ヒトパピローマウイルス(子宮頸がん予防)ワクチンの接種について
平成25年4月1日から予防接種法改正により定期接種になりました。
小学校6年~高校1年相当 女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)(PDF 14MB)
「子宮頸がん」ってどんな病気?
子宮頸がんは、子宮の入り口付近にできるがんで、原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染です。HPVは多くの場合、性交渉により感染すると考えられており、多くの女性が一生に一度は感染するごくありふれたウイルスです。
感染しても大部分は自然に排除されますが、まれにウイルスが残ることがあり、数年~十数年の経過を経て、子宮頸がんを発症することがあります。
日本では毎年、約1万人の女性が子宮頸がんになり、約3,000人が亡くなっています。患者さんは20歳代から増え始めて、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう人も、1年間に約1,000人います。
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)とは?
HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。
現在、日本国内で使用できるワクチンは、防ぐことができるHPVの種類によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類ありますが、令和8年度から定期接種に用いるワクチンは、9価ワクチン(シルガード9)のみとなりました。
HPVにはいくつかの種類(型)があり、9価ワクチンは、このうち9種類のHPVの感染を防ぐワクチンです。その中でも、子宮頸がんの原因の80~90%を占める、7種類のHPV(HPV16/18/31/33/45/52/58型)の感染を予防することができます。
海外や日本で行われた疫学調査(集団を対象として病気の発生などを調べる調査)では 、HPVワクチンを導入することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。
ただし、ワクチンを接種してもすべての子宮頸がんを予防できるわけではありません。初期の子宮頸がんには自覚症状がないので早期発見のため、20歳になったら定期的にがん検診を受けることが必要です。
接種回数・間隔について
- ①1回目の接種を15歳未満で受ける場合(2回)
- 5か月以上の間隔をおいて2回接種します。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になり、2回目から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種します。
標準的には、6か月の間隔をおいて2回接種します。 - ②1回目の接種を15歳以上で受ける場合(3回)
- 1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種します。
標準的には、2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目から6か月の間隔をおいて1回接種します。
※令和8年度から、定期接種に用いるワクチンの種類が2価及び4価ワクチンが除かれ、9価ワクチンのみになりました。
※2価ワクチン又は4価ワクチンを用いて既に1回目又は2回目までの接種を終了した方は、9価ワクチンに切り替えて接種を完了することができます。2価ワクチン又は4価ワクチンと9価ワクチンとの交互接種になる場合は、3回の接種となります。
副反応について
ワクチン接種後、以下のような副反応がみられることがあります。
体調に変化がみられた場合は、医師にご相談ください。
| 発生頻度 | 9価ワクチン(シルガード9) |
|---|---|
| 50%以上 | 注射部位の痛み |
| 10~50%未満 | 注射部位の赤み・腫れ、頭痛 |
| 1~10%未満 | めまい、吐き気、下痢、注射部位のかゆみ・内出血、頭痛、発熱、疲労など |
| 1%未満 | 嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、注射部位の出血・血腫・しこり、倦怠感など |
| 頻度不明 | 感覚鈍磨(しびれ感)、失神、手足の痛みなど |
重い副反応として、まれに呼吸困難やじんましん等(アナフィラキシー)、手足に力が入りにくい(ギラン・バレー症候群)、頭痛・嘔吐・意識低下(急性散在性脳脊髄炎(ADEM))等があらわれることがあります。
接種にあたって
接種を受けることができない人
- 明らかに発熱(通常37.5℃以上)している人
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな人
- HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)に含まれる成分で過敏症(通常接種後約30分以内に起こる呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応を含む)を起こしたことのある人
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合
接種を受ける際に注意が必要な人
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などの基礎疾患のある人
- 予防接種で、接種後2日以内に発熱のみられた人
- 過去にけいれん(ひきつけ)を起こしたことのある人
- 過去に免疫不全の診断がなされている人及び近親者に先天性免疫不全症の人がいる人
- 血小板が少ない人や出血しやすい人
- 妊娠または妊娠している可能性がある人
※妊娠中の接種に関する有効性・安全性及び授乳中の接種に関する安全性は確立していません。 - ※健康上や、通学等の理由により県外でワクチン接種をする場合、今治市長から実施市町村長宛に接種依頼状を発行しますので、該当するときは事前に今治市健康推進課までお問い合わせください。なお、その場合の接種費用についてはいったん自己負担になりますが、接種後償還払いの手続きができます。
接種後の注意点等
- 予防接種を受けた後30分程度は、急な副反応が起こることがあります。体調の変化に注意し、症状が表れたときには、医師にご相談ください。
※恐怖等を感じることにより、接種後、血管迷走神経反射として失神があらわれることがあります。
※失神による転倒等を防止するため、注射後の移動の際には、保護者または医療従事者が腕を持つなどして付き添うようにしましょう。 - 接種後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこするのはやめましょう。
- 当日は、激しい運動は避けましょう。
子宮頸がん検診について
HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)を接種した後も、すべての子宮頸がんを予防できるわけではありません。
今治市では、20歳以上の女性を対象に、子宮頸がん検診を行っています。
早期発見のためにも、20歳になったら、年に1回子宮頸がん検診をうけましょう!
お問い合わせ
健康推進課(今治市中央保健センター)
電話番号:0898-36-1533
メール:kenkou@imabari-city.jp
〒794-0043 今治市南宝来町1丁目6-1 今治市中央公民館 1階