じ、市民の皆さんの所得の向上、企業のDX人材の育成につなげるほか、スタートアップとの連携による地場産業の進化にも注力するなど、この「SUNABACO今治」の開設を契機に、地元企業や団体との連携を一層深め、新たな化学反応を生み出すとともに今治の持つ底力を呼び起こし、市民の皆さんと共にイノベーションを起こしてまいりたい。さらにこの場所が、気軽に立ち寄れる場所として市民が集い、多様な世代が交流する「新たなまちの公民館」として利用されながら、豊かで希望のある今治のまちづくりが、力強く進んでいくことを期待しているところでございます。

 変わって、毎回1万人を超える来場者を迎え、今治の新たな文化として浸透しつつある「せとうちみなとマルシェ」でございますが、夕涼みの中、潮風が心地よい今治港をお楽しみいただける“夜のマルシェ”に衣替えし、風情漂う「バルシェ」としてスタートいたしてございます。
 6月24日(土曜日)から8月26日(土曜日)までの間、これまで、第2・第4日曜日の朝9時から昼2時までのところを、日曜日の前の日、土曜日の夕方から夜の8時まで、ただしこれは時間の変更があるというふうにも伺ってございますが、現在開催しております。第1回目となりました24日(土曜日)におきましては、約50店舗のご出店をいただいた中で約1万人ものご来場者を数え、同日に始まりました商店街の土曜夜市との相乗効果もあり、夜のみなとからまちなかにかけて大きな賑わいが生み出されているようでございました。
 今後もこのマルシェが、今治港周辺のみならず中心市街地の核となり、ひいては市域全体に効果をもたらすよう、発展的かつ持続可能な経済循環するまちづくりを念頭に、絶えずブラッシュアップを重ね、進化し続けるイベントとして定着するよう、趣向を凝らしてまいりたいと考えてございます。

 またこの夏は、8月に控える「おんまく」のほか、それぞれの地域で色とりどりのイベントが目白押しでございます。中でも、1999年のしまなみ海道開通を記念しての「今治ジャズタウン」でございますが、残念ながら、8月の開催をもって、その長きにわたる活動に幕を下ろすこととなります。トッププレーヤーが繰り広げてまいりました華やかな演奏をはじめ、タウンステージでの臨場感あふれる身近な生演奏など、実に四半世紀にわたり多くの市民に感動を与え、その心を癒していただきました。ご関係の皆様に心から敬意を表し上げておきたいと思います。
 多くの人の想いを紡いできた音楽。想いが根付くとそれは文化となって未来ヘとバトンが渡されていきます。この活動が今治の文化として受け継がれ、近い将来、新たなステージで花開くことを願ってやみません。
 8月の26日(土曜日)、27日(日曜日)には、ぜひとも終わりの始まりとなるこのジャズタウンに足をお運びいただき、これまでの感謝を胸に、奏でられる音色に酔いしれていただければというふうに願っております。

 一方で、本市が抱える課題解決に向け、一昨年に設置いたしました庁内横断のプロジェクトチームにおきましては、ダイバーシティや働き方改革などの新たな課題に対応するため、今年度は7つのチームを新設し、継続と併せて全17チームにより、若手職員の柔軟な発想を活かした政策立案につなげるべく、引き続き、機動的かつ横断的な調査・研究を進めてまいります。
 これらと合わせまして、今議会で議決を賜りました、市民や市内事業者に対する物価高騰対応、少子化対策などの数々の事業の実装につきましても、国・県のご支援をいただきながら、着実に周知するとともに、事業効果の最大化・早期発現に向け全力で取り組んでまいりたいと考えてございますので、今後とも、一層のご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会にあたってのご挨拶とさせていただきます。
 どうもありがとうございました。

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