コレクション
所属作品目録
造船所
寸法:22.3×29.9 制作年:1932年 技法:水彩 画材:紙
作家名:野田英夫(のだひでお)(1908~1939)
アメリカのカリフォルニア州に生まれる。父は日系アメリカ人で3歳の時、父の故郷熊本に帰り、熊本中学校卒業後、渡米、カリフォルニア美術専門学校に入学したが、中退し、ウッドストック芸術村に住み国吉康雄と交わる。当時世界的画家リベラの影響を受けると共にアメリカ美術界で注目され始める。
1934年帰国。二科展や新制作協会に作品「帰路」「都会」等を発表し、当時の美術界に新風を注ぎ込んだ。特に松本竣介への影響はよく知られている。 竣介の都会シリーズの原点といわれているが、1938年脳腫瘍となり僅か31歳で夭折する。
この作品は、1932年頃サンフランシスコで描かれたものと推定されるが、何か造船労働者の生活が感じられる温かい作品になっている。水彩ではあるが、野田の遺作品は数える程しかなく珍品である。
ご利用案内
- 開館時間
- 午前9時~午後5時
- 観覧料
- 一般:520円 学生:260円
団体割引(20人以上):大人420円、学生210円 - 休館日
- 毎週月曜日
(祝日の場合は原則翌日振替)
12月29日から翌年1月3日まで