水道事業会計のしくみ
- 人件費:職員の給料
- 維持管理費:施設の電気代、水をきれいにするための薬品など
- 企業債:国や民間の金融機関から借りているお金
- 補助金:国や県、市から支給されるお金
- 工事請負費:工事が終わるまでにかかる全ての費用
- 償還金:借入金の返済金
水道事業会計においては、税金ではなく市民の皆様に納めていただいている水道料金で経営を行っています。
上図の通り、水道事業会計は「収益的収支」と「資本的収支」に分かれています。
「収益的収支」では、人件費や水道施設の維持管理費など日々の事業を運営するために必要な支出を、主に水道料金収入で賄っています。
「資本的収支」では、水道施設の整備や更新など長く使うものに係る支出を、収益的収支でやりくりした利益や借入などの財源で賄っています。
収益的収支にてやりくりし、資本的収支における水道施設の整備等を行っていく、というのが水道事業会計の基本的な仕組みです。
もしも水道施設の整備・更新を行わなければ、安定した水の供給が出来なくなるだけでなく、水の安全性も低くなってしまいます。
そのため、皆様から納めていただく水道料金も、それによって行われる水道施設の整備や更新も、安心・安全な水を将来にわたって守っていくために必要不可欠なのです。
家計に置き換えてみるとこんな感じ
水道事業会計を家計に置き換えてみると、両者は全く別物なので大まかなイメージとなりますが、例えば上の図のように考えることができます。
家や車を購入するために家計をやりくりしてお金を貯めるように、水道事業会計においても、将来も安全な水を利用するために必要となる水道施設の整備・更新に備えながら利益を積み立てていくという経営を行っています。
水道事業の経営は独立採算制
水道事業の経営は独立採算制となっています。そのほとんどは、水道料金でまかなっています。
しかし、みなさま方に水道の水を安定給水していくためには、水道施設の拡張、改良工事をしていかなければなりません。これらの工事には、ばく大なお金が必要です。
水道施設を拡張したり、改良したりするときのお金は、皆様からいただいた水道料金から支出していますが、不足分については、借入金で補っています。そして施設ができ、みなさまのご家庭へ水道の水をお届けして得た水道料金収入の中から毎年すこしずつ借りたお金に利息をつけて返済しながら、水道事業を経営しています。
現状の水運用概要
各支所管内の主な水源
旧今治地区 | 表流水(玉川ダム)・地下水(片山水源・桜井水源) |
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朝倉地区 | 表流水(白地川)・地下水 |
玉川地区 | 地下水 |
波方地区 | 地下水(片山水源) |
大西地区 | 表流水(玉川ダム) |
菊間地区 | 地下水 |
吉海地区 | 地下水(片山水源) |
宮窪地区 | 地下水(片山水源)・台ダム |
伯方地区 | 台ダム |
上浦地区 | 台ダム・地下水 |
大三島地区 | 台ダム |
関前地区 | 広島県水道用水供給事業からの受水・地下水(海岸井戸) |
※玉川ダムの貯水率低下により影響が生じるのは、水源が(玉川ダム)と(片山水源)の地区となります。