高齢者の新型コロナウイルス感染症予防接種
新型コロナウイルス感染症予防接種は、自ら希望する方が接種するもので、強制ではありません。
対象者
- 満65歳以上の方(65歳の誕生日を迎える前に接種した場合は、公費の負担の対象とはなりません。)
- 満60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、若しくは呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な状態の障がいを有する方で身体障がい者1級相当の方
満60歳以上65歳未満で対象となる方の基準(PDF 153KB)
実施期間
令和6年10月1日〜令和7年3月31日
※医療機関によっては、開始時期や終了時期が変更される場合がありますので、事前にご確認ください。
接種回数
実施期間内に1人1回
(これまで1回も接種していない方は、2回目の接種をすることが可能ですが、2回目の接種は任意接種となるため、全額自己負担となります。)
自己負担金
3,000円
使用ワクチン
オミクロン株JN.1系統対応の1価ワクチン
承認されている製薬会社は以下のとおりです。使用するワクチンは各医療機関に確認してください。
- ファイザー株式会社
- モデルナ・ジャパン株式会社
- 第一三共株式会社
- 武田薬品工業株式会社
- Meiji Seikaファルマ株式会社
新型コロナウイルス感染症と合併症
新型コロナウイルスの感染は、①エアロゾル感染(空中に浮遊するウイルスを吸い込む)、②飛沫感染(ウイルスを含む飛沫が口、鼻、目などの露出した粘膜に付着する)、③接触感染(ウイルスを含む飛沫やウイルスが付着したものの表面を触った手指で露出した粘膜を触る)が主な感染経路と考えられています。
感染して多くの方が2~3日程度、長くとも7日程度で発熱、喉の痛み、頭痛、倦怠感(だるさ)などの症状が出始めます。年齢が上がるごとに重症化するリスクが高まるため、高齢者と基礎疾患(慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性腎臓病、糖尿病、高血圧、心血管疾患、肥満、喫煙)のある方は注意が必要です。
また、感染から回復した後に持続する症状、新たに出現する症状などの罹患後症状(いわゆる後遺症)が現れることがあると報告されています。新型コロナウイルスは現在も変異を繰り返しており、すでに感染したことがある方や、以前に新型コロナワクチンを接種した方でも新しい変異株に再感染する可能性があります。
予診票記入時の注意
予診票は接種をする医師にとって、予防接種の可否を決める大切な情報です。接種を受ける方が責任を持ってボールペンまたはインクで太枠の中を記入漏れのないように(わからない場合は医師と相談のうえ)記入してください。
新型コロナウイルス感染症予防接種注意事項(PDF 1.3MB)
※予診票3枚目の裏面に記載していますので接種前に必ずお読みください。
ワクチンの効果と副反応
ワクチン接種を受けると、感染した場合の入院や死亡などの重症化を予防する効果が認められたと報告されています。主な副反応は、注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱、リンパ節の腫れなどがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。
稀に起こる重大な副反応として、ショック・アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎、ギラン・バレー症候群などがあります。接種後に胸の痛みや動悸、息切れ、むくみ、手足の力が入りにくい、しびれなどの症状が現れたら速やかに医療機関を受診してください。
これら以外の症状が副反応として出る可能性があります。接種後に普段と変わったことがあった場合は、医師に相談してください。
予防接種を受けることができない人
- 明らかに発熱している人(通常は37.5℃を超える場合)
- 重い急性疾患にかかっている人
- ワクチンに含まれる成分によって、接種後30分以内にひどいアレルギー反応(アナフィラキシーなど)を起こしたことがある人
- 医師が予防接種を行うことが不適当な状態にあると判断した方
次の方は接種前に医師にご相談ください
- 抗凝固療法(血液をサラサラにする薬の投与)を受けている人、血小板減少症又は凝固障害(出血時に血が止まりにくい)のある人
- 過去に免疫状態の異常を指摘されたことのある人、もしくは近親者に先天性免疫不全症者がいる人
- 心臓血管系疾患、腎臓疾患、肝臓疾患および血液疾患などの基礎疾患のある人
- 過去に予防接種を受けた時、2日以内に発熱、全身性の発疹、じんましんなどのアレルギーを疑う症状のみられた人、また、そのおそれがある人
- 過去にけいれん(ひきつけ)の既往歴のある人
接種後は以下の点に注意してください
- 接種後30分間は、急な副反応(冷汗が出る、めまい、顔面蒼白、手足が冷たくなる、意識の消失)、アナフィラキシー(全身のかゆみ、じんましん、喉のかゆみ、ふらつき、動悸)が起こることがあります。医師(医療機関)とすぐに連絡が取れるようにしてください。
- 接種直後または接種後に、血管迷走神経反射として立ちくらみや失神を起こすことがあります。転倒に注意してください。
- 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位をこすることはやめてください。
- 接種当日はいつも通りの生活をしてかまいませんが、接種後は接種部位を清潔に保ち、接種当日は激しい運動や大量の飲酒は避けてください。
- 接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
予防接種健康被害救済制度について
予防接種では健康被害(病気になったり障害が残ったりすること)が起こることがあります。極めて稀ではあるものの、なくすことができないことから、救済制度が設けられています。
新型コロナウイルスワクチンの予防接種によって健康被害が生じた場合にも、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金の給付など)が受けられます。申請に必要となる手続きなどについては、住民票がある市町村にご相談ください。
高齢者新型コロナ感染症予防接種の受け方
案内はがきの発行
保健センターから満65歳以上及び対象の方に案内はがき(黄緑色)を送付。
※案内はがきがなくても、本人と確認できるもの(医療保険証や運転免許証など住所と生年月日が確認できるもの)があれば、接種を受けることができます。
用意するもの
- 案内はがき(黄緑色)※お手元にある場合
- 本人確認のできるもの(医療保険証など)
- 自己負担金(3,000円)
実施医療機関
接種を希望される方は、実施医療機関に必ず電話などで予約のうえ接種を受けてください。
予診票は実施医療機関に備えています。
また、医療機関により、接種日や接種期間が決まっている場合がありますので、事前にご確認ください。
※新型コロナウイルス感染症予防接種を実施していない医療機関がありますので、実施医療機関かどうかご確認ください。
※65歳の誕生日を迎える前に接種した場合は、公費の負担の対象とはなりませんので、ご注意ください。
令和6年度高齢者インフルエンザ・コロナ予防接種実施医療機関(PDF 182KB)
※表の右から2番目に〇がある医療機関
対象者の方で市内の医療機関以外のところでの接種をご希望の方
- 愛媛県内の指定医療機関で予防接種を受ける場合は、今治市内で接種する場合と同様の方法で接種できます。(接種費用の一部を公費負担します。)
- 愛媛県外や愛媛県内の指定以外の医療機関で予防接種を希望される方は、次の「入院・入所などの理由により市外での接種を希望される方へ」をご覧ください。(事前に接種を受ける医療機関などへ予防接種の依頼することによって、万が一この接種による健康被害を受けた場合に、救済措置の対象となることがあります。また、事前申請をしていれば、後日払い戻しの申請をすることで費用の一部を公費負担で接種することができます。)
入院・入所などの理由により市外での接種を希望する方へ
お問い合わせ
健康推進課(感染症対策室)
〒794-0043 今治市南宝来町1丁目6-1
電話番号:0898-36-1533(直通)
受付時間:平日8時30分~17時15分