麻しん(はしか)の感染予防について
≪お知らせ≫
日本は、平成27年3月27日付けで、世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局から「麻しんの排除状態」にあることが認定されています。
しかし、その後も海外で感染した患者を契機とした国内での感染事例が散見されており、令和8年4月現在、日本国内の感染者数は急激に増加しています。
この状況を受けて、厚生労働省より「麻しんの感染拡大に向けた国民の皆様へのメッセージ(PDF 446KB)」が発出されています。引き続き、感染拡大防止へのご協力をお願いします。
麻しんの感染拡大防止に向けた国民の皆様へのメッセージ
重症になりやすく、感染力が極めて高い麻しん(はしか)が、2020年以降最多となるペースで感染拡大しています。麻しん(はしか)は、マスクや手洗いでは感染予防として十分ではなく、ワクチンが重要です。麻しん(はしか)は、「かかってもたいしたことはない」感染症ではなく、肺炎・脳炎・腸炎などで重症化することも多く、先進国でも重症化することもあり、1,000人に1人死亡するとされている感染症です。更なる感染拡大防止のため、以下の事項について、ご協力をお願いいたします。
麻しん(はしか)を疑う症状がある場合の対応
- 麻しんを疑う症状がある場合は、外出を控えるとともに、受診する場合には、事前に医療機関に連絡の上、医療機関の指示に従ってご対応いただくようお願いいたします。
- 感染拡大防止のため、受診の際には、公共交通機関の利用を可能な限り避けることについて、ご協力をお願いいたします。
自治体の疫学調査へのご協力
- 麻しん(はしか)の感染拡大防止には、患者や接触者に対する行政による調査が重要です。ご協力をお願いいたします。
ワクチン接種のご検討
- ご自身の発症予防、重症化予防、集団としての感染拡大防止の観点から、ワクチンは2回接種することが重要です。
- お子様が麻しん・風しんワクチンの定期接種の対象である1歳又は就学前1年間にある場合、積極的に早期の接種をご検討ください。
- 海外では大きな流行が複数の国で報告されています。接種が不十分な場合、渡航の2週間前までに接種することをご検討ください。
- 2000年4月1日以前に生まれた方は、当時の感染状況もあり、2回の定期接種が行われていない可能性があります。母子健康手帳等で、過去の麻しんの罹患歴又は2回の接種記録を確認できない方は、今一度、麻しん・風しんワクチンの接種をご検討ください。なお、今回の流行は10代~40代の方を中心に流行していることも踏まえ、特にこの年齢層の方はご検討をお願いいたします。
特にご注意いただきたい方々
- 特に、以下の方々は、接種が不十分な場合、ワクチンの接種をご検討ください。
- 保育園や学校職員、医療機関職員など、小さいお子さんや患者さんと接触する機会の多い方
- 空港職員、観光業スタッフなど渡航者と接触する機会の多い方
- また、以下の方々は、感染すると重症化すると言われていますのでご注意ください。
- 妊娠中は麻しん風しんワクチンの接種はできません。 早産や流産のリスクがあるため、妊娠前の接種をご検討ください。
- 免疫不全のある方は、主治医の方と相談のうえ、麻しん風しんワクチン接種をご検討ください。
- 乳幼児は、肺炎や脳炎を起こすリスクがありますので、ご家族の接種歴をご確認ください。
麻しん(はしか)について
麻しん(はしか)とは
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症です。
感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症すると言われています。また、一度感染して発症すると、生涯にわたり免疫が持続するとされています。
感染経路
空気感染、飛まつ感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染し、その感染力は非常に強いと言われています。
周囲への感染可能期間は、発症日の1日前から解熱後3日間を経過するまでの期間で、発症前から感染力があります。なお、潜伏期間は、約10~12日です。
主な症状
感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水、目の充血といった風邪のような症状が現れます。これらの症状が2~3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発しんが出現します。
また、肺炎、中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人程度の割合で脳炎が発症します。
先進国であっても1,000人に1人が死亡すると言われています。
麻しんかもしれないと思ったら
発しんや発熱など麻しんを疑う症状がある場合は、事前に医療機関へ電話で連絡し、その指示に従って受診ください。
麻しんは感染力が非常に強いため、医療機関を受診する際は、マスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けるなど、周囲への感染拡大防止にご協力をお願いします。
感染予防について
手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。
最も有効な予防法は、麻しん含有ワクチンの接種です。
ワクチンを接種することで、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることでより強い免疫にするとともに、1回の接種では抗体が充分に産生されなかった方の多くにも免疫をつけることができます。
2回接種によって、体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑えこむことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することが知られています。
さらに、周囲の方へ感染を広げてしまうリスクも下げることができます。
海外渡航を予定されている方へ
海外に渡航予定のある方は、渡航先の麻しん流行状況を確認してください。
渡航先が麻しん流行国の場合は、必ずご自身の麻しん含有ワクチンの接種歴を確認しましょう。また、予防接種を受ける必要があるかどうかを判断するため、医療機関にて抗体検査を受ける方法もあります。
- 接種が不十分な場合は、渡航の2週間前までに接種することをご検討ください。
(厚生労働省リーフレット)出国前(PDF 448KB) - 帰国後は、2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意してください。
(厚生労働省リーフレット)帰国後(PDF 535KB)
子どもの予防接種(定期接種)について
現在、子どもの予防接種は1歳児と幼稚園・保育所の年長児相当を対象に無料で実施しています。この時期以外の接種はすべて有料となりますので、接種時期を逃さないようにご注意ください。
詳しくは「子どもの麻しんと風しんの予防接種」のページをご参照ください。
任意の予防接種・抗体検査について
任意の予防接種や抗体検査については、かかりつけ医をお持ちの方は、まずはかかりつけ医にご相談ください。
かかりつけ医をお持ちでない方は、次の医療機関一覧に麻しん・風しんの予防接種や抗体検査を行っている医療機関を掲載していますので、事前に電話でお問合せください。
麻しん・風しんの任意接種・抗体検査実施医療機関一覧(PDF 568KB)
【注意事項】
- 現在、麻しん単体ワクチンは供給が停止しているため、一覧表において「〇」と表示されている医療機関であっても、麻しん単体ワクチンの接種ができない場合があります。あらかじめご了承ください。
- 麻しん患者と接触した方や発熱や発しん、風邪症状などのある方は、必ず医療機関に連絡のうえ、指示に従って受診するようにしてください。
風しんの感染予防について
風しんの感染予防については、以下のページをご参照ください。
接種の際の注意点
- 接種・抗体検査の費用は、自己負担となります。
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方は、接種ができません。また風しんの予防接種を受けた後2か月は避妊することが必要です。
- この予防接種を受けた後、他の予防接種(季節性インフルエンザワクチンなど)を受ける場合は、期間を4週間以上あけてください。
- 適正に使用された予防接種により入院が必要な程度の疾病や障害などの健康被害が発生した場合は、「医薬品副反応救済制度」の対象となる場合があります。
詳しくは「独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)」のホームページをご確認ください。
お問い合わせ
健康推進課(今治市中央保健センター)
電話番号:0898-36-1533
メール:kenkou@imabari-city.jp
〒794-0043 今治市南宝来町1丁目6-1 今治市中央公民館 1階