みなと再生事業概要
1.中心市街地再生事業における位置付け
- 今治市の個性は、「海と一体となったまち」であり、今治市総合計画においても、海のまちとして、多様な交流が交じり合いお互いが響き合う「海響都市いまばり」を将来像として掲げています。このような個性を持つ今治市の顔である中心市街地は、圏域の活力をけん引する地域として、にぎわいを取り戻し、まちの魅力を高めるために、活力のあるまちへと再生していく必要があります。中心市街地の再生にあたっては、海事都市今治の海の玄関である今治港の再生を軸とし、このまちに「住む・来る・活きる」ことが魅力となり、今治らしさを誰もが実感できることが必要であると考えます。
- 整備方針の一つの柱として「まちなか空間創出による賑わいづくり」を掲げており、中心市街地にある「港」「広小路」「商店街」などの空間を、人が集まり、遊び、楽しむ空間へと整備し、その空間を活用するイベント等を実施することにより、まちなかに「にぎわいやコミュニティ」を生み出していくこととしています。
- みなと再生事業の中心施設として「みなと交流センター」の整備を進め、1階に配置する多目的ホールやサイクリング関連施設の設置や、水際に整備されている既存港湾緑地と交流センターピロティを介して、中心商店街や広小路への動線を確保し、市民活動等の一体性が確保できるよう整備します。
2.みなと交流センター整備について
(1)みなと再生事業推進の必要性
今治市は海に開け、海から発展してきたまちで、“みなと”が市の歴史や文化を創り出してきたという一面を持っており、“みなと”にかつてのような活気を取り戻すことは、この地域を包含する中心市街地全体の活性化を図る上でも、大変重要な要素になると考えています。それと同時に、市民や地元経済界からも港が持つ魅力や可能性を改めて見直し、歴史や文化を創り出してきた港をかけがえのない地域資源として利活用し、中心市街地の再生にもつなげていこうという機運が高まっています。このような状況を踏まえ、「交通」の港から「交流」の港を基本コンセプトに掲げ、市民や来訪者が憩い集うことのできる賑わい創出空間を実現すると伴に、『海事都市 今治』に相応しい海の玄関口として整備するため、今治港の再生事業を推進しています。
この事業により大胆な機能転換を図り、交流を主体とした港空間を創出するためには、その中心となる「みなと交流センター」へ一次的な交流の場を整備することが、中心市街地においても多様な交流を生む主要なエンジンになると期待しています。それにより市民との協働により進めてきた新たな“みなと”づくり事業は、持続的な日常の賑わいを生み出すことでき、中心市街地活性化の先導プロジェクトになり得るものと考えています。
みなと交流センター施設概要
事業エリアの核施設としてほぼ中央に位置付け、現在の港湾ビルに代わる施設として整備します。現在の港湾ビルが果たしている既存の港湾施設機能を維持しつつ、みなと交流センターが中心市街地と海を結ぶ施設となるよう1階中央部にピロティを設けることで、交通広場や海のコンコースとの一体的な機能性を確保します。
(1)所在地
今治市片原町1丁目
(2)整備主体
今治市
(3)施設構造
SRC4階建 延床面積 3,310.99㎡
(1階/892.39㎡、2階/414.55㎡、3階/1,556.42㎡、4階/447.63㎡)
(4)施設構成(機能分類)
賑わい交流機能 | ①日常の賑わい創出機能 | 民間事務所テナント |
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②新たな市民活動創出機能 | 多目的ホール、セミナールーム・会議室、キッチンスタジオ、ピロティ | |
③情報発信機能 | コミュニティFM | |
④市民交流・観光交流促進機能 | 商業テナント、サイクリング関連施設 | |
港湾施設機能 | ①旅客施設、港湾管理施設 | 待合・発券所、市港湾漁港課および関連施設 |
お問い合わせ
港湾漁港課
電話番号:0898-36-1545、0898-22-4120
ファックス番号:0898-22-4121
メール:kouwanka@imabari-city.jp
〒794-0013 愛媛県今治市片原町1丁目100番地3 みなと交流センター3階