広小路(今治港線)再整備に係る検討経緯
①中心市街地のまちづくり
今治市では、令和4年度から3年にわたり、中心市街地の各エリアが目指すより良い将来の姿について、地域の方々や関係者との対話を重ね、これからのまちづくりの羅針盤となる「今治市中心市街地グランドデザイン(2025)」を策定しました。

関係者ヒアリング
エリア別市民会議
中心市街地創生デザイン会議
公共空間再編部会
まちづくり市民会2024
ワークショップでの議論
グランドデザインに至る検討では、広小路について、「せとうちみなとマルシェ」で生まれている港のにぎわいをまちなかへ広げることや、港、市庁舎、駅などをつなぐシンボルストリートとしての特性を生かすべきとの意見が寄せられました。こうした意見を踏まえ、グランドデザインでは、広小路をまち全体へ回遊を広げる場として活用する可能性が示されました。そこで、本年度から道路管理者である愛媛県と今治市が連携し、人中心の空間への再整備に向けた検討を進めています。

中⼼市街地グランドデザイン
デザインノート
②広小路に期待される役割
広小路(今治港線)は、今治港と市役所を結び、駅や商店街、今治城など、中心市街地のさまざまな場所をつなぐ、まちのシンボルストリートです。
近年、中心市街地では、「せとうちみなとマルシェ」の開催や商店街への新規出店など、それぞれの場所で新たなにぎわいが生まれています。一方で、人が訪れる場所が点在しており、それぞれの場所を歩いて巡る人の流れには、十分につながっていない状況です。
このため、広小路は、今治港や商店街などでスポット的に生まれているにぎわいをつなぎ、まち全体へと広げていく上での重要な場に位置づけられています。広小路を人が歩き、滞在し、活動できる空間へと転換することで、中心市街地の回遊性を高め、各エリアのにぎわいや魅力をつなぐことが期待されています。

まちなかをつなぎ、回遊を広げる広⼩路
③広小路の歴史と現在
広小路は、近代都市計画や戦後復興土地区画整理事業を経て現在の形に整備され、かつては港に定期旅客航路が発着し、人や物が行き交う中心として、また車による移動を支える幹線道路として今治のまちの発展を支えてきました。
しかし、定期旅客航路が廃止され、店舗の郊外化が進んだ現在では、車が通り抜けることが中心の空間となり、人が歩く姿も少なくなっています。このように広小路を取り巻く環境が大きく変化する中で、これまでの交通機能を大切にしながら、次の世代のまちに求められる広小路の役割や道路空間の在り方を改めて考える時期を迎えています。
1960年代頃のにぎわう広小路
「いまばりてくてく探訪
今治市中心市街地再生協議会デザイン部会」
より引用
現在の広小路
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